【広島県編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店11社　比較一覧

広島県のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが広島県に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
広島県は、3月〜5月にかけては黄砂の影響を受けやすく、窓を開けて換気をすることが難しいため、「換気システム」を導入しているかどうかはハウスメーカー選びのポイントとなります。
また、南海トラフ地震など大規模な震災の際は震度5以上の揺れが予想されるため、「耐震性」の高い家にも注目が集まっています。

参考：広島市「広島市地震防災マップの活用について」

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください

・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.広島県の気候に適した「換気システム」や今後の地震に備えた「耐震性」の高さを確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

広島県のハウスメーカー事情

広島県は「晴天の日が多い南部エリア」と、「降水量が多く、冬季には積雪が見られる北部エリア」の2つに分けられます。
「降水量が多く、冬季には積雪が見られる北部エリア」では、「断熱性」が高く、「全館空調」を備えた住宅が、室内の気温や湿度を快適に保てることから、多くの住民に選ばれています。

また、黄砂の影響を受けやすい地域では、「換気システム」の導入が広く支持されており、これにより快適な住環境が実現します。
さらに、今後の大規模な震災に備えて「耐震性」の高い住宅の需要も高まっています。

参考：広島県 ecoひろしま〜環境情報サイト〜「第3章　広島県の地域概況」
広島市「広島市地震防災マップの活用について」

したがって広島県で人気のハウスメーカーは、「断熱性」が高く、「全館空調」や「換気システム」を導入した「耐震性」の高い家づくりを得意としている所になります。
ここからは広島県で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【アイ工務店】
アイ工務店は、大手ハウスメーカーと比べ坪単価が安く、「24時間セントラル換気システム」と「耐震性」の高さが評価されているハウスメーカーです。
「24時間セントラル換気システム」を導入することで空調のロスが少なく、光熱費の削減に繋がります。
また、すべての住宅で耐震等級を最高ランクにするため、基礎・壁・構造にこだわり「耐震性」の高さを実現しています。

▼アイ工務店についてはこちらで詳しく解説しています。
【アンケート結果で知る！】アイ工務店の評価・評判と坪単価

【ミサワホーム】
ミサワホームは、壁・床・窓・屋根などのあらゆる部位の断熱性能を確保し、適材適所の断熱工法で、「気密性」・「断熱性」が高く「夏は涼しく冬は暖かい」住まいを提供しています。
また、ミサワホームでは阪神・淡路大震災の2倍レベルの規模にも効果を発揮する「耐震性」の高さも、評価のポイントになります。

参考：ミサワホームの公式HP

▼ミサワホームがつくる理想の住宅
上下の空間活用も光る、高気密で耐震性の高い家

【三井ホーム】
三井ホームは、「全館空調システム」を導入しており、冷房・暖房・加湿・除湿・換気・空気洗浄・脱臭の7役を担っています。
黄砂の影響を受けやすい広島県では、特に換気ができる点も評価のポイントになります。

▼三井ホームについてはこちらで詳しく解説しています。
三井ホームの評判や口コミを紹介！特徴を知り理想の注文住宅を建てよう

広島県の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきた様に、広島県は下記3つの特徴がある地域です。

1.黄砂の影響を受けやすい地域である
2.広島県北部は、降水量・降雪量の多い地域である
3.南海トラフ地震などの影響が懸念される地域である

そんな広島県の注文住宅の「最新トレンド」は主に以下の3つです。

「ZEH」が人気
「ZEH」とは、高い断熱性能と高効率の設備によって省エネ化を図り、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロになるよう目指した高性能な住宅です。
断熱性能や省エネ性能、太陽光発電などの創エネ性能が高い住宅が該当します。
広島県でハウスメーカーを選ぶ際のポイントとなる「断熱性」の高い家、「全館空調」や「換気システム」の導入などは、この「ZEH」の基準を満たしているケースが多く、結果的に「ZEH」の人気が高まっているといえます。
実際に、2023年度の新築住宅において、都道府県別にZEH化率を算出した際、広島県は全国15番目にZEH化率が高い県となりました。

参考：一般社団法人環境共創イニシアチブ「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス 実証事業調査結果（2024年版）」

▼「ZEH」についてはこちらで詳しく解説しています。
ZEHとは？メリット・デメリットや種類をわかりやすく解説

「長期優良住宅」が人気
「長期優良住宅」とは、長期間住み続けることを前提に建てられた、国が定める基準を満たした良質な住宅を指します。
「省エネ」で環境に優しく、「快適で暮らしやすい」といった特徴があります。
広島県北部は、降水量・降雪量が多い地域のため「断熱性」の高い家が好まれています。
「断熱性」の高い家は、暖房で暖められた室内の空気を外に逃がしにくく、必要以上に暖房を使う必要がないため、「省エネ」に繋がります。
「長期優良住宅」は「省エネ」で光熱費を抑えられるだけではなく、様々な税制の控除・減税を受けられるため、住環境の良さの他、経済的な面を考慮した上でも、「長期優良住宅」の認定基準を満たす家は広島県で人気が高いです。

▼「長期優良住宅」についてはこちらで詳しく解説しています。
長期優良住宅のメリット・デメリットは？減税や優遇制度、申請の流れを解説

「地震に強い家」が人気
広島県では、今後南海トラフ地震をはじめ、下記地震で震度5以上の被害が予想されています。

1.南海トラフ巨大地震
2.安芸灘〜伊予灘〜豊後水道の地震
3.五日市断層による地震
4.己斐-広島西縁断層帯による地震
5.岩国断層帯による地震
6.広島湾-岩国沖断層帯による地震

そのため、これから新しく住宅を建てる際、最初から「地震に強い家」にしたい人も多く、「耐震性」の高さを重視して家を建てるケースが増えています。

参考：広島市「広島市地震防災マップの活用について」

▼「地震に強い家」についてはこちらで詳しく解説しています。
地震に強い家の特徴とは？耐震性に優れたハウスメーカー10選【木造・鉄骨別】