【沖縄県編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店4社　比較一覧

沖縄県のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。
沖縄県は38の有人島を有する島々からなる県です。エリアごとの坪単価相場が大きく異なることもあります。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。
沖縄県では台風による風害対策のため、戸建て住宅でもRC造（鉄筋コンクリート造）を選択するケースが多くあります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが沖縄県に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「おしゃれ」「ZEH対応」「全館空調」等、自分のこだわりを明確にしておくことも、合ったメーカーを選びやすくするポイントです。
特に沖縄県は、災害対策を施した家づくりができるかも重要です。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください

・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大切です。

1.沖縄県特有の「災害」に対応しているか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

沖縄県のハウスメーカー事情

沖縄県は、年間を通して温暖な気候である一方、降水量が多く、台風の通過による影響も多く受けることで知られています。
従って台風による風水害への住宅の備えとして、平屋やRC造（鉄筋コンクリート造）住宅が多いことが特徴です。2023年の新設住宅着工戸数において、全体の74.8％※がRC造であり、木造が多い全国平均に比べて異なる特徴を見せています。（※マンションなどの集合住宅も含まれる数字）

参考：沖縄県「沖縄の気候（きこう）」
参考：沖縄県「（4）構造別個数の推移」

このような特徴のある沖縄県で人気のハウスメーカーは、「災害対策」「RC造のような強靭な躯体構造での建築」が可能な業者になります。
加えて、沖縄は大規模地震が予測されるエリアに含まれているため、耐震性のある家づくりに取り組んでいるかもポイントです。

参考：政府 地震調査研究推進本部「沖縄県の地震活動の特徴」

また、沖縄県南城市では、三世代同居を支援する補助金を設けており、こうした地域性も考慮してハウスメーカーを選んでもよいでしょう。

参考：南城市「【補助制度】南城市三世代同近居支援補助金について」

ここからは沖縄県で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【パナソニック ホームズ】
パナソニック ホームズは、沖縄本島2か所に展示場があり、分譲地の紹介も行っている大手ハウスメーカーです。鉄骨造の強靭な躯体構造を採用しており、風水害にも耐えうる家として多くの沖縄県民から支持を得ています。
また、最長60年の長期保証が受けられ、長く安心して三世代が同居する家としても人気があります。

▼パナソニック ホームズについてはこちらで詳しく解説しています。
パナソニック ホームズの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

【ユニバーサルホーム】
ユニバーサルホームは、猛暑でも高い断熱性能を発揮する高性能外壁材ALCを採用しています。
この外壁材ALCは外部からの衝撃に対する耐久性も高く、災害に強い家づくりにも一役買っている存在です。一般のコンクリートの約1/4の軽さのため、地震の振動による負荷を軽減します。また、台風による強風の吹き付ける環境や夏の強い日差しにも高い耐久性を発揮するため、沖縄にぴったりといえるでしょう。

▼ユニバーサルホームについてはこちらで詳しく解説しています。
ユニバーサルホームの評判・口コミは？坪単価や特徴、メリット・デメリットも紹介

【Plus HOUSE】
沖縄県は災害対策として平屋構造の家を選択するケースも多いことが特徴です。
沖縄の地元密着型ハウスメーカー、Plus HOUSEは、「完全自由設計」の家を定額制で建てられることが特徴です。定額制プランには「おきなわ限定パッケージ」が設定されており、沖縄の気候や風土に合う家がリーズナブルに建てられます。
また、台風対策として人気のある「IROHA.IE沖縄平屋」プランもあり、沖縄限定仕様の家づくりが可能です。

参考：Plus HOUSEの公式HP

沖縄県の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきた様に、沖縄県では「災害対策」「RC造のような強靭な躯体構造での建築」が関心の高いポイントで、また併せて、「複数世代の同居」を地元の自治体が推奨する等、他地域に比べて受容されやすい風土でもあります。

そんな沖縄県の注文住宅の「最新トレンド」は主に以下の3つです。

「平屋」「RC造」が人気
台風による風害が懸念される沖縄県では、台風対策として「平屋」での家づくりが古くから選ばれています。
また、シロアリ被害も多いという風土的特徴から、虫害に強く台風などの外的衝撃にも強い「RC造」での建築が多いことも特徴です。
一部ハウスメーカーでは、こうした沖縄特有の環境を考慮した機能をもたせた家づくりに取り組んでいます。

▼「平屋」についてはこちらで詳しく解説しています。
平屋のメリット・デメリットは？人気の理由と考慮すべきポイント3つ

「太陽光発電」が人気
「住宅用太陽光発電設備」など住宅に設置する創エネ施設は、災害対策にも有効です。台風などの災害では、被災後停電になることがよくあります。このとき自宅にある自家発電設備が自宅避難生活を支えます。
沖縄県では「クリーンエネルギー導入ワンストップ相談窓口」を設け、各種補助金情報提供、利用相談などを受けており、再エネ設備導入拡大に取り組んでいます。
ただし、沖縄県で太陽光発電設備を設ける場合は塩害対策が必須です。

参考：沖縄県「沖縄県クリーンエネルギー導入ワンストップ相談窓口」

▼「太陽光発電」についてはこちらで解説しています。
新築住宅用太陽光発電の売買価格・設置費用はいくら？メリット・デメリット比較も

「三世代同居住宅」が人気
南城市では、地域コミュニティの活性化を目的とした「三世代同近居支援補助金」事業を設け、住宅新築、改築にかかる費用などの補助を行っています。
沖縄県では家族や祖先との絆を重視する風潮があります。こうした地域特性もあいまって、三世代同居住宅は注目度が高まっているといえるでしょう。

▼「三世代同居」についてはこちらで詳しく解説しています。
三世代同居とは？メリット・デメリットや注意点、間取りのポイントを解説