【高知県高知市編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店3社　比較一覧

高知市のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが高知市に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「地震に強い家」「雨や湿気に強い家」等、自分のこだわりを明確にしておくと、自分に合ったハウスメーカーを見つけやすくなります。
また地域の特徴として、高知市は、南海トラフ地震で最大震度7の揺れが想定されているため、大きな揺れにも耐えられる「耐震性」に優れた家づくりが重要です。

加えて、高知市は全国トップクラスの降水量を記録している地域です。
そのため、雨や湿気に負けない「防水対策」・「防湿対策」された家は、地域の特性にぴったりなので、このような設備を導入できるハウスメーカーを探すのもおすすめです。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表【2024年】！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.優れた「耐震性」があるかどうか、高知市の気候にあった「防水・防湿対策」が施されているか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

高知市のハウスメーカー事情

高知市は、南海トラフ地震の想定震源域にあてはまり、地震発生時は市内の多くで震度6弱〜7の揺れが起こるとされています。
そのため、大きな揺れにも耐えられる「耐震性」に優れた家は注目を集めています。

また、高知市は降水量の多さと日照時間の長さも特徴な地域です。
湿った空気が流れ込みやすい高知市では年間降水量は3,000㎜を越える年もあり、全国平均の1,718mmと比べてもかなり降水量が多い地域とわかります。
そのため、「防水対策」・「防湿対策」ができる家は人気があります。

参考：
高知市「防災情報」
気象庁「高知（高知県)　年ごとの値　主な要素」
国土交通省「3-1-1 世界平均の2倍、日本の降水量」

そんな高知市で人気のハウスメーカーは、「耐震性」に優れた家づくりが得意な所や「防水対策」・「防湿対策」が得意な所になります。
ここからは高知市で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【株式会社アイ工務店】
アイ工務店は、「耐震性」の高さが評価されているハウスメーカーです。
床・壁・屋根の6面に構造用合板を配置し、万が一の際地震の力を分散させるモノコック工法を採用しています。
一棟ごとに建物全体のバランスを計算し、耐震等級最高ランク（耐震等級3）になるよう設計を行っています。

高知市は南海トラフ地震で震度６弱以上の揺れが想定される地域のため、アイ工務店は人気が高いハウスメーカーです。

また、アイ工務店では家の基礎部分から入ってくる湿度にも注目しており、基礎の下に防湿防蟻シートと鉄筋コンクリートを重ねて敷き詰めることで、「防湿対策」を施しています。
参考：
アイ工務店の公式HP「耐震性能」
アイ工務店の公式HP「メンテナンスフリー」

▼アイ工務店についてはこちらで詳しく解説しています。
【アンケート結果で知る！】アイ工務店の評価・評判と坪単価
【ミサワホーム】
ミサワホームは、「耐震性」の高い家づくりが可能なハウスメーカーです。
東京大学と共同で実大建物による振動実験を行い、阪神・淡路大震災以上の地震波でも構造に損傷がないことが認められています。

また、ミサワホームは「防水対策」・「防湿対策」も可能です。
屋根やルーフバルコニーからの雨水の侵入を防ぐため、耐久性・耐候性にすぐれた塩ビシート防水を敷設するなど、長期間に渡る防水性の高さを実現しています。
暴風雨実験を行い、サッシ周辺の防水性能を検証し、防水対策を施しています。
高知市のような降水量の多い地域では、「防水対策」・「防湿対策」が施された家は人気が高いです。

参考：
ミサワホームの公式HP「耐震性［性能規定］」
ミサワホームの公式HP「耐久性［防水・防湿］」
ミサワホームの公式HP「ミサワホームの太陽光発電住宅」

▼ミサワホームについてはこちらで詳しく解説しています。
ミサワホームの評判・口コミは？メリット・デメリットも紹介

【三井ホーム】
三井ホームは、震度7の耐震実験を連続60回も耐えた「地震に強い家」が特徴のハウスメーカーです。
家の骨組み・床・壁・屋根など6面の箱のような形で全体で支える家にする「モノコック構造」を用いることで、地震の揺れをバランスよく分散・吸収し、耐震性に優れた家づくりを提供しています。

参考：三井ホームの公式HP「安全に暮らす」

▼三井ホームについてはこちらで詳しく解説しています。
三井ホームの評判や口コミを紹介！特徴を知り理想の注文住宅を建てよう

高知市の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきたように、高知市では南海トラフ地震に耐えられる「耐震性」に優れた家と、雨が多く多湿な気候でも家を丈夫に保つ「防水対策」・「防湿対策」ができる家が大事にされています。

そんな高知市の家の最新トレンドは主に以下の3つです。

「軽量の屋根材」が人気
高知市は、今後発生すると考えられる南海トラフ地震で震度6弱以上の揺れが想定されています。
そのため、これから新しく住宅を建てる際、最初から「地震に強い家」にしたい人も多く、「耐震性」の高さを重視して家を建てるケースも増えています。

「地震に強い家」をつくる上で、「軽量な屋根材」を使用することは有効な手段です。
例えば、下記のような屋根材は「耐震性」の高さを重視する家でよく使用されています。

1.ガルバリウム鋼板：アルミニウム、亜鉛、シリコンからなるメッキで加工された鋼板の屋根材
2.アスファルトシングル：ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に天然石や色付けした石をコーティングした屋根材

屋根材の種類によって、メリット・デメリットが異なります。
ハウスメーカーに確認をしながら、最終的にどの屋根材にするか決めると安心です。

▼「屋根材の種類」についてはこちらで詳しく解説しています。
屋根材の人気ランキング・トップ5！おすすめの理由や選び方も解説

「キューブ型住宅」が人気
「キューブ型住宅」とは、フラットな屋根と軒がない四角い立方体の形状の住宅を指します。
正方形または長方形といったシンプルな形状の住宅は、地震の際に力が均等に分散されるため、「耐震性」の高いつくりとなっています。
そのため、高知市では今後の地震に備え「キューブ型住宅」を選ぶ人も多いです。

一方で、「キューブ型住宅」は軒や庇がない構造のため、日射しや熱の影響を受けやすいといった特徴もあります。
「キューブ型住宅」のメリット・デメリットを確認し、最終的にどのような家づくりを行うか検討すると理想にあった家にすることができます。

▼「キューブ型住宅」についてはこちらで詳しく解説しています。
キューブ型住宅の特徴と注意点！メリット・デメリット比較と間取り実例を紹介
「2階リビング」が人気
「2階リビング」とは、住宅の2階部分にリビングを配置することを指します。
高知市では、豪雨災害発生時に建物の1階部分が浸水する可能性もあります。
避難所への非難が難しい場合、自宅内で上の階に避難する垂直避難が推奨されるケースも考えられます。
「2階リビング」にすることで、自然と食料品など生活に必要な物資を浸水被害から守ることができるため、「浸水対策」として有効な手段となります。

▼「2階リビング」を用いた間取りについてはこちらで詳しく解説しています。
注文住宅で2階にリビングをつくりたい！間取り例と費用相場を解説