【価格一覧】外構工事の内容別費用相場&安く抑えるコツ

外構工事(建築物の外装に関する工事のこと)について、工事内容別に費用相場と、安くするコツについて解説しています。

この記事を読むと、外構工事費用について以下の内容を理解できます。

この記事でわかること

  • 外構工事の工事内容別費用相場
  • 外構工事の費用を安く抑える6つのコツ
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注文住宅の費用内訳や、予算ごとの住宅イメージについて知りたい方は「注文住宅の費用内訳」の記事もご覧ください。

1.外構工事の工事内容毎の費用相場・価格&安くするコツ

外構工事の総費用は、平均100万〜300万円とされています。
しかし工事内容や広さ、使用する素材によって異なります。

ここでは、工事内容別にそれぞれの費用相場について紹介します。

【外構工事の工事内容毎の費用相場・価格 一覧】
工事内容費用相場
駐車場(1台分)
  • オープンスペースタイプ:10万~40万円
  • カーポートタイプ:40万~105万円
  • ガレージタイプ:100万~300万円
フェンス15万~60万円
30万~50万円
門周り
(門扉・表札など含む)
15万~30万円
玄関アプローチ
  • 手すり付きスロープなし:10万~30万円
  • 手すり付きスロープあり:40万~50万円
ウッドデッキ・テラス40万~50万円
サンルーム50万~300万円
  • 簡易工事:10万円前後
  • 本格的な工事:50万~
照明・ライト~20万円

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1-1.「駐車場(1台分)」の費用相場&安くするコツ

駐車場には、3つのタイプがあり、それぞれ価格が異なります。

安く設置するコツを一言で言うと…

台風・積雪の影響を受けにくい地域では、砂利・ポリカーボネート等安価な素材を使用する

となります。

【駐車場・カーポート(1台分)のタイプ別費用相場と素材ごとの費用相場】
オープンスペースタイプ
駐車場 オープンスペースタイプ イメージ費用相場
10万~40万円
素材ごとの費用相場
  • 砂利:10万~20万円
  • アスファルト:10万~15万円
  • コンクリート:25万~40万円
カーポートタイプ
駐車場 カーポートタイプ イメージ費用相場
40万~105万円
素材ごとの費用相場
  • ポリカーボネート:15万~25万円
  • ガルバリウム鋼板:30万~60万円
  • アルミ材:30万~65万円
ガレージタイプ
駐車場 ガレージタイプ イメージ費用相場
100万~300万円
素材ごとの費用相場
  • 木造:100万~200万円
  • 鉄骨:150万~300万円

オープンスペースタイプ

屋根がないタイプの駐車スペースです。
敷き詰める素材によって価格が異なります。

カーポートタイプ

柱と屋根でつくられた駐車スペースです。
柱は片側設置・両側設置の二種類があります。
台風・積雪の影響を受ける地域の場合、強度が高い素材を選ぶ必要があります。
強度やデザイン性が高くなるほど価格も高くなります。

ガレージタイプ

箱型の駐車スペースです。ガレージには、下記の二種類があります。

  • ビルトインガレージ:建物の敷地の一部をガレージにすること
  • 独立型ガレージ:建物とは別にガレージを設置すること

インナーガレージの場合、建物の工事費用にガレージ費用が含まれます。
具体的な費用感は見積りをとる必要がありますが、独立型と比べてビルトインガレージは価格が高くなる傾向にあります。

1-2.「フェンス」の費用相場&安くするコツ

安く設置するコツを一言で言うと…

自分でフェンスを選び、購入する

となります。

【フェンスの費用相場と素材ごとの費用相場】
フェンス
フェンス イメージ費用相場
15万~60万円
素材ごとの費用相場
  • スチール:5千~1万円/㎡
  • アルミ:1万~6万円/㎡
  • 樹脂:1万~3万円/㎡
  • 木製:1万5千~4万円/㎡
  • 鉱物:2万~3万円/㎡
  • 竹垣:2万5千~3万5千円/㎡

フェンスは様々な素材で作られており、素材によって値段が異なります。
通常、外構工事を依頼する業者からカタログを貰い、そこからフェンスを選び設置します。

そのため、カタログに掲載されているよりも安価なフェンスを自身で購入して設置のみ業者に依頼することで、コストを抑えることができます。

ただし、持ち込みでの設置の可否は業者によって異なるため、事前に確認をしておきましょう。

1-3.「塀」の費用相場&安くするコツ

安く設置するコツを一言で言うと…

表から見える場所は化粧ブロック、見えない場所はコンクリートブロックを使用する

となります。

【塀の費用相場と素材ごとの費用相場】
塀 イメージ費用相場
30万~50万円
素材ごとの費用相場
  • 化粧ブロック:400~800円/1ブロック
  • コンクリートブロック:200~400円/1ブロック

塀に用いられるブロックには、化粧ブロックとコンクリートブロックがあります。

デザイン性に優れた化粧ブロックは加工の手間がかかる分、価格が高くなります。
一方、コンクリートブロックは化粧ブロックと比べて安価での設置が可能です。

そのため、表から見える場所は化粧ブロック、見えない場所はコンクリートブロックを使用するなど、場所によってブロックの種類を変えることで、コストを抑えることができます。

1-4.「門周り(門扉・表札など含む)」の費用相場&安くするコツ

安く設置するコツを一言で言うと…

表札やポストは自分で取り付ける

となります。

【門周りの費用相場と場所ごとの費用相場】
門周り(門扉・表札など含む)
門周り(門扉・表札など含む) イメージ費用相場
15万~30万円
場所ごとの費用相場
  • 門扉:3万~25万円
  • 門塀:10万~80万円
  • 表札:1千~5万円
  • ポスト:1万~15万円

門周りの工事には、下記の内容が含まれます。

  • 門扉
  • 門塀
  • 表札
  • ポスト

表札やポストは自分での取り付けもできる箇所のため、コストを抑えたい場合は自身で行うのもよいでしょう。

ただし、設置場所によっては専用工具が必要になるため、機材代が高くつく場合もあります。

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1-5.「玄関アプローチ」の費用相場&安くするコツ

玄関アプローチの費用相場と素材ごとの費用相場を解説します。

安く設置するコツを一言で言うと…

真砂土や砂利を敷き詰める

となります。

【玄関アプローチの費用相場と素材ごとの費用相場】
玄関アプローチ
玄関アプローチ イメージ費用相場
  • 手すり付きスロープなし:10万~30万円
  • 手すり付きスロープあり:40万~50万円
素材ごとの費用相場
  • 真砂土:3千~4千円/㎡
  • 砂利:3千~4千円/㎡
  • 天然芝:5千円/㎡
  • 人工芝:8千~1万2千円/㎡
  • インターロッキング:9千~1万3千円/㎡
  • タイル:1万2千~1万5千円/㎡
  • 樹脂:1万3千円~1万7千円/㎡

玄関アプローチには、様々な素材を使用できます。
中でも安価なのが、真砂土と砂利です。

素材によって価格が異なるため、コストを抑えたい場合は安価な素材を敷き詰めるとよいでしょう。

1-6.「ウッドデッキ・テラス」の費用相場&安くするコツ

安く設置するコツを一言で言うと…

長方形・正方形など、整地に設置する

となります。

【ウッドデッキ・テラスの費用相場と素材ごとの費用相場】
ウッドデッキ・テラス
ウッドデッキ・テラス イメージ費用相場
40万~50万円
素材ごとの費用相場
  • 天然木:1万~3万円/㎡
  • 人工木:2万5千~3万5千円/㎡

ウッドデッキ・テラスを設置する際、部材のカットが発生するとその分工数がかかるため、工事費用が高くなります。
長方形・正方形など、整地に設置することでコストが抑えられます。

1-7.「サンルーム」の費用相場&安くするコツ

安く設置するコツを一言で言うと…

シンプルなテラス囲いを選び、オプションをつけないようにする

となります。

【サンルームの費用相場と形状ごとの費用相場】
サンルーム
サンルーム イメージ費用相場
50万~300万円
形状ごとの費用相場
  • テラス囲い:50万~100万円
  • ガーデンルーム:200万~300万円

サンルームには、シンプルなテラス囲いタイプとガーデンルームタイプがあります。
コストを抑えたい場合はテラス囲いを選ぶとよいでしょう。

1-8.「庭」の費用相場&安くするコツ

安く設置するコツを一言で言うと…

  • 初期費用を抑えたい場合は砂利か天然芝を選ぶ
  • 今後のメンテナンス費用を抑えたい場合は人工芝を選ぶ

となります。

【庭の費用相場と素材ごとの費用相場】
庭 イメージ費用相場
  • 簡易工事:10万円前後
  • 本格的な工事:50万~
素材ごとの費用相場
  • 砂利:2千~7千円/㎡
  • 天然芝:2千~9千円/㎡
  • 人工芝:5千~1万1千円/㎡
  • コンクリート:1万~1万5千円/㎡
  • 植木:1万5千~2万円/㎡
  • ガーデニングスペース:20万~30万円

庭は規模によって価格が異なります。

例えば、芝生を敷き詰めただけの簡易工事の場合と、植木やガーデンスペースを設置した場合では価格が倍以上になることもあります。

砂利や天然芝は安価に施工が可能ですが、その後のメンテナンスの手間を考慮して人工芝を選ぶのもよいでしょう。

1-9.「照明・ライト」の費用相場&安くするコツ

安く設置するコツを一言で言うと…

ソーラータイプを選び、自分で設置する

となります。

【照明・ライトの費用相場と形状ごとの費用相場】
照明・ライト
照明・ライト イメージ費用相場
~20万円
形状ごとの費用相場
  • センサーライトタイプ:1万7千~4万円
  • 門灯タイプ:2万5千~4万2千円
  • スポットライトタイプ:4万円
  • ポールタイプ:3万5千~6万円

照明・ライトにはいくつか種類があります。
自分で取り付けやすいタイプの照明もあるため、コストを抑えたい場合は地面に刺すだけで使える、ソーラータイプの照明・ライトを設置するとよいでしょう。

ここまで、外構工事の費用をタイプ別に紹介をご紹介しました。希望する物件には、どのタイプの外構を、どんな設計で導入することが適切か、迷われる方も多いのではないでしょうか。

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2.外構工事の費用を安く抑える6つのコツ

外構工事の費用を安く抑える6つのコツを紹介します。

安く抑えるコツ

  1. DIYを施す
  2. 安い素材を使用する
  3. コンクリートの使用面積を少なくする
  4. 植栽を目隠しフェンスの代わりに使用する
  5. 部材を自分で購入する
  6. 複数の業者に相見積もりをとる

以下、ひとつずつ解説します。

2-1.DIYを施す

外構工事の一部は、自分で工事を行うDIYで対応が可能です。
DIYを行うことで工事費用を抑えることができます。

例えば、下記のような工事がDIYで行えます。

  • 表札の設置
  • 芝生の敷設
  • アプローチの敷石
  • 花壇・植栽の設置
  • 照明器具・防犯カメラの設置

DIYで行う場合、機材が必要になるため、業者に依頼する場合とどちらか得か、事前に計算しておくと安心です。

2-2.安い素材を使用する

外構工事で使用する素材は、安いものから高いものまで様々です。
砂利などの安い素材を使用することで、コストを抑えることができます。

2-3.コンクリートの使用面積を少なくする

外構工事において、主に下記3つの素材で整えるケースが多いです。

  • 砂利:10万~20万円
  • アスファルト:10万~15万円
  • コンクリート:25万~40万円

中でもコンクリートは費用が高くなるため、なるべく使用面積を少なくすることでコストを抑えることができます。

2-4.植栽を目隠しフェンスの代わりに使用する

外からの視線を遮るフェンスと植栽の価格を比較すると、使用する素材にもよりますが、植栽のほうがコストを抑えられるケースがあります。

  • フェンス:5千~6万円/㎡
  • 植栽:1万5千~2万円/㎡

植栽の場合、「2-1.DIYを施す」でも紹介をした通り、DIYで設置することも可能です。
その場合、更にコストを抑えられます。

2-5.部材を自分で購入する

通常は業者の準備したカタログから、各部材を選び施工します。
より安価な部材を自分で購入し、施工してもらうことで部材のコストを抑えることができます。

ただし、持ち込みでの設置の可否は業者によって異なるため、事前に確認をしておきましょう。

2-6.複数の業者に相見積もりをとる

業者によって選べる部材や得意な施工内容が異なります。
複数業者に見積もりをとることで費用相場がわかるだけではなく、予算内にあった業者を選ぶことができます。

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「外構工事に関する記事」を他にも用意しております。あわせてご覧ください。

この記事のポイント まとめ

外構工事の工事内容別費用相場

外構工事の費用は、平均100万〜300万円とされています。
工事内容や広さ、使用する素材によって異なります。

【外構工事の工事内容別費用相場】
工事内容費用相場
駐車場(1台分)
  • オープンスペースタイプ:10万~40万円
  • カーポートタイプ:40万~105万円
  • ガレージタイプ:100万~300万円
フェンス15万~60万円
30万~50万円
門周り
(門扉・表札など含む)
15万~30万円
玄関アプローチ
  • 手すり付きスロープなし:10万~30万円
  • 手すり付きスロープあり:40万~50万円
ウッドデッキ・テラス40万~50万円
サンルーム50万~300万円
  • 簡易工事:10万円前後
  • 本格的な工事:50万~
照明・ライト~20万円

詳細は「1.外構工事の工事内容毎の費用相場・価格&安くするコツ」で解説しています。

外構工事の費用を安く抑える6つのコツ

外構工事の費用を安く抑える6つのコツは下記の通りです。

  1. DIYを施す
  2. 安い素材を使用する
  3. コンクリートの使用面積を少なくする
  4. 植栽を目隠しフェンスの代わりに使用する
  5. 部材を自分で購入する
  6. 複数の業者に相見積もりをとる

詳細は「2.外構工事の費用を安く抑える6つのコツ」で解説しています。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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