【新潟県上越市編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店8社　比較一覧

上越市のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万～60万円
・中堅～大手ハウスメーカー：坪単価60万～80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万～100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが上越市に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「安全に暮らせる家にしたい」等、自分のこだわりを明確にしておくと、自分に合ったハウスメーカーを見つけやすくなります。
また地域の特徴として、上越市は変化に富んだ地形と自然豊かな環境を楽しむことができる地域であることが挙げられます。
冬場は最低気温が氷点下と寒く、積雪量も多いため「積雪対策」を取り入れた家づくりが必要になります。

加えて、上越市は活断層の「高田平野断層帯」があり、今後発生すると考えられる地震に備え「耐震性」の高い家が得意なハウスメーカーを選ぶと安心です。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.「積雪対策」ができるか、「耐震性」の高い家づくりができるか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

上越市のハウスメーカー事情

上越市は、新潟県南西部に位置する、約18万人の市民が暮らしている地域です。
海や山に囲まれた市域の中央に流れる関川沿いに開けた平野部を山間部と海岸部が囲み、変化に富んだ地形と自然豊かな環境を楽しむことができます。
四季ははっきりとしており、夏の最高気温は35度以上、冬の最低気温は氷点下2度と、夏は暑く冬は寒い特徴があります。
特に冬場の積雪量は多く、2024年のエリア別積雪量は平野部（高田）136cm、山間部（安塚）242cm、海岸部（柿崎）50cmを記録しています。
そのため、「積雪対策」は重要なポイントとなります。

さらに、上越市には活断層の「高田平野断層帯」があることが知られています。
今後発生するであろう地震では、エリアによって最大震度7の揺れも予想されているため、「耐震性」の高い家づくりが得意なハウスメーカーは人気があります。

参考：上越市「上越市ってこんなまち」
気象庁「安塚（新潟県)　2024年（月ごとの値）　主な要素」
上越市「地震・津波編」
地震調査研究推進本部事務局「高田平野断層帯」
上越市防災会議「上越市地域防災計画」

そんな上越市で人気のハウスメーカーは、「積雪対策」が得意な所や、「耐震性」が優れている所になります。
ここからは上越市で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【ミサワホーム】
ミサワホームは、「積雪対策」が得意なハウスメーカーです。
500年に1度程度の豪雪にも耐えうる独自の高強度鋼製梁を採用し、 積雪荷重を分散させることで、建物の倒壊・崩壊を防いでいます。
また、雪が積もりにくい屋根についても相談が可能です。
さらに、ミサワホームは、「耐震性」の高い「木造」の家づくりが可能なハウスメーカーでもあります。
東京大学と共同で実大建物による振動実験を行い、阪神・淡路大震災以上の地震波でも構造に損傷がないことが認められています。

参考：ミサワホームの公式HP「耐風性・耐積雪性」
ミサワホームの公式HP「耐震性［性能規定］」

▼ミサワホームについてはこちらで詳しく解説しています。
ミサワホームの評判、坪単価、特徴を徹底検証！リアルな口コミまとめ
【三井ホーム】
三井ホームは、「積雪対策」が可能なハウスメーカーです。
例えば、耐久性に優れた外壁「MTウォール工法」は、モルタルの約1/2の軽さで躯体にかかる負担を軽減し、外壁通気構法によって湿気を放出・乾燥させ、結露を予防する効果があります。
他にも、積雪が多い地域向けの基礎工事やサッシを準備しており、様々な面から対策をとることができます。

また、三井ホームは「耐震性」の高い「木造」の家づくりが可能です。
繰り返し耐震実験を行っており、震度7の揺れに二階建ては60回、三階建ては29回耐え抜く、耐震性の強さが実証されました。
「モノコック構造」で建物全体の揺れを分散させることで、建物内の家具転倒の被害を軽減することができます。

また、一棟ごとに異なる敷地や地盤条件、建物にあわせて荷重がかかりやすい部分をコンピューターで分析し、強固な基礎を設計しています。
更に分析の結果、荷重が集中する部分には鉄筋を増量するなどの対策を行っています。

参考：三井ホームの公式HP「寒冷地仕様」
三井ホームの公式HP「安全に暮らす」

▼三井ホームについてはこちらで詳しく解説しています。
三井ホームの評判や口コミを紹介！特徴を知り理想の注文住宅を建てよう
【セキスイハイム】
セキスイハイムは、「積雪対策」が可能なハウスメーカーです。
積雪地仕様の商品を複数取り扱っており、クリーンエネルギーを採用した「SMART＆RESILIENCE」シリーズや、積雪エリアの気候・風土にあわせた「Basic Model」シリーズがあります。

また、セキスイハイムは「耐震性」の高い「木造」・「鉄骨造」の家づくりが可能です。
大規模な地震を想定した耐震実験を250回以上行っており、「耐震性」の高い家づくりに注力しています
柱と梁を溶接で接合し一体化する「ボックスラーメン構造」は、揺れが加わると建物全体で地震エネルギーを分散させ地盤へ受け流すため、構造が安定し倒壊のリスクを抑えることができます。

参考：セキスイハイムの公式HP「戸建てラインナップ 積雪地仕様」
セキスイハイムの公式HP「TECHNOLOGY 01 強さの理由：構造体」

▼セキスイハイムについてはこちらで詳しく解説しています。
セキスイハイムの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

上越市の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきたように、上越市は積雪が多い地域のため「積雪対策」ができる家や、「耐震性」の高い家が大事にされています。

そんな上越市の家の最新トレンドは主に以下の3つです。

「無落雪屋根」が人気
「無落雪屋根」は、屋根の上に積もった雪を落とすのではなく、徐々に解かして雨どいや融雪ダクトなどから流す仕組みをもった屋根を指します。
「無落雪屋根」は雪下ろしの手間が省ける一方で、新築・リフォームの際の費用が高くなりやすい特徴があります。
また、雨どいやダクトが詰まっている場合、効力を発揮できないため、定期的な掃除が必要になります。

▼「無落雪屋根」はじめ、防雪対策についてはこちらで解説しています。
一戸建て（一軒家）の防雪対策！駐車場や玄関周りのおすすめ設備を紹介

「全館空調」が人気
「全館空調」とは、家全体を1つの空調システムで管理し、冷暖房や換気を行い、家中を快適に保つシステムのことです。
夏は暑く、冬は寒い上越市では、季節を問わず快適に過ごすことができる設備として人気があります。

▼「全館空調」についてはこちらで解説しています。
全館空調のおすすめハウスメーカー14社を比較！比較すべき4つのポイントは？

「軽量の屋根材」が人気
上越市では、今後発生すると考えられる地震で最大震度7の揺れが想定されています。
そのため、これから新しく住宅を建てる際、最初から「地震に強い家」にしたい人も多く、「耐震性」の高さを重視して家を建てるケースも増えています。

「地震に強い家」をつくる上で、「軽量な屋根材」を使用することは有効な手段です。
例えば、下記のような屋根材は「耐震性」の高さを重視する家でよく使用されています。

1.ガルバリウム鋼板：アルミニウム、亜鉛、シリコンからなるメッキで加工された鋼板の屋根材
2.アスファルトシングル：ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に天然石や色付けした石をコーティングした屋根材

屋根材の種類によって、メリット・デメリットが異なります。
ハウスメーカーに確認をしながら、最終的にどの屋根材にするか決めると安心です。

▼「屋根材の種類」についてはこちらで詳しく解説しています。
【具体例あり】シンプルモダンの外観が人気！おしゃれポイントや新築の注意点を解説