LCCM住宅とは?ZEHとの違いや最新の補助金制度を簡単に解説

本記事は、家を購入・新築する方に向けて、「LCCM住宅とは何か」や、「つかえる補助金」についてできる限り簡潔に解説しています。

この記事でわかること

  • LCCM住宅の特徴と補助金を受ける条件
  • LCCM住宅整備推進事業と併用できる補助金
  • LCCM住宅に強いおすすめハウスメーカー

※この記事は2024年9月現在の内容です。

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1. LCCM住宅とは

LCCM住宅とは

「ライフ・サイクル・カーボン・マイナス住宅」。「建築時」「運用時(居住時)」「処分時」のCO2排出量を極力少なくした上で、運用時には再生可能エネルギーを創出。
結果、住宅のライフサイクルトータルでCO2収支をマイナスにできる住宅のこと。

LCCM住宅は一言で表すと、省エネで環境性能に優れた住宅です。
国が新築住宅のスタンダードとなるものとして普及推進に努めていて、補助金制度を活用することで「最大140万円の費用」が補助されます

参考:国土交通省「 第1回脱炭素社会に向けた住宅・建築物の省エネ対策等のあり方検討会

1-1.LCCM住宅はCO2の排出を抑えた超エコ住宅

<図 LCCM住宅の定義>

LCCM住宅の定義は、建築、居住、処分という住宅のライフサイクル全体を通じたCO2排出量をマイナスにする住宅です。
つまり、住宅メーカーなど施工者がLCCM住宅を建築できることが前提となります。

LCCM住宅として認定されるためには、以下の基準のいずれかを満たす必要があります。

【LCCM住宅認定の2つの基準】
LCCM住宅認定の2つの基準
CASBEE-戸建(新築)2018年版、2021年SDGs対応版(または2020年SDGs試行版)戸建評価認証制度に基づき認証された環境効率ランクがSまたはAであり、かつライフサイクルCo2ランクが緑(5つ星)である。
LCCM住宅部門の基本要件(LCCO2)適合判定ツールLCCO2(ライフサイクルCO2)排出量が0㎏-CO2/年・棟以下であり、「適合」と判定されている。

参考:一般社団法人日本サステナブル建築協会|CASBEE-戸建
参考:一般財団法人建築環境・省エネルギー機構|LCCM住宅部門の基本要件(LCCO2)適合判定ツール2019年版
参考:一般社団法人住宅・建築SDGs推進センター「LCCM住宅認定」

また、LCCO2をマイナスとするために、創エネ施設(太陽光発電システム等)の設置、新築であることなどの条件もあります。

1-2.ZEH住宅との違い

LCCM住宅はZEH住宅よりもさらに高いレベルの省エネ性能・環境性能を有した住宅として位置づけられています。

<図 省エネ住宅の位置づけ>
図 省エネ住宅の位置づけ

LCCM住宅とZEH住宅の違いは、対象となる期間や削減対象です。

LCCM住宅とZEH住宅の違い

  • LCCM住宅:建設〜処分まで、ライフサイクル全体を通じたCO2排出量をマイナスにする
  • ZEH住宅:ライフサイクル全体ではなく、年間の一次エネルギー消費をゼロ以下にする

参考:国土交通省「ZEH・LCCM住宅の推進に向けた取組」

1-3.LCCM住宅のメリット・デメリット

【表 LCCM住宅のメリット・デメリット】
メリットデメリット
サステナブルな暮らしの実現初期費用が高い
断熱性や気密性に非常に優れている間取りや外観に制限がある
光熱費を抑えられる対応できるメーカーが少ない

LCCM住宅は、高い機能性により「快適で省エネな生活」が実現する分、初期費用が高くなり、外観や施工メーカーに制限があります。

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2.【最新版】LCCM住宅で活用できる「補助金制度」と「認定条件」

LCCM住宅は通常の住宅よりも初期費用がかかる傾向にありますが、補助金制度を利用することで金銭的な負担を減らせる可能性があります。
ここからは、LCCM住宅の新築で活用できる補助金制度と併用できる補助金について解説します。

2-1.「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」補助金の概要

LCCM住宅など、省CO2に取り組む新築住宅を対象とした補助金事業のメインは、「LCCM住宅整備推進事業」です。
しかし、2024年9月時点で2024年度の受付を終了しており、今年度いっぱいは使用できません。

これに代わるものとしてあるのが「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)LCCM戸建住宅部門」です
以下に特徴をまとめました。

【サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)LCCM戸建住宅部門の概要】
サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)LCCM戸建住宅部門の概要
目的2050年までのカーボンニュートラルを推し進めるために、住宅の脱炭素化推進のため、先導的な脱炭素化住宅であるLCCM住宅の整備の補助をする。
補助金額
  • 設計費と建築工事等における補助対象工事の掛かり増し費用合計の1/2(限度額140万円)
要件
  • 新築ZEHである(創エネ施設を導入)
  • 再生可能エネルギーを除くエネルギー消費量が基準値より25%削減できる(再生可能エネルギーを加えて100%以上削減)
  • 2つの算定方法のどちらかでライフサイクルCO2排出量が0以下 等
期限
  • 交付申請 申請期限:2025年1月20日
  • 完了実績報告 報告期限:2025年2月3日
申請者
  • 住宅供給事業者
公式サイトhttps://www.kkj.or.jp/sustainable/lccm/lccm-gaiyo.html

サステナブル建築物等先導事業はこれまでも実施されていた補助金で、「CO2排出量を軽減する先導技術の発展に寄与する事業」に対して助成するものです。
対象は戸建建築だけでなく、ビルや賃貸集合住宅も対象となっています。

その中で、令和6年度はLCCM戸建住宅に特化した部門を設け、LCCM住宅整備推進事業とほぼ同等の条件で補助金を受けられる仕組みが整えられました。

申請を行うのは住宅供給事業者となるので、住宅建築段階から補助金申請を念頭に住宅メーカーへ相談しておく必要があります。
脱炭素化住宅に取り組むメーカーであれば、申請までの流れもスムーズです。

ですが、前提としてZEHやLCCM住宅の建築に強く、補助金などの最新の制度に詳しい担当者と家づくりを始められないと、一人でこれらの情報をとりまとめて確認していくことは大変骨が折れる工程です。

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2-2. 「サステナブル建築物等先導事業」と併用できる補助金 できない補助金

住宅取得への支援事業はさまざまあります。
併用できる補助金制度と併用できない補助制度を確認しておくことで無駄なく、申請できます。

【「サステナブル建築物等先導事業」と併用できる補助金制度とできない補助金制度】
併用の可否支援事業名詳細
併用可すまい給付金消費税率アップによる住宅取得負担を緩和する目的で創設された給付金制度。
収入額目安が775万円以下の人を対象に最大50万円を給付する。
併用不可子育てエコホーム
支援事業
若者夫婦世帯を対象に高い省エネ性能を有する住宅の取得や改修に対して支援する事業で、新築部門とリフォーム部門がある。
新築住宅の場合、40万~100万円/戸が補助される。
併用不可こどもエコすまい
支援事業
子育て世帯や若者夫婦世帯を対象にZEHレベルを有する新築住宅取得にかかる費用の一部を補助し、2050年カーボンニュートラル実現を目指す補助事業。
補助金額は1戸100万円上限。リフォームは30万円。
併用不可地域型住宅
グリーン化事業
資材供給、設計、施工などにおいて地域材を用いて省エネ性能に優れた木造住宅(ZEH等)を建築する場合に受けられる補助金制度。補助額は1戸あたり限度額140万円。(条件により金額が変わる)
併用不可ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業(ZEH)経済産業省・環境省の補助金制度。
ZEHやZEH+などをZEHビルダーや登録プランナーの会社で新築または購入することで受けられる。
補助金額はZEHが55万円、ZEH+は100万円となり、設備による補助金が加算される。

参考:国土交通省「すまい給付金」
参考:子育てエコホーム支援事業
参考:こどもエコすまい支援事業
参考:地域型住宅グリーン化事業(評価)
参考:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス補助事業

補助金事業はいずれも年度の予算上限に達すると期間内であっても事業を終了させることがあります。予算の状況については、補助事業を担う団体、自治体に確認しておくとよいでしょう。

住宅新築の補助金制度については、以下のページで詳しく紹介しています。

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3.LCCM住宅建築におすすめの住宅メーカー

LCCM住宅の補助事業を受けるためには、対応している住宅メーカーを探す必要があります。
また、補助金申請にはさまざまな要件を満たす必要があるため、実績があるメーカーに依頼するのが安心です。
そこで、以下でLCCM住宅建築に強い住宅メーカーを3つ紹介します。

3-1.ミサワホーム

ミサワホームは2012年にLCCM住宅の認定基準となっているCASBEE戸建て評価認証制度で最高ランクを取得しています。

また2022年4月からは沖縄を除く地域で、LCCM住宅である「CENTURY 蔵のある家 ZEH ADVANCE」の発売を開始。グッドデザイン賞を連続受賞するデザイン性の高いLCCM住宅建築が実現できます。

公式HP:ミサワホーム 公式ホームページ

実際にミサワホームの方にお話を伺った「インタビュー内容」や「建築事例」は下記記事で紹介しています。
また、「口コミ・評判」をまとめた記事もありますので、ぜひご覧ください。

▶【ミサワホーム】などの住宅プランを比較する(無料)

3-2.ヤマト住建

ヤマト住建では、LCCM住宅である「エネージュLCCM」を販売しています。

30坪2階建て2,195万円(税込・付帯工事費用別)から検討できるため、性能の高い住宅の建築がリーズナブルに実現できるといえるでしょう。

公式HP:ヤマト住建 公式ホームページ

ヤマト住建の「口コミ・評判」をまとめた記事もありますので、ぜひご覧ください。

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3-3.ナイス

ナイスが提供するLCCM住宅は、LCCM住宅の最高水準をクリアしています。

ナイスが提供する住まいは、通常の戸建て住宅であっても長期優良住宅の認定基準を上回る基本性能を有しており、耐震等級・断熱等性能等級・維持管理対策等級・劣化対策等級の4つの項目で最高等級を取得している安心の住まいです。

公式HP:ナイス 公式ホームページ

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補助金・助成金・税金優遇(減税)制度については下記でも解説しています。あわせてご覧ください。

この記事のポイント まとめ

LCCM住宅とは?

建築時、居住時、廃棄時の住宅のライフサイクルトータルでのCO2排出量をマイナスにする住宅のことです。

詳しくは「1-1.LCCM住宅はCO2の排出を抑えた超エコ住宅」をご覧ください。

LCCM住宅建築で活用できる補助金は?

LCCM住宅を対象とした補助金制度に「LCCM住宅整備推進事業」があります。
ただし、2024年度はすでに募集を終了しているため「サステナブル建築物等先導事業」のLCCM戸建住宅部門(補助金額:最大140万円)が利用できます。

詳しくは「2.【最新版】LCCM住宅で活用できる「補助金制度」と「認定条件」」で解説しています。


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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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