4人家族におすすめの間取りは?タイプ別の特徴や間取り選びの視点を解説

家のつくりや広さによって適した間取りは異なるものの、4人家族の場合、一般的には夫婦の寝室と2人の子どものそれぞれの個室を用意できる3LDKが使いやすいといえるでしょう。ただし、子ども部屋を2人で使う場合や、兄弟の年齢差がある場合などは2LDKでも十分に対応できます。

この記事では、4人家族が住む注文住宅の建築を考え始めていて、どのような間取りが適しているのか気になっている方に向けて、以下の内容を解説します。

この記事でわかること

  • 4人家族が暮らす家に必要な広さと適した間取り
  • 4人家族におすすめの間取りタイプ別の特徴
  • 4人家族の間取りを考えるときのポイント

ぜひ最後までご覧いただき、理想の家づくりの参考にしてください。

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1.4人家族の暮らしに必要な広さや適した間取り

快適に生活できる家にするには、家族の人数に応じた適切な広さや間取りを理解しておくことが大切です。4人家族に、必要な広さの目安や適した間取りについて解説します。

1-1.4人家族に必要な広さの目安

国土交通省が公表している「住生活基本計画」によると、4人家族が生活する上で最低限必要な広さは、50平方メートルとされています。坪単価換算では15.13坪となります。
居住先によって考えられる理想的な広さに関しては、以下をご参照ください。

 必要な広さ
必要最低限の広さ50平方メートル
(15.13坪)
【都市部でのアパートやマンション】ゆったりと過ごせる広さ95平方メートル
(28.7坪)
【郊外での一戸建て】
ゆったりと過ごせる広さ
125平方メートル
(37.8坪)

4人家族の場合は最低限必要とされる広さの「50平方メートル」以上を基準に、間取りなどを考えておくとよいでしょう。

参考:PDF国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」

1-2.4人家族に適した間取り

家のつくりや広さによって適した間取りは異なるものの、4人家族であれば、夫婦の寝室と2人の子どものそれぞれの個室を用意できる3LDKが使いやすいでしょう。

ただし、4人家族に求められる必要最低限の広さである50平方メートルの場合、2LDKの間取りも多くみられます。そのため、地価の高い地域では、3LDK以外の間取りも視野に入れて検討するのがおすすめです。

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2.4人家族に適した間取りの注文住宅にかかる費用の目安

ここでは1章で取りあげた「住生活基本計画」による、4人家族がゆったり過ごせる戸建ての広さの目安である125平方メートル(37.8坪)を基準とした、家を建てる場合に発生するおおよその費用の目安を解説していきます。

  • ローコストのハウスメーカーに依頼した場合:1,000万円程度
  • 一般的な価格帯のハウスメーカーに依頼した場合:2,000万円程度
  • ハイコストのハウスメーカーに依頼した場合:3,000万〜4,000万円程度

上記はざっくりとした価格帯ごとの比較ですが、土地の形状や叶えたい間取りによってはハウスメーカーの得意とする領域もそれぞれなため、価格のぶれはどうしても生じてしまいます。

重要なのは、予算や特徴などで自分に合うハウスメーカーや工務店をいくつかに絞り込んだうえで、比較検討することです。

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まずはどんなメーカーや工務店があるのか、大まかに知りたいという方は下記を参考にしてください。

3.4人家族におすすめの間取りタイプ別の特徴

4人家族におすすめの間取りタイプは、「2LDK」「3LDK」「4LDK」です。ここからは、それぞれの特徴を解説します。

3-1.2LDKでは子ども部屋の数がポイントになる

2LDKとは、「リビング(居間)」「ダイニング(食堂)」「キッチン(台所)」に加え、個室が2つある間取りのことです。2LDKは3LDKと比べ購入価格とランニングコストが安いことや、同じ専有面積であればリビングを広く使えることが利点です。

4人家族が2LDKの間取りを選択した場合、子ども部屋をいくつ用意するかがポイントになります。LDK以外の2つの部屋の使い方としては、以下の3つのパターンが考えられます。

 LDK部屋【1】部屋【2】
パターン1ファミリールーム家族の寝室仕事スペース
パターン2ファミリールーム夫婦の寝室+仕事スペース子ども部屋
パターン3ファミリールーム+夫婦の寝室+仕事スペース子ども部屋子ども部屋

子どもの年齢やライフスタイルによるものの、「パターン2」のように、1つの部屋を夫婦の寝室、もう1つを子ども部屋にしているケースが多いようです。

この場合、子ども部屋は2人で使うことになりますが、部屋の中心に二段ベッドを置いて仕切りにしたり、カーテンやパーテーションなどで分けたりすることが可能です。

3-2.4人家族の標準的な間取りである3LDK

3LDKは、「リビング」「ダイニング」「キッチン」と「個室が3つ」の間取りを指します。3LDKの家は、その多くが60~80平方メートルの面積であり、これは4人家族が暮らすのにちょうどいいと感じられる広さといえます。

4人家族であれば、「子ども1人に1部屋」をあらかじめ想定しているといえるでしょう。とくに、子ども同士の年齢が近い、性別が異なるといった場合に、2人の子どもそれぞれに子ども部屋を必要とするケースが多くみられます。

3-3.ゆとりのある間取りが実現する4LDK

4LDKは、「リビング」「ダイニング」「キッチン」と「個室が4つ」の間取りです。

家族全員がそれぞれ個室を使えるため、お互いの生活リズムに影響されることなく生活できる点がメリットです。たとえば、早朝の部活動や夜勤など、生活時間がずれていたとしても、それによって眠りを妨げられることはないでしょう。

部屋が4つあるため、1人ずつ個室を割り当てる以外にも仕事部屋にしたり客室専用にしたりするなど、

使い方のバリエーションに富んでいます。

ただし、3LDKよりも購入価格とランニングコストが高くなってしまうことや、子どもが独立した後は部屋を持て余してしまう傾向にあることがデメリットとして挙げられます。

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4.4人家族の間取り選びに欠かせない視点

4人家族の間取りを選ぶ際に、欠かせない視点は以下の3つです。

  • 夫婦の寝室は必要か
  • 子ども部屋はいくつ設けるか
  • 仕事部屋や書斎を設けるか

それぞれの内容を解説します。

4-1.夫婦の寝室は必要か

まず、夫婦の寝室が必要かどうかを考えましょう。夫婦の寝室を用意する場合、ある程度ゆとりのある空間にするには、8帖程度の部屋が必要です。シングルベッド2台で約3帖分になり、それ以外に収納やドレッサーなども設置すると8帖程度になるためです。

夫婦の寝室に加えて、それぞれの書斎や仕事部屋を用意した場合は、その分の部屋数が必要になるでしょう。どちらかに夜勤があるなど、起床・就寝時間が異なる場合は、寝室を分けたほうが質のよい睡眠を確保できると考えられます。

健康を維持するために、睡眠の質は重要です。「夫婦の寝室を用意したほうがよい」という固定概念にとらわれず、夫婦のライフスタイルに応じて間取りを検討するとよいでしょう。

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4-2.子ども部屋はいくつ設けるか

間取りを決める際には、子ども部屋をいくつ設けるかどうかも考える必要があります。子ども部屋の数は、以下のように子どもの性別と年齢差を考慮して決めることが基本です。

子どもの性別と年齢差子ども部屋の設け方
同性かつ年齢が近い・1つの部屋を共同で使える
同性で年齢差がある・受験勉強のタイミングがずれるため、1人1部屋が望ましい
・広めの部屋を、二段ベッドやカーテンなどで仕切って使う方法もある
異性同士・基本的に1人1部屋必要

4人家族で子どもが2人の場合、子ども部屋は1つか2つ必要になります。上記のように、性別と年齢差でパターン分けできるため、どのパターンに当てはまるかを確認してください。

ただし、子どもの年齢差が大きい場合は、下の子が大きくなったタイミングで上の子が独立していることがあります。この場合は、部屋を引き継いで使うことが可能です。したがって異性同士であっても、子ども部屋は1つあれば足りるでしょう。

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4-3.仕事部屋や書斎を設けるか

仕事部屋や書斎を設けるかどうかも、4人家族の間取り選びをする際に考えるべき項目です。テレワークや趣味のために、仕事部屋や書合いをつくろうとする方も増えています。

仕事部屋や書斎は、その形態などにより、以下のように大きく3つに分けられます。

  • 扉で仕切った個室タイプ
  • リビングなどの一画に設けたオープンタイプ
  • 部分的に壁で仕切ったクローズタイプ

仕事部屋や書斎は、広ければ広いほどよいというわけではありません。広すぎると逆に集中できないため、「3帖以下で十分」という意見も多くみられます。パソコン作業や読書のみを行う場合は、さらに狭くてもよい場合もあるでしょう。

「寝室の一画の書斎は、寝ている家族を起こさないか気になって使わなくなった」という失敗談もあります。寝室を通らないと書斎にいけないような間取りの場合も、使い勝手が悪く、物置部屋になってしまう可能性が高いためです。

このように、仕事部屋や書斎の設置場所によっては、使いにくいことがあることを知っておく必要があります。

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5.4人家族の間取りを考える際に押さえておきたいポイント


4人家族の間取りを考える際に押さえておきたいポイントは、以下のとおりです。

  • 将来の家族プランや子どもの年齢を考慮する
  • リビングの使い方を明確にイメージする
  • 荷物量に応じて必要な収納スペースの広さを予測しておく

各ポイントを解説します。

5-1.将来の家族プランや子どもの年齢を考慮する

4人家族の間取りを決める際は、現時点の状況だけでなく将来の家族プランや、そのときの子どもの年齢などを考慮することが大切です。将来的に思い描く暮らしがどのようなものであるかも、間取り選びに大きな影響を与えます。

たとえば、子ども部屋の必要な数は、子どもの年齢によって変わってきます。子どもが小さいときは、日中はリビングで過ごし夜は親と一緒に眠ることが多く、子ども部屋は必要ありません。

また、子どもの独立によって部屋が空くため、兄弟の年齢差がある場合はそのタイミングで下の子に部屋を引き継げばよく、1部屋で問題ないことも多いようです。この場合、4人家族であっても2LDKで事足りることも珍しくありません。

5-2.リビングの使い方を明確にイメージする

リビングの使い方を明確にイメージすることも重要です。

リビングは、通常は家族全員がくつろぎながらコミュニケーションを取る場所で、ソファセットやテレビなどを置いてあることがほとんどです。さらに、「趣味や読書を楽しみたい」「子どものリビング学習のスペースを確保したい」など、リビングで行いたいことがある場合は、用途に応じた家具を配置する必要があります。

本棚やパソコンデスク、学習机など、リビングに置きたい家具やそのサイズを把握しておくことで、理想のリビングの間取りをイメージしやすくなるでしょう。

5-3.荷物量に応じて必要な収納スペースの広さを予測しておく

間取り選びを成功させるには、荷物量に応じた必要な収納スペースの広さを予測しておくことも大切です。家族の荷物の量に対して収納スペースが小さいと、荷物を収納しきれません。結果的に、部屋に荷物を置かざるを得なかったり、荷物部屋ができてしまったりする場合があります。

とくに荷物の量が多い家庭については、間取りを検討する段階で、必要な収納スペースの広さを予測しておく必要があるでしょう。

6.4人家族の間取りに悩んだら専門家に相談するのが重要

これまで様々な間取りの作り方や考慮すべき点を解説してきましたが、土地の形状や予算によってはすべてを実現させることが難しい場合もあるでしょう。ただ、ハウスメーカーや工務店の技術や知見によっては、うまく予算内で理想的な間取りを叶えることができることもあります。

まずは、一緒に住む方同士で実現したい暮らしや間取りを明確にしたのちに、ハウスメーカーや工務店に相談をして、具体的な提案をもらうことで家づくりを進めることができます。

ただし、闇雲に各社へ問い合わせをすることで、営業を複数社にかけられ疲弊してしまったり、客観的な意見をもらえず判断に悩むことも多いため、まずは無料のHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスを活用して、専門のスタッフと並走しながら、パートナーとなるハウスメーカー・工務店探しを進めることをお勧めします。

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まとめ

4人家族におすすめの間取りは、2LDKや3LDK、4LDKです。一般的には夫婦の寝室と、2人の子どものそれぞれの個室を用意できる3LDKが使いやすいといえるでしょう。

ただし、子ども部屋を2人で使う場合や、兄弟の年齢差がある場合などは2LDKでも十分に対応できます。家族全員が個室を使ったり、仕事部屋や客室専用の部屋を設けたりしたい場合は、4LDKが適しています。

快適に過ごせる住まいの間取りを検討する際は、将来的なライフプランを考慮することが大切です。家族全員が満足できる理想の家づくりを目指すなら、間取りの細部にまでこだわりを反映できる、注文住宅の建築を検討するのがおすすめです。本記事を参考に、理想の家づくりを実現してください。


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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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