【新潟県新潟市東区編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店11社　比較一覧

新潟市東区のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万～60万円
・中堅～大手ハウスメーカー：坪単価60万～80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万～100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが新潟市東区に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「おしゃれ」「ZEH対応」「全館空調」等、自分のこだわりを明確にしておくと、自分に合ったハウスメーカーを見つけやすくなります。
また地域の特徴として、新潟市東区は日本最長の信濃川の河口部にあり、北側には日本海が広がっています。
加えて、区の東西には阿賀野川と通船川、新栗ノ木川が流れ、美しい水辺の景色が望める地域です。
しかし、川や海に囲まれていることから、台風やゲリラ豪雨による水害に何度も見舞われている地域でもあります。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.「水害対策」に優れているか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

新潟市東区のハウスメーカー事情

新潟市東区は約13万人が住む、日本海側の地域です。
新潟空港と新潟西港が位置しており、空と海の玄関口とも言われています。
新潟と聞くと冬は雪深いイメージがあると思いますが、東区がある海岸、平野部は、年平均気温は13～14℃ほどで、東京と比べてもあまり気温差がなく、年間を通して過ごしやすい地域です。
冬に雪は降りますが、積もっても100cm未満なことが多いです。

また、新潟県東区は海に面しており、区内に河川が通っていることから、台風やゲリラ豪雨による洪水や、地震による津波といった水害に遭う可能性が高いです。
実際に、令和6年におきた能登半島地震において、新潟市東区でも震度5弱を観測し津波警報が発令されました。

参考：新潟市東区「津波ハザードマップ」

そんな新潟市東区で人気のハウスメーカーは、「水害対策」に優れている所になります。
ここからは新潟市東区で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【三井ホーム】
三井ホームは、災害に強い家づくりを行っているハウスメーカーです。
例えば、浸水被害から安全を確保できる「2階リビング」の提案や、高い所に非常食などを保管できるロフト収納が挙げられます。
また、ゲリラ豪雨などの集中豪雨の際に、水道管から汚れた水が逆流し、水道管の破損や水質汚染が起こるリスクがあります。
そんなとき、三井ホームが提案する「逆流防止弁付きの公共マス」を設置すれば、水の逆流を防ぐことができ、リスクを回避することができます。

参考：三井ホーム株式会社の公式HP「家族の暮らしを守る住まいの防災＜レジリエンス＞」」

▼三井ホーム株式会社についてはこちらで詳しく解説しています。
三井ホームの評判や口コミを紹介！特徴を知り理想の注文住宅を建てよう

【ヤマダホームズ】
ヤマダホームズは、「水害対策仕様」の家づくりができるハウスメーカーです。
地域の洪水ハザードマップをもとに、家の外から水の侵入を防ぐ対策として止水版や塀の設置、自家発電設備と蓄電池の設置などが可能です。
また、施工前からある程度の被害を想定し、万が一浸水被害を受けても最低限の生活を維持できるよう、安全対策がされた間取り、設備の配置などのプラン提案をしてくれます。
これらの「水害対策仕様」」は、既存の注文住宅の商品にオプションとして付けることができます。
こだわりの家づくりをしながら、しっかりと水害対策もできるのがヤマダホームズの強みです。

参考：株式会社ヤマダホームズの公式HP「水害対策仕様の住まい」」

▼株式会社ヤマダホームズについてはこちらで詳しく解説しています。
ヤマダホームズで理想の家を建てた人の声は？評判・口コミ、坪単価、メリット・デメリットを徹底解説！

【クレバリーホーム】
クレバリーホームは、水の浸透が少なく、台風などで何か物がぶつかっても壊れない、水害にも強い「外壁タイル」が標準仕様です。
新潟市東区のように水害が起きやすい地域に住んでいく中で何度水害に遭っても安心な外壁にできると、注目されています。

また、台風や暴風雨の状況によっては、停電して家電が止まる可能性が考えられます。クレバリーホームは「太陽光発電システム」を搭載した家にも対応しているので、そういった非常時にもより安心感が持てる家づくりが実現できます。

▼クレバリーホームについてはこちらで詳しく解説しています。
クレバリーホームの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

新潟市東区の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきたように、新潟市東区では「水害対策」が可能な家づくり大事とされています。

そんな新潟市東区の家の最新トレンドは主に以下の3つです。

「太陽光発電」が人気
「太陽光発電システム」は、川や海に囲まれていることから水害が懸念される新潟市東区で注目を集めています。
例えば、台風などがあまりにも強ければ、長時間停電してしまう可能性も考えられます。
その際に、太陽光発電システムがあれば、非常用電源として使用ができるので災害時でも冷蔵庫が使えたり、スマートフォンの充電をしたりと、自宅避難になっても安心です。

▼「太陽光発電」についてはこちらで詳しく解説しています。
新築住宅用太陽光発電の売買価格・設置費用はいくら？メリット・デメリット比較も

「2階リビング」が人気
新潟市東区は日本海に面していることから、地震の際に津波が起きる可能性があります。
「2階リビング」は、キッチンや風呂場などの水回り、寝室など常に生活の基盤を2階などの上階におくことで、1階が浸水しても自宅の2階に垂直避難することが可能です。そのため、ある程度自宅での避難生活を継続できます。

▼「2階リビング」についてはこちらで解説しています。
注文住宅で2階にリビングをつくりたい！間取り例と費用相場を解説

「高床式住宅」が人気
「高床式住宅」とは、1階部分を駐車場にして、住居部分を高い位置にした住宅のことです。
床下浸水が起きたとしても、住居部分への被害を最小限に抑えることができるため、水害リスクがある新潟市東区で注目を集めています。

通気性にも優れているため、湿気がこもりにくく、雨が続いた場合でも、カビの発生を抑えるなどの利点も得られます。

▼「水害に強い家」についてはこちらで詳しく解説しています。
水害に強い家とは？注文住宅のポイントとおすすめハウスメーカー5社