【愛媛県松山市編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店6社　比較一覧

松山市のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが松山市に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」ことは最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「おしゃれ」「ZEH対応」「全館空調」等、自分のこだわりを明確にしておくと、自分に合ったハウスメーカーを見つけやすくなります。

また地域の特徴として、四国最大の都市である松山市は、瀬戸内海気候の温暖な気候で、年間を通じて降水量が少なく、1994年には4ヶ月間時間断水が行われたこともありました。そのため、市民の節水意識が高い傾向です。

加えて、渇水対策などの取り組みから気候変動に影響がある温室効果ガスの削減に取り組んでいます。関連して松山市はゼロカーボンにつながる住宅新築関連の補助金制度が充実しているのが特徴です。
住宅用蓄電池システム設置補助金や家庭用燃料電池（エネファーム）システム設置補助金、ZEH補助金などがあります。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりをかなえられるかどうか、地域の特徴に合っているか、で最終的に判断するのがよいでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表【2024年】！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大切です。

1.環境にやさしい「省エネ設備」「創エネ設備」導入が対応可能か、住設の選択肢があるか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

松山市のハウスメーカー事情

松山市は約50万人が住む、四国最大の都市です。
瀬戸内海気候特有の温暖な気候が特徴で、住みやすい街としても知られています。

また、台風上陸頻度の高い四国にあるものの、四国山地の存在があり、風の影響にとどまることが多いことから、年間を通じて降水量が少なめであることが特徴です。
さらに、地形的に降った雨が海に流れ出やすいことから、渇水対策に強い関心があります。
加えて、松山市では、住宅新築が対象となるゼロカーボン等推進補助金交付事業（省エネ設備関連）が充実しています。

・家庭用エコキュート補助金
・ZEH補助金
・太陽光発電システム設置補助金
・V2H充放電システム設置補助金
・住宅用蓄電池システム設置補助金
・家庭用燃料電池（エネファーム）システム設置補助金
・クリーンエネルギー自動車導入促進補助金

市の独自事業としては充実度が高いと言えるでしょう。住宅新築の際は利用についてハウスメーカーに相談してみてください。予算に達すると年度内であっても早く締め切られます。

参考：
松山市「松山市の位置・気候・地形・人口」
愛媛県「愛媛県の渇水対応」
松山市「令和6年度　松山市ゼロカーボン等推進補助金交付事業」

そんな松山市で人気のハウスメーカーは、環境にやさしい「省エネ設備」「創エネ設備」導入が対応可能か、節水型設備など住設の選択肢があるか所になります。
ここからは松山市で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【ヤマダホームズ】
エネルギー消費をITで最適化する技術を搭載している「YAMADAスマートハウス」シリーズは、家電はもちろん、EV、家具インテリアなどを取り扱うヤマダホールディングスの総力を結集した住宅です。
太陽光発電、電気自動車とV2Hを連携したシステムを採用しており、省エネだけでなく、創エネ、畜エネでスマートな暮らしを実現できます。

松山市ではスマートハウスに関連する蓄電池やEVなどの導入補助事業を行っており、ヤマダホームズのスマートハウスシリーズも対象となるため、人気です。

参考：ヤマダホームズの公式HPYAMADAスマートハウス」

▼ヤマダホームズについてはこちらで詳しく解説しています。
ヤマダホームズの評判・口コミは？特徴や選ぶメリット・デメリットも紹介

【セキスイハイム】
セキスイハイムのスマートハウスは、「スマートハイム」というHEMS（ホームエネルギーマネジメントシステム）を用いることで、無理なくエネルギー消費を最適化できます。
セキスイハイム独自の大容量蓄電池は、昼に作った電気を夜に使え、エネルギーの自給自足も目指せる設備です。
住宅用蓄電池システム設置補助金制度がある松山市において、ぜひ検討したいハウスメーカーです。

▼セキスイハイムについてはこちらで詳しく解説しています。
【2024年最新版】セキスイハイムの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

【パナソニック ホームズ】
パナソニック ホームズはリフォームも手掛けており、住宅設備には自社製品を採用できます。
ラインアップの中には節水型のタンクレストイレもあるため、節水の意識が高い松山市ではおすすめのハウスメーカーです。

また、パナソニック ホームズでは、住まいをトータルでマネジメントするIoT住宅にスマートハウスの機能をすべて盛り込んでおり、暮らしをサポートする機能を利用しながら省エネ生活が実現可能となっています。

参考：パナソニック ホームズの公式HP「IoT住宅」

▼パナソニックホームについてはこちらで詳しく解説しています。
【2024年最新版】パナソニック ホームズの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

松山市の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきたように、松山市では「省エネ」「創エネ」に加えて、「節水対策」が重視されています。

そんな松山市の家の最新トレンドは主に以下の3つです。

「スマートハウス」に注目
「スマートハウス」とは、ITを利用して住まいの電化製品を制御し、エネルギー消費の効率化ができる住宅のことです。広義では、ITで外出先から家電を連動させるなど、生活利便性向上機能を持った家（IoT住宅）のことも含まれます。
松山市ではスマートハウスに関連する「住宅用蓄電池システム」や「v2H充放電システム」の導入補助金制度があります。また、電気自動車（EV）導入にも補助金が利用できることも家づくりの方向性を決めるうえでポイントとなるでしょう。

▼「IoT住宅とスマートハウスの違い」についてはこちらで詳しく解説しています。
IoT住宅の家？スマートハウスとの違いやメリットとデメリットを解説

「太陽光発電設備」に注目
松山市では太陽光発電システム設置に関しても補助金制度を設けています。
太陽光発電単体の補助事業は、近年減少傾向です。多くがZEHやLCCM住宅といった省エネ性能と合わせた導入を見越しているためです。

ZEHは検討していない場合でも、太陽光発電のみで申請できます。
松山市は降水量も少なく、発電量の確保がしやすいため、家づくりではぜひ取り入れたいトレンドとなっています。

参考：松山市「令和6年度　太陽光発電システム設置補助金」

▼「太陽光発電」についてはこちらで詳しく解説しています。
新築住宅用太陽光発電の売買価格・設置費用はいくら？メリット・デメリット比較も

「節水型トイレ」が人気
松山市は1994年に61日間、1日19時間の断水に見舞われた大渇水を経験しました。
こうしたことから、市民の節水に対する意識は高く、家づくりに置いても重要なポイントとなってきます。

節水型トイレや節水効果の高いタンクレストイレは、住宅設備会社各社がさまざまな機能を併せ持つタイプを販売しています。

参考：松山市「2.3渇水の状況」

▼「タンクレストイレ」についてはこちらで詳しく解説しています。
【参考事例付】新築「後悔しないタンクレストイレの決め方」とメリット・デメリット