【北海道函館市編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店6社　比較一覧

函館市のハウスメーカー・工務店の選び方

・まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
メーカーによって大きく異なります。自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
函館市で家を建てる場合、どこでも好きなメーカーを選べるわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」かどうかは、ハウスメーカー選択において最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「デザインへのこだわり」「ZEH対応」「全館空調」など、自分のこだわりを明確にしておくことも、相性のいいメーカーを探しやすくする重要なポイントです。
函館市は積雪の多い地域でもあるので、克雪住宅など地域の気候や条件に合う機能や設備を取り入れられるかどうかも重要な要素となります。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください

・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表【2024年】！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

・「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調査によると、注文住宅を建てた人の半数以上が施工の依頼先を「住宅展示場」でみつけています。ただし、モデルルームを見ただけではわからなかったり、見落としたりする部分もあったりするので、事前にしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.函館市の「寒冷地」といった気候や条件に合う機能や設備を取り入れられるか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後にかかるランニングコスト、アフターサービスや保証内容を確認する
4.営業担当者の人柄やスキルを確認する

【参考】国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています：
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

函館市のハウスメーカー事情

函館市は北海道南部、渡島半島の南東部に位置し、東南北の三方を太平洋や津軽海峡といった海に囲まれた地勢にあります。沿岸は日本海の寒流と太平洋の暖流が交わる豊かな漁場となっており、多種多様な海産物が獲れる地域です。

そんな魅力を持つ函館市ですが、近年は人口の減少と高齢化が課題となっており、函館市移住支援金や函館市まちなか住宅建築取得費補助金など、さまざまな支援制度を用意して移住者を募っています。

【参考】函館市「１ 高齢者数・世帯等の状況」

【参考】函館市「函館市移住定住ナビ」

気候は北海道内のほかの地域と比べて冬季の冷え込みは穏やかではありますが、海が近い函館では風の影響を強く受け、実際の気温よりも体感温度は低下。そのため、ほかの北海道の地域と同様の工夫を取り入れた家も多くみられます。
おもだったところでは、平らな屋根や玄関フード、ペアガラスやトリプルガラスといった複層ガラスの窓などがあり、さまざまな種類の暖房器具を採用している家も一般的です。
そんな函館市では、寒冷地ならではの気象条件に対応できる断熱性や気密性を備えた住まいを提供する住宅メーカーが好評。また、地域の特色を知り抜いた地元の工務店なども根強い人気があります。
ここからは函館市で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【ロゴスホーム】
ロゴスホームは、北海道の厳しい環境に適応する住宅を比較的建てやすい価格で提供する、北海道発のハウスメーカーです。
強度の高いベタ基礎と「2×6工法」によって耐震性能を確保し、厳しい寒さのなかでも快適に暮らせる高気密・高断熱の家づくりを提供。厚みのある高性能グラスウールや防湿シート、透湿防水シートなどを使用して結露を防ぐ工夫もなされています。
太陽光パネルを標準装備としたセミオーダーのローコストブランド「ハウジングカフェ」も人気です。

▼ロゴスホームについてはこちらで詳しく解説しています：
【2024年最新版】ロゴスホームの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

【株式会社太平ホーム北海道】
北海道の気候風土にあった堅牢さと美しさを兼ね備えた木造住宅を提供することで定評のあるハウスメーカーです。
家族のライフプランやライフスタイルに合わせて目に見えない部分にまでこだわり、末永く快適に暮らせる住まいをデザイン。北海道の気候風土はもちろん、家族の個性や時代性など、さまざまな要素を熟慮し、将来を見据えた家づくりを手掛けています。

【タマホーム】
タマホームは、全国展開するローコストクラスのハウスメーカーです。
上質な素材を使った「木造軸組在来工法」を得意としており、主力商品である「大安心の家」は長期優良住宅に標準仕様で対応。
壁に構造用耐力面材を用いることによって耐震等級3を実現するとともに、地域に対応した断熱材を使用することで断熱等性能等級【等級5】をクリアしています。

▼タマホームについてはこちらで詳しく解説しています：
タマホームはやばい？営業の口コミや会社の特徴、メリットを解説

函館市の注文住宅の最新トレンド

JR函館駅や函館空港を擁し、新幹線も利用しやすく、国内のさまざまな都市への移動がしやすい函館市は、バスや路面電車も整備され、市内の公共交通の利便性も抜群。

異国情緒あふれる西部地区、市場の活気に満ちた駅前・大門エリア、温泉地の情緒漂う湯の川、商業施設が豊富で暮らしやすさで定評のある美原・昭和・桔梗エリアなど、地域それぞれに異なる魅力が備わっています。


【参考】函館市「函館市移住定住ナビ」

そんな函館市の家の最新トレンドはおもに以下の3つです。

駐車場はほぼ必須
1980年をピークに人口が減少し続けている函館市ですが、自動車の保有台数は増加傾向にあり、市内の公共交通が比較的整備されているなかでも自家用車は主要な移動手段となっています。

【参考】函館市「第3章 交通事業の現状 1 経営の現状 (1)函館市の人口推移」

そのような住環境を考えると家づくりの際に駐車場を設けるのはほぼ必須であり、なかには複数台に対応する広さを用意しておかなければならないケースもあるでしょう。

▼「注文住宅の駐車場」についてはこちらで詳しく解説しています：
注文住宅に駐車場は必要？サイズは？知っておきたいポイント・失敗例

駐車場サイズの標準は？自宅に合う駐車場のサイズ・タイプ・床面の決め方

カウンターデスクをキッチンやリビングに造作家具で設置
函館市内には函館大学、公立はこだて未来大学、北海道教育大学函館校、北海道大学水産学部と4つの大学キャンパスが立地。アカデミックな雰囲気が醸成されており、子どもの教育を意識するファミリーが暮らすのにも好ましい地域となっています。

そのような世帯から近年人気なのが、キッチンの一端やリビングの一角にカウンターデスクを造作家具で設置すること。理想的な学習習慣を身に着けやすい「リビング学習」に適した環境が実現できます。
▼「リビング学習」スペースの実例をこちらで詳しく紹介しています：
お母さんが子どもたちを見守れて、勉強に集中できるリビングのスタディスペース

「景観に合わせたデザインの家」も楽しめる
函館市の西部地区は、旧函館区公会堂やハリストス正教会復活聖堂に代表される洋風建築が立ち並ぶエリアであり、異国情緒あふれる街並みが形成されています。

【参考】函館市公式観光サイトはこぶら「異国情緒、教会・修道院」

市ではこの一帯を「都市景観形成地域」に指定し、地域内において函館らしい歴史的な景観に配慮して建てられた建物に対して奨励金を交付するなど景観美を保つ取り組みを実施。
函館らしさあふれる景観に溶け込む、注文住宅で建てた家での暮らしは、ほかの街では得られない貴重な体験となるでしょう。
【参考】函館市「景観形成住宅等建築奨励金制度」