【岩手県九戸郡野田村編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店6社　比較一覧

岩手県のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。なお、岩手県では新設住宅の83%が木造です。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

参考：第4章 新設住宅着工の現況 1 岩手県新設住宅着工戸数の推移

【対応エリア】
すべてのメーカーが岩手県に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「ZEH対応」「全館空調」「おしゃれ」等、自分のこだわりを明確にしておくことも、合ったメーカーを選びやすくするポイントです。
特に岩手県は雪が多く冬の寒さが厳しいので、「断熱性」「耐久性」が高い事に加え、「全館空調」のある家も選ばれやすくなっています。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください

・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大切です。

1.岩手県の「冬の寒さ」「積雪」に対応できる「断熱性」「耐久性」があるか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

岩手県のハウスメーカー事情

岩手県では、寒い冬を乗り切るため、室内を暖かく保つための「断熱性」「全館空調」とともにたくさんの積雪に耐えられる「耐久性」は基本的に必要だと考えられています。その上で快適に過ごせる設備や工夫が人気を得ています。

つまり岩手県で人気のハウスメーカーは、「断熱性」「全館空調」「耐久性」を得意としている所になります。
ここからは岩手県で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【ヤマダホームズ】
ヤマダホームズは水回りの二重断熱、床・壁のすき間を徹底してふさぐ気密施工、熱を逃さない高性能サッシで断熱を徹底しています。
加えて使用している断熱材は一般的なものの1.7倍の効果があり、住宅向け最高ランクです。
寒い冬を乗り越える工夫が随所にあるところが人気の理由といえるでしょう。

▼ヤマダホームズについてはこちらで詳しく解説しています。
ヤマダホームズの評判・口コミは？特徴や選ぶメリット・デメリットも紹介

参考：ヤマダホームズの公式HP

【桧家住宅】
桧家住宅では1年中家の空気を快適にしてくれる「Z空調」が標準装備になっています。「Z空調」は建物の断熱・気密を「ヒノキヤグループ」、空調を「ダイキン」、換気を「協立エアテック」という企業のコラボレーションで、専門性の高いそれぞれのジャンルで高い技術力を発揮しています。
寒い冬も足元から空気を暖めるため、「底冷えがない」と岩手県でも人気です。

▼桧屋住宅についてはこちらで詳しく解説しています。
桧家住宅の評判は？Z空調の評判や悪い口コミ、メリットや注意点も紹介

【ミサワホーム】
ミサワホームは「500年に１度程度の豪雪にも十分に耐えうる耐荷重設計の構造躯体」をいう独自の高強度鋼製梁を採用していることから、雪の多い岩手県の気候に適しているといえます。
雪が積もりにくい急勾配の屋根から、敷地を有効利用できる無落雪屋根まで、ラインアップも幅広いためさまざまな形状の土地におすすめです。

▼ミサワホームについてはこちらで詳しく解説しています。
ミサワホームの評判・口コミは？メリット・デメリットも紹介

参考：ミサワホームの公式HP

岩手県の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきた様に、岩手県では「断熱性」「全館空調」「耐久性」が大事にされています。

また近年岩手県では、快適で健康的な暮らしを実現する住宅「岩手型住宅」の普及を促進しています。これは次世代省エネ基準以上の断熱性能と、県産木材の活用など「岩手らしさ」を兼ね備えた住宅のことです。

そんな岩手県の注文住宅の「最新トレンド」は主に以下の3つです。

「ZEH以上」が人気
冬の寒さが厳しく雪の多い岩手県では、高い「断熱性」「耐久性」を持つ住まいは基本です。
「ZEH」は、「断熱性」や「気密性」の性能が特に高い住宅であり、少ないエネルギーで家中を暖かく、涼しく過ごせるので、住み心地が良いことに加え、年間の冷暖房費の節約にもなります。
なお、岩手県ではZEHを上回る基準をもつ住宅が推奨されているため、「ZEH」基準の設備は最低限欲しいところです。

▼「ZEH」についてはこちらで詳しく解説しています。
ZEHとは？メリット・デメリットや種類をわかりやすく解説

「全館空調」が人気
「全館空調」とは、家全体を1つの空調システムで管理し、冷暖房や換気を行い、家中を快適に保つシステムのことです。寒さが厳しい冬でも、家の中はどこでも暖かいためヒートショックも防ぎます。
加えて雪が多い岩手県では、部屋干しをすることも多いですが、「全館空調」があれば洗濯物もさらりと乾きます。

▼「全館空調」についてはこちらで解説しています。
全館空調のおすすめハウスメーカー14社を比較！比較すべき4つのポイントは？

「県産木材」が人気
岩手には杉や赤松をはじめとし、多くの広葉樹が生息しています。
住宅に岩手県産の木材を使うことは、地元の林業や木材産業を元気にするとともに、森林資源の循環を産み出します。
近年、県の推奨する「岩手型住宅」の普及とともに調湿作用などを持つ「木の家」＝人にやさしい家づくりの注目が高まっています。
一般的な「木造建築」についてはこちらで解説しています.
木造建築とは？メリット・デメリットや各工法の特徴など基礎知識を解説

参考：岩手県県土整備部建築住宅課「岩手型住宅ガイドライン」