【岩手県盛岡市編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店7社　比較一覧

盛岡市のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
メーカーによって大きく異なります。自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
盛岡市で家を建てる場合、どこでも好きなメーカーを選べるわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」かどうかは、ハウスメーカー選択において最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「デザインへのこだわり」「ZEH対応」「全館空調」など、自分のこだわりを明確にしておくことも、相性のいいメーカーを探しやすくする重要なポイントです。
盛岡市は積雪の多い地域でもあるので、克雪住宅など地域の気候や条件に合う機能や設備を取り入れられるかどうかも重要な要素となります。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください

・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表【2024年】！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大切です。

1.盛岡市の「年間の寒暖差が大きい」といった気候や条件に合う機能や設備を取り入れられるか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後にかかるランニングコスト、アフターサービスや保証内容を確認する
4.営業担当者の人柄やスキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

盛岡市のハウスメーカー事情

岩手県の県庁所在地である盛岡市は、東を北上山地、西を奥羽山脈にはさまれた北上盆地の北部に位置しています。
夏と冬の寒暖差が大きく、特に冬は非常に冷え込み、本州の県庁所在地の中で年平均気温が最も低い地域とされています。

【参考】盛岡市公式ホームページ「資料編」

【参考】もりおか歴史文化館「企画展『もりおか冬事情〜寒さと戦う・冬を楽しむ〜』」

そんな盛岡市では、寒冷地ならではの気象条件に対応できる断熱性や気密性を備えた住まいを提供する住宅メーカーが好評。また、地域の特色を知り抜いた地元の工務店なども根強い人気があります。
ここからは盛岡市で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【シュガーホーム】
岩手県持ち家着工棟数No.1を19年連続で達成。岩手県盛岡市に本社を置く株式会社シリウスの住宅ブランドです。
標準仕様でZEH基準を満たすなど、安心性・快適性・経済性の3拍子が揃った家をローコストで実現。
圧倒的なコストパフォーマンスのよさと地元企業ならではの安心感で支持されています。

【ロゴスホーム】
ロゴスホームは、冬場の厳しい環境に適応する住宅を比較的建てやすい価格で提供する、北海道発のハウスメーカーです。
強度の高いベタ基礎と「2×6工法」によって耐震性能を確保し、厳しい寒さのなかでも快適に暮らせる高気密・高断熱の家づくりを提供。厚みのある高性能グラスウールや防湿シート、透湿防水シートなどを使用して結露を防ぐ工夫もなされています。

▼ロゴスホームについてはこちらで詳しく解説しています：
【2024年最新版】ロゴスホームの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

【アイフルホーム】
大手建材メーカーLIXILグループのハウスメーカーであるアイフルホームでは、LIXIL製品を低コストで導入できるため、ローコストで高品質な住宅を建てるのが強みです。
住宅フランチャイズ方式を取っており、岩手県では「株式会社シリウスEHC」がアイフルホームの家づくりを手掛けています。
安心・安全・快適を追求した住まいを提供しており、キッズデザインで子供が安心して暮らせる住宅で定評があります。

▼アイフルホームについてはこちらで詳しく解説しています：
【2024年最新版】アイフルホームの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

盛岡市の注文住宅の最新トレンド

岩手山を間近に望み、北上川、中津川、雫石川3つの一級河川が流れる豊かな自然環境のなかに市街地が形成されている盛岡市。
県庁所在地としての高い都市機能を備えた町並みには大規模な商業施設も立地。新幹線停車駅のJR盛岡駅をはじめ、路線バスも充実するなど公共交通の整備も行き渡っていますが、通勤通時学の交通手段は自家用車がメインとなっており、国勢調査によると約55％という高い数値が示されています。
【参考】盛岡市公式ホームページ「資料編」

そんな盛岡市の家の最新トレンドはおもに以下の3つです。

駐車場はほぼ必須
盛岡市の1世帯あたりの自家用車の保有台数の平均値は地方中核都市権と比べて大差はありませんが、おもな通勤通学時の足として、自家用車が生活に欠かせない家庭は数多くみられます。

【参考】盛岡市公式ホームページ「資料編」

【参考】一般財団法人 自動車検査登録情報協会「保有台数の上位200都市」

そのような住環境を考えると、通勤通学する家族がいるファミリーが家づくりをする際に駐車場を設けるのはほぼ必須であり、家族構成にもよりますが、複数台に対応する広さを用意しておことも必要になるかもしれません。

▼「注文住宅の駐車場」についてはこちらで詳しく解説しています：
注文住宅に駐車場は必要？サイズは？知っておきたいポイント・失敗例

駐車場サイズの標準は？自宅に合う駐車場のサイズ・タイプ・床面の決め方

「高気密・高断熱」の家が人気
雪は多く降らないものの、冬場にはほぼ毎日最低気温が氷点下になる盛岡市で家を建てるのであれば、寒さへの対策をしておくのが無難。
そこでキーワードとなるのが「高気密・高断熱」です。
一般的に気密性はC値で、断熱性はUA値で表されます。C値は住宅における相当隙間面積を示し、数値が小さいほど気密性が高いと判断でき、UA値は住宅から外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値を示し、数値が小さいほど断熱性能が高いと判断できます。
▼「高気密・高断熱」についてはこちらで詳しく解説しています：
高気密・高断熱な家は後悔する？デメリットやハウスメーカーの選び方も解説

「レジリエンス住宅」に注目
地震や水害、土砂災害といった自然災害は、盛岡市に限らずさまざま地域で起きる可能性があり、自宅避難に対応する「レジリエンス住宅」を推進するハウスメーカーもみられるようになってきました。
盛岡市は活火山である岩手山が間近に控えた立地にあり、最近では、1998年に地震活動が活発になって岩手山西側でマグニチュード6.1の地震が発生しています。
火山活動が気になるエリアでは、「レジリエンス住宅」も候補に入れた家づくりを検討しても良いかもしれません。

【参考】盛岡市公式ホームページ「盛岡市でおこりうる災害について」