「年収400万円で組む」上手な住宅ローン|審査で重視されるポイントや住宅ローンの基礎知識についても解説

本記事は、年収400万円で住宅ローンを組もうと思っている方向けに、「そもそもローンを組めるのか?」から、「年収400万円で無理なく返済できる、上手な住宅ローンの組み方」まで解説しています。

この記事でわかること

  • 年収400万円でも住宅ローンは組めるのか
  • 年収400万円の方の上手な住宅ローンの組み方
  • 住宅ローンを組む上で知っておきたい基礎知識
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住宅ローンの種類など、住宅ローンに関する基本的な知識を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

1.年収400万円でも住宅ローンは組めるのか?

年収400万円でも、住宅ローンを組むことは可能です。

以下のグラフは、住宅ローン「フラット35」を利用した方の年収割合を示したグラフです。

住宅ローン「フラット35」を利用した方のうち、19.8%が年収400万円未満の人であることがわかります。

<住宅ローン利用者における年収割合 グラフ>

参考:住宅金融支援機構「2023年度 フラット35利用者調査

フラット35について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

1-1.ローン審査で重視されるポイント

ローンを組むためには、審査に通らなければなりません。
ローン審査に通るために重視されるポイントは主に以下の5つです。

ローン審査で重視されるポイント5つ

  • 完済時年齢が80歳未満である
  • 団体信用生命保険に加入できる健康状態である
  • 収入が安定している
  • 年収にしめる年間返済額の割合(返済負担率)が25%以内である
  • 物件の担保評価がある

ローンを組めるかどうかの決め手は、「完済できる見込みがあるか」です。
そのためにも、「無理のない借入額」にすることが重要と言えるでしょう。

住宅ローンの審査で重視されるポイントや基準について、より詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

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2.【年収400万円】上手な住宅ローンの組み方を解説

ずばり、

  • 借入金額を2,400万円以内にする
  • 毎月の返済額を7万円以内にする
  • 返済期間を35年以上にする

上記の条件でローンを組めば、無理のない返済計画になるでしょう。

以下では、上記の条件を満たした、年収400万円で「2,400万円の住宅ローン」を組んだ時のパターンを金利別にご紹介します。

【住宅ローン借入額2,400万円だった場合の住宅ローンの組み方】
金利変動金利
0.4%の場合
変動金利
0.6%の場合
固定金利
1.2%の場合
毎月の
返済額
6万1,245円5万6,252円7万8円
総返済額2,572万円
(うち利息額172万円)
2,700万円
(うち利息額300万円)
2,940万円
(うち利息額540万円)
返済期間35年40年35年

※頭金なしでの計算
※変動金利は、借入期間中も同率と仮定した場合

このように、住宅ローンの毎月の返済額や総返済額は、「金利」と「返済期間」によって変わります。

2-1.住宅ローンを借入できる金融機関を比較し、条件が良いところを選ぶ

金融機関によって、適用される金利は変わります。

事前審査(仮審査)は無料でできるので、手間はかかりますが複数の金融機関に事前審査(仮審査)を申し込み、一番条件がいいところを選ぶと良いでしょう。

2-2.自分にあった金利のタイプ(変動型と固定型)を選ぶ

金利には変動型と固定型があり、どちらを選ぶかによって金利は変わります。

【変動金利と固定金利の特徴の違い比較】
変動金利固定金利
  • 固定金利よりも金利が安い
  • 今後、金利が上がるリスクがある
  • 指定された期間の間、返済額は変わらない
  • 変動型金利よりも金利が高い

どちらにもメリット・デメリットがあるので、自分に合っている方を選択しましょう。

金利の相場や選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

2-3.返済期間を長めに設定する

20代などの若いうちに住宅ローンを組むのであれば、返済期間を長くすることをおすすめします。
返済期間を長くすると、以下のようなメリットがあるからです。

返済期間を長くするメリット

  • 月々の返済額が少なくなる
  • 購入できる住居の予算を上げられる
  • 団体信用生命保険を長期間つけられる
  • 返済期間を調整しやすい

毎月の返済額が少なくなるぶん、購入したい家の予算を上げることが可能です。
さらに、返済期間中は団体信用生命保険を無料でつけられるので他の生命保険に加入する必要がなく、生命保険の節約にもつながります。

一方で、返済期間が長いと、総返済額が増えることや金利が高くなる傾向にあることも覚えておきましょう。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

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3.住宅ローンを組む上で知っておきたい基礎知識

ここでは、住宅ローンを組む上で知っておきたい「借入額の上限」「適正な借入額」「頭金の目安」について解説します。

その1.借入額の上限|年収の8〜10倍が限度

住宅ローンの借入額の上限は、金融機関によって異なりますが、一般的に年収の8〜10倍まで借り入れることができると言われています。

年収400万円の場合、

最大で4,000万円借り入れることができます。

ただし、上限目一杯までの借入は生活を圧迫することになるので、おすすめしません。

その2.適正な借入額|「年収の6倍」または「返済負担率20〜25%」

住宅ローンの適正な借入額は、一般的に「年収の6倍」または「手取り年収にしめる年間返済額の割合(返済負担率)20〜25%」が目安と言われています。

年収400万円の場合、

借入額は2,400万円ほどが適正です。

その3.頭金の目安|住宅価格の10〜20%

一般的に頭金の目安は、住宅価格の10~20%と言われています。

年収400万円の場合、

頭金は40〜80万円が目安です。

頭金を入れることで、毎月の返済額や総支払額を少なくできることに加え、借入審査が通りやすくなるなどのメリットもあります。
貯金に余裕があるのなら、頭金を多く入れるのがおすすめです。

頭金について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

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「住宅ローンに関する記事」を他にも用意しております。あわせてご覧ください。

この記事のポイント まとめ

年収400万円でも住宅ローンは組めるのか?

年収400万円でも、住宅ローンを組むことは可能です。

詳細は、「1.年収400万円でも住宅ローンは組めるのか?」で解説しています。

年収400万円の場合、ローンの上手な組み方は?

以下の条件を守れば、上手にローンを組むことができます。

  • 借入金額を2,400万円以内にする
  • 毎月の返済額を7万円以内にする
  • 返済期間を35年以上にする

詳細は、「2.【年収400万円】上手なローンの組み方を解説」で解説しています。

住宅ローンを組む上で知っておきたい基礎知識

  • 借入額の上限は、年収の8〜10倍
  • 適正な借入額は、「年収の6倍」または「返済負担率20〜25%」
  • 頭金の目安は、住宅価格の10〜20%

詳細は、「3.住宅ローンを組む上で知っておきたい基礎知識」で解説しています。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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