【岐阜県多治見市編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店14社　比較一覧

多治見市のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万～60万円
・中堅～大手ハウスメーカー：坪単価60万～80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万～100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが多治見市に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「おしゃれ」「ZEH対応」「全館空調」等、自分のこだわりを明確にしておくと、自分に合ったハウスメーカーを見つけやすくなります。
また地域の特徴として、多治見市は夏場の気温が高く、2007年8月には40.9℃を記録したこともあります。
さらに、多治見市は河川と山に囲まれているため、ゲリラ豪雨や大きな台風がくると、土砂災害や河川の氾濫、雨水による浸水被害が想定される地域です。
このような特徴から、家づくりにおいても屋内の快適性を保てる「断熱性」や「水害」に対する強さが重要視されています。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.「高い断熱性」があるかどうか、「水害に強い性能」があるか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

多治見市のハウスメーカー事情

多治見市は約11万人が住む、美濃焼の産地として発展してきた地域です。
大小様々な河川が通り、周りを山や丘陵地に囲まれた盆地地形です。
そのため夏場は特に暑く、2007年8月には当時の日本国内最高気温である40.9℃を記録したこともあり、かつては「日本一暑いまち」と呼ばれていました。
また、多治見市は河川の水位が上がると、水位より市街地の方が低くなる地形的特徴があり、台風やゲリラ豪雨などで市街地に雨水が溜まると、排水されにくくなっていまします。

参考：多治見市「多治見市の環境」
多治見市「災害時の非難について」

そんな多治見市で人気のハウスメーカーは、夏場でも屋内で快適に過ごせる「断熱性の高さ」と、「水害に強い」家づくりができる所になります。
ここからは多治見市で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【ダイワハウス】
ダイワハウスは、「業界屈指の防水初期保証30年」を実現した、水害に強いハウスメーカーです。
具体的には、外壁の「二重防水構造」などが挙げられます。
二重防水構造とは、外壁表面と内部に独自の防水加工を施し、高い防水性能を発揮します。
また、暴風雨環境を再現し、家の各部位に圧力をかける「動風圧試験」を実施しており、この試験を耐え抜いた品質の高い家を提供してくれます。

参考：ダイワハウス工業株式会社の公式HP「Technology」」

▼ダイワハウスについてはこちらで詳しく解説しています。
ダイワハウス（大和ハウス工業）の注文住宅｜坪単価・口コミ・評判を徹底解説

【三井ホーム】
三井ホームは、断熱性の高い家づくりを得意とするハウスメーカーです。
業界トップクラスの高断熱・高気密な「MOCX WALL工法」を用いて、家の隙間をなくして外からの熱気を入れない、かつ屋内の快適な空気を漏らさない家づくりをしています。
さらに、三井ホームが提供する大人気全館空調システム「SMART BREEZE」を導入することで、家中に快適な温度が行きわたり、このシステム1つあれば、快適な温度・湿度を24時間保つことができます。

参考：三井ホーム株式会社の公式HP「三井ホームの全館空調　SMART BREEZE」」

▼三井ホーム株式会社についてはこちらで詳しく解説しています。
三井ホームの評判や口コミを紹介！特徴を知り理想の注文住宅を建てよう

【ヤマダホームズ】
ヤマダホームズでは、水害に強い家づくりを行っているハウスメーカーです。
家を建てる地域の浸水ハザードマップをもとに、水害への対策に力を入れた家づくりを目指しています。具体的な対策内容としては下記のものが挙げられます。

・基礎を高くして浸水のリスクを軽減
・家の周囲に塀や止水板を設置して水の侵入を最小限に抑制
・自宅1階が浸水しても2階で最低限の生活ができるような間取りの設計

台風やゲリラ豪雨での浸水被害が起きやすい多治見市にもぴったりなハウスメーカーです。

参考：株式会社ヤマダホームズの公式HP「台風・ゲリラ豪雨による浸水から家と家族を守る 「水害対策仕様」販売開始」」

▼株式会社ヤマダホームズについてはこちらで詳しく解説しています。
ヤマダホームズで理想の家を建てた人の声は？評判・口コミ、坪単価、メリット・デメリットを徹底解説！

多治見市の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきたように、多治見市では夏場でも屋内で快適に過ごせる「高い断熱性」に加えて、「水害に強い」家づくりが重要視されています。

そんな多治見市の家の最新トレンドは主に以下の3つです。

「全館空調」が人気
「全館空調」とは、家全体を1つの空調システムで管理し、冷暖房や換気を行い、年間を通して家中を快適に保つシステムのことです。
ものによっては「全館空調」1つで冷房、暖房、加湿、除湿、換気、空気清浄、脱臭といった7役をこなせるものもあります。
各部屋にエアコンを設置する必要もなくなるので、結果的にコスト削減になるのも人気に理由です。
ただし、「全館空調」の温度管理方法を「床下冷暖房型」にしてしまうと、多治見市のように床下、床上浸水が考えられる地域では、浸水被害にあってしまう可能性もあるので、どんな管理方法があるのかもしっかり確認しておくことが大切です。

▼「全館空調」についてはこちらで解説しています。
全館空調のおすすめハウスメーカー14社を比較！比較すべき4つのポイントは？

「高床」が人気
多治見市は雨水がたまりやすく排水しにくい地形的特徴があります。
そのため、溜まった雨水や河川の洪水による家屋内への水の侵入を防ぐ対策として、家の基礎部分を高くする「高床」が人気です。
各地の浸水ハザードマップを確認し、予想される浸水の高さよりも高めに基礎をつくることで、ある程度の浸水を防ぐことができます。
ただし、いくらでも基礎を高くしていいわけではなく、道路の採光や通風の確保を目的とした「道路斜線制限」の範囲内での調整になるので、きちんと確認した上で導入することをおすすめします。

▼「高床」についてはこちらで解説しています。
水害に強い家とは？注文住宅のポイントとおすすめハウスメーカー5社

「2階リビング」が人気
万が一、家が浸水してしまった場合を想定し、有事の際でも最低限の生活を維持できるようする、「2階リビング」の間取りにする住宅も増えています。
家の2階部分にキッチン・風呂場などの水回りや寝室を整え、常に生活の基盤を置くことで、1階が浸水しても、自宅の2階に垂直避難でき、安全に過ごすことができます。

▼「2階リビング」についてはこちらで詳しく解説しています。
注文住宅で2階にリビングをつくりたい！間取り例と費用相場を解説