徳島県 | 注文住宅特集

徳島県は四国の東部に位置し、県域の75％を森林・山野が占め、東は紀伊水道、南東部は太平洋に面しています。東西に吉野川が横断し、北側に讃岐山脈、南側に四国山地が連なっています。
気候は、北部は瀬戸内海気候、南部は太平洋気候に属しており、年間を通じて温暖。冬でも過ごしやすい地域です。その気候条件を生かして野菜や果樹、花の栽培が行われており、なかでも、すだちは全国シェアのほぼ100％を占める徳島県の代表的な農産物となっています。そのほか、沿岸漁業や養殖業も盛んです。
淡路島を経由して本州と四国をつなぐ神戸淡路鳴門自動車道があり、兵庫県や大阪府にも容易にアクセス可能。フェリーを使って2時間程度で和歌山県へ渡ることもできます。
県内には鳴門の渦潮や大歩危（おおぼけ）・小歩危（こぼけ）の渓谷、奥祖谷二重かずら橋、祖谷（いや）温泉郷など個性豊かな観光地が多く、お盆に行われる阿波踊りなども目当てに多くの観光客が訪れています。

徳島県の注文住宅の平均コスト

注文住宅を建てる際にかかったコストについて、徳島県と全国の平均を比較すると次のようになっています。
徳島県の注文住宅建設費の平均　3,092.8万円
全国の注文住宅建設費の平均　3,715.2万円
出典：2022年度　フラット35利用者調査

徳島県の住環境

県域は、生活利便性の高い都市が多い東部エリア、広大な太平洋を目前にした南部エリア、深い山々や渓谷が広がる西部エリアの3つにけられます。
全域的に官民問わず少子化対策や子育てに力を入れており、安心して子育てができる環境です。また、男性の1日あたりの平均育児時間が比較的長く、男性が育児参加に協力的な風潮がうかがえます。
徳島県内の市町村別の人口をみると、1位が徳島市（約25万人）、離れた2位が阿南市（約7万人）、3位は鳴門市（約5万人）となっており、以下、吉野川市（約4万人）、小松島市（約4万人）と続きます。
県庁所在地の徳島市は、四国一の大河、吉野川とその支流がつくる三角州に発達した都市。県庁などの行政機関や商業施設が集まる県の中心地で、徳島ラーメンを始めとするグルメでも知られています。

徳島県の子育て世帯におすすめのエリア

東みよし町
町の真ん中を吉野川が流れ、北に阿讃山脈、南に四国山地を従えた水と緑のまち、東みよし町。町ではICTを利活用した協働教育である「フューチャースクール」や、地域とともにある学校づくりを行う「コミュニティスクール」といった先進的な教育に取り組んでおり、未来を切り拓き、たくましく生きる「人財」の育成日からが注がれています。
また、町内全ての小学校には児童クラブが設置され、放課後保育も可能。高校卒業までの「子どもはくぐみ医療費（乳幼児医療費）」の助成や、2万円までの育児用品購入費の補助なども実施。子育てしやすい街となっています。

板野町
買い物や交通などの利便性と自然を身近に感じられる環境での子育てを両立したい世帯におすすめなのが、JRの駅や高速道路のI.C.もあり、吉野川や緑豊かな山にも囲まれた板野町です。
町内には夢や探求心を育てることができる体験型の大型公園「あすたむらんど徳島」や板野町歴史文化公園があり、遊び場は充実。
子育て支援としては、中学卒業までの医療費の助成や多子世帯の保育料の無償化、幼稚園、小学校、中学校の給食費半額助成、町立幼稚園授業料無料と預かり保育の無償化など、手厚い施策が行われており、子育てファミリーが住みやすい地域となっています。

徳島県の中心市街地への通勤・通学におすすめのエリア

徳島市内への通勤・通学しやすさで人気なのが、徳島市に隣接する藍住町、石井町、北島町です。
藍住町は、穏やかな田園風景が広がる山のない平坦な町。コンパクトなエリアに生活に必要な施設がまとまっており、暮らしに必要なものは町内だけでほとんど揃えることができます。車を使って30分程度で徳島市の中心部にアクセスができ、バスは徳島駅前まで直行する路線や、藍住役場前から北島を通って徳島駅まで行く路線などが運行されています。
石井町も、公共施設、商業施設、医療・福祉機関、金融機関など、生活に必要な施設が移動しやすいエリアにまとまっている若いファミリーからも人気の街。鉄道や路線バスを使って、徳島市中心部へ約30分で移動できるほか、JR石井駅前からは大阪や東京方面への高速バスも運行されています。
また、北島町は県内１小さな町域に画館も入った大型ショッピングモールをはじめ、ホームセンターやスーパー、ドラッグストア、飲食店などが充実。公園や川辺の散歩なども楽しめる環境にあり、北島町役場からはバスを使って20～30分程度で徳島市の中心部に移動できます。

徳島県の閑静な地域でおすすめのエリア

県の主要都市である徳島市は、中核都市でありながら比較的治安が良く、住宅街が広がるエリアであれば概ね落ち着いた雰囲気があります。なかでも、上八万のしらさぎ台や城南の城南台地などが安定した人気を誇るエリアです。
より自然を身近に感じながら暮らすのであれば、吉野川市がおすすめ。町名にもある吉野川を筆頭に、船窪のオンツツジ群落、美郷地区でみられるホタルなど、心休まる光景が充実。また、「四国遍路」「藍のふるさと阿波」をテーマとした2つのストーリーが日本遺産に認定されており、文化や歴史を感じながら毎日を過ごすことが可能。徳島駅までJRで40分程度と都市部へのアクセスも良く、暮らしやすい環境が整っています。

徳島県の就労・移住支援制度

徳島県では、就農支援などの就労の不安を解消するサポートとともに、サテライトオフィスの誘致や住民票を異動させることなく都市圏の小中学生が徳島県内の公立小中学校で学ぶことができる「デュアルスクール」などの制度も整備。 ほかの都道府県から移り住む人を積極的に受け入れています。
東京23区に在住または、東京圏在住で23区内に通勤する人が徳島県へ移住する際に、世帯移住で100万円、単身移住で60万円を支給する「徳島わくわく移住支援事業」のほか、県外から移住した子育て世帯に、未就学児がいれば10万円の支給、2年後にはさらに定住応援金として10万円を支給する「みんなでリスタート！徳島移住促進支援金」なども提供。
そのほかにも住宅取得にかかわる独自の助成金や住宅ローンの金利優遇制度などを用意している自治体もあるので、移住を考えている人はぜひチェックしてみてください。