山形県 | 注文住宅特集

蔵王や月山、飯豊、朝日、吾妻、鳥海などの名だたる山々に加え、1つの都府県のみを流域とする河川としては日本国内最長である最上川など、豊かな自然に恵まれた山形県。農林畜産業も盛んに行われており、収穫量全国1位のさくらんぼをはじめ、「つや姫」「雪若丸」といったブランド米、「米沢牛」などのブランド牛などが全国的にも有名です。
県内は庄内、最上、村山、置賜の4つのエリアに分かれており、地域ごとに特色ある文化がみられます。
35ある市町村のすべてで温泉が湧いており、その数は130カ所以上。観光資源となっているほか、日常的に楽しむ県民も多数。
持ち家率も74.8％と、全国3位の高水準にあります。

山形県の注文住宅の平均コスト

注文住宅を建てる際にかかったコストについて、山形県と全国の平均を比較すると次のようになっています。
山形県の注文住宅建設費の平均　3,579.8万円
全国の注文住宅建設費の平均　3,715.2万円
出典：2022年度　フラット35利用者調査

山形県の住環境

山形県の市町村別の人口をみると、県庁所在地である山形市がトップで約25万人、以下鶴岡市（約12万人）、酒田市（約10万人）と続きます。
近年、住みやすさで評価が高まり、人口増加中の都市として注目されているのが東根市です。県内有数の果樹の産地である市内には、空港や新幹線の駅もあり、商業施設も充実。県外からの企業誘致に成功しているほか、行政サービスも行き届いており、活気ある街づくりが進められています。
その他に人気が高いエリアとしては、コンパクトなエリアにさまざまな施設がまとまって暮らしやすい天童市、映画をメインとした文化資源や子育て支援に力を入れている山形市などが挙げられます。

山形県の子育て世帯におすすめのエリア

山形市
他県に比べて手厚い子育て支援を実施している山形県では、部下が子育て・介護・地域活動などに時間 を割くことへ理解を示す「やまがたイクボス同盟」という取り組みを実施。なかでも山形市では行政組織のトップである市長自身が「イクボス宣言」を行い、育児と仕事が両立できる環境づくりを推進しています。
市内には26カ所の子育て支援センターがあり、性別や年齢、人種・国籍の違い、障がいの有無など、異なる背景や特性をもつ人々が互いを認め合い、すべてのこどもが楽しく遊べる施設「コパル」も用意されています。

遊佐町
町のシンボルともいえる鳥海山をはじめ、豊かな自然や田畑に囲まれてのびのびと育児ができる環境の遊佐町では、「ゆざっ子誕生祝金」10万円（第3子以降は20万円）、3歳までの子どもの保護者に月1万円を交付する「すくすくゆざっ子支援金」などの独自の支援金を給付しています。そのほかにも、18歳までの医療費無料化、日中母子のみになる家庭へのヘルパー派遣サポートなども実施。また、県立遊佐高等学校の生徒に向けて、高校入学時の支援金（7万円）のほか、介護職員初任者研修受講支援金（2.5万円）や運転免許取得支援金（6万円）というユニークな補助も行っています。

飯豊町
飯豊町では、「めざみっこ出産・子育て応援事業」として、妊娠時に出産応援ギフト5万円、出産時に子育て応援ギフト5万円、妊婦健診での検査14回分の費用の助成や不妊治療時に自己負担額の1/2を交付するなど、子育てスタート前からの手厚い支援が特色の1つ。
子どもの医療費は所得制限なしで18歳まで無料であるほか、中学生を対象に年間30時間、英語と数学の講義が無料で受けられる町営学習教室「いいで希望塾」なども開設しています。

山形県の中心市街地への通勤・通学におすすめのエリア

東根市では区画整理事業をはじめとする定住人口の増加施策や高速交通網などの都市基盤整備、生産性の高い農業などの産業基盤強化がはかられ、県内屈指の工業団地も所在。市内で通勤する人だけでなく、隣接する天童市から通うひともみられるので、東根市で家づくりを検討する際は天童市も含めて候補に挙げるとよいでしょう。
県内最大の人口を擁する山形市では、電車やバスなどの交通手段があまり充実しておらず、距離がある場合は自動車を使った通勤や通学がメインとなります。ただし、街がコンパクトにまとまっていて山形駅からの徒歩圏内にも住宅地があるので、家を立てる際はそのエリアで検討するのも一案です。

山形県の閑静な地域でおすすめのエリア

山形市は県庁所在地ということもあり、商業施設や医療施設なども多く、利便性の高い街だといえます。芸術への関心度の高さも特色の1つとなっているほか、市内には公園も多く、自然も身近にあり、文化や自然のバランスを重視する人にも好適な住環境となっています。
また、隣接する天童市は山形市のベッドタウンとしても人気が高く、住宅地も豊富。山形市内に住むことを考えているのであれば、こちらの天童市も含めて検討してみるのもおすすめです。
庄内地区をみても、利便性の高さと自然環境のバランスが良い鶴岡市や酒田市に人気が集まっています。

山形県の移住支援制度

山形県では、東京23区に在住または、東京圏在住で23区内に通勤（大学・専門学校等への通学期間も含む）する人が山形県へ移住することを支援する「移住支援金」の支給を実施しています。
対象求人へ就業するなど、一定の要件を満たす必要がありますが、移住先の市町村から予算の範囲内において、世帯移住で100万円、単身移住で60万円が支給されます。
さらに、世帯移住の場合で18歳未満の世帯員が一緒に移住する場合には、18歳未満の人1人につき100万円が加算されます。現在、都心に勤務していて、近い将来、地方への移住を考えている人にとっては大きな金銭的支援だといえるでしょう。