オープンハウスが「やばい」と評判の理由|実際の特徴、強み・弱みも解説

本記事では、「オープンハウスはやばい」という評判が気になる方に向けて、「やばいと評判の理由」や「強み・弱み」等を解説し、しっかりした情報に基づいて、自分なりに「オープンハウス」について評価・検討できる様にしています。

この記事でわかること

  • オープンハウスが「やばい」と評判の理由
  • オープンハウスとは?
  • オープンハウスの強みや弱み 等
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複数の大手ハウスメーカーを特徴別に、一覧形式で見比べてみたい方は下記の記事もご覧ください。

1.オープンハウスが「やばい」と評判の理由

SNS等の口コミを見るに、オープンハウスが「やばい」との評判がある理由は、主に下記のポイントにある様です。

  • 一戸建てだが、いわゆる「ペンシルハウス」のように、狭そうなものも多くてびっくりする。
  • 営業マンの対応に不信感を持ってしまう。

実はこれらは、オープンハウスの「強み」の裏返しでもあります。

「一戸建てだが、狭そうなものも多くてびっくりする。」について

「オープンハウス」は、それまで住宅用地としてはあまり注目されていなかった「狭小地」を、首都圏の好立地条件の区域を中心に、積極的に宅地開発している会社です。

高額で庶民には手が届かない価格になりがちな「首都圏・好立地の一戸建て」を、土地の価格が安い「狭小地」に様々な工夫と技術で建てることで、手の届きやすい価格で分譲しています。
従って、「安く」提供するためにペンシルハウスといわれるような「狭小住宅」を販売しているケースも多く、外観を見るだけでは「夢がない」と思ってしまう方もいるのでしょう。

しかしこれは価格の裏返しでもあります。
また、狭小住宅は内部の工夫で「住みやすさ」を上げる事が可能であり、これは外観からはうかがえないポイントです。

「営業マンの対応に不信感を持ってしまう。」について

オープンハウスは若い会社なので若い営業マンが多く、併せて営業活動にも熱心です。
その甲斐もあって業績もずっと右肩上がりでしたので、かなり「忙しい」状態でした。

また実際、過去に不祥事が報じられたこともありました。これは、顧客対応に対して営業マン毎の「個人差」が出やすかった環境であったのだと推測されます。

一方、「熱意があって信頼できる」「対応がスピーディー」と評価する顧客も昔から多くいました。
例えば「スピーディー」と「対応が雑」という評価は紙一重の印象差である事が多くあります。

最近は悪評を聞く機会も随分減っており、その後営業マン教育や体制の整備が進んでいる事がうかがえます。

「口コミ」等からくるイメージだけで判断しなくてよいよう、以降、オープンハウスについて、具体的な強みや弱み等を解説していきます。

2.オープンハウスとは?

「オープンハウス」は、以下のような特徴を持つ会社です。

オープンハウスの特徴 一覧

  • 首都圏を中心とした総合不動産会社
  • 建売も注文住宅も手掛ける
  • 狭小地での設計に強い
  • 都心部でもリーズナブルな家を実現できる
  • 坪単価は50万〜80万円が相場

以下より1つずつ解説します。

2‐1.首都圏を中心とした総合不動産会社

オープンハウスは、東京23区を中心に土地や戸建てを仲介することに強みをもつ総合不動産グループです。

ただ最近は神奈川、埼玉、群馬、栃木などの関東圏全域、名古屋や関西、福岡などの大都市圏にも進出しています。

企画や開発、建設を担うディベロップメントと建築を請け負うアーキテクトがあり、土地の仕入れから企画や設計、建築、販売まで一貫したサービスを提供しています。

2013年の東証一部上場以来、高い水準で成長を遂げており、2023年には売上高1兆円を突破しています。

2‐2.建売も注文住宅も手掛ける

オープンハウスの特徴の2つ目は、「建売」も「注文住宅」も得意なことです。

オープンハウスは土地や戸建ての仲介が得意な不動産会社であり、自社の建売物件はもちろん、他社の建売物件も多く取り揃えています。

加えて建売だけでなく注文住宅も手掛けており、土地の購入から家の設計、建築まで、まとめて依頼できます。

「注文住宅」と「建売住宅」の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

2‐3.狭小地での設計に強い

オープンハウスは、狭小地での設計に強みを持つ会社です。

都内によく見られる「入り組んだ土地」や「狭小地」、「変形地」などでも快適な家となるようプランニングできる高い設計力があります。

法的規制のある土地や厳しい敷地条件でも、住みやすい家を提供しています。

「狭小地」や「狭小住宅」について、より詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

2‐4.都心部でもリーズナブルな家を実現できる

オープンハウスの最も大きな特徴は、ほかのハウスメーカーと比べてリーズナブルな家を実現できることでしょう。

グループ内で組織的に土地の仕入れを行っているため、中間マージンが発生しません。
さらに企画や設計、販売まで同じ会社内ですべての作業を担える点も、低価格の家を提供できる要因です。

ほかにも、土地割に工夫を施し土地の面積を抑えることで、全体の価格を下げることも得意です。

リーズナブルに家を建てたい人は、「ローコストハウスメーカー」に依頼するのがおすすめです。

以下の記事でおすすめのローコストハウスメーカーをご紹介しているので、あわせてご覧ください。

2‐5.平均坪単価は50万〜80万円が相場

オープンハウスの平均坪単価は50万〜80万円ほどです。

ローコストの住宅設計で知られるアイダ設計やアイフルホームと比べると、坪単価にそれほど大きな違いはありません。
ちなみに、アイダ設計の平均坪単価は57.8万円ほど、アイフルホームでは59.3万円ほどです。

大手ハウスメーカーといわれるセキスイハイムや一条工務店などは、平均坪単価が90万円前後になることを考えると、一般的なハウスメーカーよりは安く家が建てられるといえます。

ただし、注文住宅を検討している方は、住宅プランによって坪単価が大きく変動するためご注意が必要です。

前述のハウスメーカーについてもっと知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

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3.オープンハウスの7つの強み

ここでは、オープンハウスの強みを7つ取り上げてご紹介します。

オープンハウスの強み 一覧

  • 土地探しから依頼できる
  • 狭小地でも理想に近い家を実現できる
  • 設計士に相談しながら家を設計できる
  • 初めての注文住宅でもプランを決めやすい
  • 20年の地盤保証がある
  • 地震に強い家づくりができる
  • ローコストで注文住宅を建てられる

以下より詳しく解説します。

3‐1.土地探しから依頼できる

土地探しと家の施工を別々の会社に依頼すると手間がかかりますが、オープンハウスなら土地探しから依頼し、そのまま家の施工もお願いすることができます。
さらに、土地と建物をトータルで予算設定できるため、資金計画も立てやすいでしょう。

またご自身で土地探しをするという場合でも、オープンハウスの公式ホームページでは、地域や駅、学区などさまざまな条件から土地を探せるようになっており、便利です。

土地の探し方について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

▶【土地を探したい】あなたに合った住宅プランを比較する(無料)

3‐2.狭小地でも理想に近い家を実現できる

オープンハウスは、敷地の特性を活かした企画・設計力が高いです。

そのため、首都圏によく見られる狭小地でも、空間を最大限に活用するプランニングで、狭さを感じさせない理想に近い家を実現できます。

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3‐3.設計士に相談しながら家を設計できる

オープンハウスで注文住宅を建てる場合、専属の設計士に直接相談しながら家づくりをすることができます。

「動物を飼っているため、動物専用の場所を確保したい」、「アウトドアが趣味だから、大容量の収納庫を車庫の近くに設けたい」などのこだわりがある場合も、プロに相談しながら設計ができる点がポイントです。

プロの設計士が全体像を把握してくれるため、「自分の要望は叶ったけれど、全体として生活しにくい間取りになってしまった」などといった失敗をしにくくなります。

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3-4.初めての注文住宅でもプランを決めやすい

オープンハウスの注文住宅は用意された参考プランをベースに、間取りや内外装、設備を選んでいくというセミオーダースタイルです。

参考プランの費用目安は1,200万〜1,500万円で、プランごとに建築費用が提示されているため、予算を大幅にオーバーすることもないでしょう。

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3‐5.20年の地盤保証がある

オープンハウスでは、20年の地盤保証システムを採用しており、地盤沈下によって建物に問題が発生した場合には最高5,000万円を保証してくれます。

さらに、オープンハウスで土地の購入から建築まで依頼した場合は、地盤調査・地盤改良の費用も建築費用に含まれており、追加の費用なしで安全・安心な家を建てられます。

「地盤調査」で何を調べるのか、「地盤改良」で何をするのかを知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

▶【安全な家を建てたい】あなたに合った住宅プランを比較する(無料)

3‐6.地震に強い家づくりができる

地震に強い家づくりができる点もオープンハウスの強みです。

オープンハウスの家は、伝統的な木造軸組在来工法が採用し、柱と「筋交い」という構造材が用いることで高い剛性(強さ)の建物を実現しています。

オプションで、制震や制振装置も設置できるため、地震が心配という方も安心です。

「地震に強い家」とはどんな家なのか、「木造軸組在来工法」とは何か知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

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3‐7.ローコストで注文住宅を建てられる

オープンハウスでは土地割りのノウハウに優れているため、一軒あたりの土地代を抑えたローコストを叶えながら、十分な延床面積を確保できることが強みとして挙げられます。

さらに、年間建築数が多いため、大量の材料をまとめて仕入れることでコストダウンにつなげています。

「予算にあった家づくりをするコツは?」
「そもそも自分はどれくらいの予算に設定したらいい?」

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4.オープンハウスの4つの弱み

ここでは、オープンハウスの弱みを4つ取り上げてお伝えします。

オープンハウスの弱み 一覧

  • 完全自由設計ができない
  • 対応エリアが限られる
  • 建物保証が10年と短め
  • 追加オプションで高くなることがある

以下より詳細をチェックしておきましょう。

4‐1.完全自由設計ができない

オープンハウスの弱みの1つは、完全自由設計ではないことです。
前述しましたが、注文住宅であっても、ある程度決められた選択肢の中から選ぶ必要があります。

そのため、水回り製品や壁紙など、特別なメーカーのものを取り入れたい場合は不向きかもしれません。

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4‐2.対応エリアが限られる

オープンハウスは、対応エリアが限られている点も弱みでしょう。
オープンハウスの対応エリアは、首都圏や北関東、東海(名古屋のみ)、関西、九州(福岡のみ)などに限られています。

今後、対応エリアが広がる可能性は高いですが、現時点(2024年8月時点)では、エリアによっては依頼したくてもできない方がいるのが実情です。

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4‐3.建物保証が10年と短め

オープンハウスの建物保証は引き渡しから10年、定期点検も2回のみ、3回目以降の定期点検は有償です。
大手ハウスメーカーの保証と比較すると、建物保証10年は短いです。

新築住宅の売主(ハウスメーカーや工務店など)は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」により、10年の補修責任等が義務づけられています。
オープンハウスの保証は最低ラインの10年であるため、長く住む家のアフターサポートとして十分と感じられない方もいるでしょう。

参照:e-GOV 住宅の品質確保の促進等に関する法律

複数のハウスメーカーの保証期間を比較したい方は、以下の記事もご覧ください。

▶【長く住める家を建てたい】あなたに合った住宅プランを比較する(無料)

4‐4.追加オプションで予算より高くなることがある

どのハウスメーカーでもいえることですが、オプションの追加には別途費用がかかります。

オープンハウスはほかのハウスメーカーに比べて標準仕様のプラン費用は安い傾向にありますが、追加オプションをつけることで設定した予算よりも高くなるケースもあります。

「標準仕様に含まれやすい項目」や「オプション仕様に変更する際の注意点」を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

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5.オープンハウスに依頼するときのポイント

最後に、オープンハウスに住宅建築を依頼するときのポイントをお伝えします。

5‐1.標準装備の内容を確認し、どのくらい追加オプションが必要か確認する

オープンハウスはローコストで家を建てられる点が魅力ですが、ローコストである分、グレードが高い標準装備ではありません。

基本性能やデザイン性、機能性を上げたい場合、オプションの追加やグレードアップが必要になるので「ローコストで建てられる」と思っていた割に費用がかさむ可能性があります。

オープンハウスに家づくりを依頼したい方は、標準装備やオプションの内容を見積もりの段階でよく確認することをおすすめします。

5‐2.「建売」と「注文住宅」のどちらが自分に合うか考える

オープンハウスは「建売」も「注文住宅」も取り扱っています。

「注文住宅」であればこだわりの住宅を建てられますが、「建売」よりも打ち合わせに時間や手間がかかります。
一方、「建売」でも自分の理想にあった家が見つかるかもしれません。

費用感やスピード感も考慮し、「建売」と「注文住宅」のどちらが自分に合うか考えましょう。

5‐3.ほかのハウスメーカーと比較し検討する

オープンハウスに決める前に、ほかのハウスメーカーと住宅プランを比較してみることも大切です。
なぜなら、要望によっては、同じぐらいの価格で、よりグレードの高い家を建てられる場合もあるからです。

ハウスメーカーの強みはそれぞれ異なるため、同じような要望を伝えても住宅プランには違いがあります。
とはいえ、全国には数万社のハウスメーカー・工務店があるといわれており、自分たちだけで要望に沿ったハウスメーカー・工務店を探すのは大変です。

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この記事のポイント まとめ

オープンハウスが「やばい」と評判の理由

SNS等の口コミを見るに、オープンハウスが「やばい」との評判がある理由は、主に下記のポイントにある様です。

  • 一戸建てだが、いわゆる「ペンシルハウス」のように、狭そうなものも多くてびっくりする。
  • 営業マンの対応に不信感を持ってしまう。

    実はこれらは、オープンハウスの「強み」の裏返しでもあります。

詳細は「1.オープンハウスが「やばい」と評判の理由」をご覧ください。

オープンハウスの特徴について

「オープンハウス」は、以下のような特徴を持つ会社です。

  • 首都圏を中心とした総合不動産会社
  • 建売も注文住宅も手掛ける
  • 狭小地での設計に強い
  • 都心部でもリーズナブルな家を実現できる
  • 坪単価は50万〜80万円が相場

詳細は「2.オープンハウスとは?」で解説しています。

オープンハウスの強み

オープンハウスの強みを7つご紹介します。

  • 土地探しから依頼できる
  • 狭小地でも理想に近い家を実現できる
  • 設計士に相談しながら家を設計できる
  • 初めての注文住宅でもプランを決めやすい
  • 20年の地盤保証がある
  • 地震に強い家づくりができる
  • ローコストで注文住宅を建てられる

詳細は「3.オープンハウスの7つの強み」で解説しています。


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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループが運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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