福井県 | 注文住宅特集

北陸地方南西部に立地する福井県。北西部は日本海に面しており、県中央部にある木の芽峠から山中峠にかけての約10kmにわたる山領を境として嶺北地方と嶺南地方に分けられます。嶺北の東部は1,000ｍ以上の山々が連なる山地、嶺南は海岸線が入り組んだリアス式海岸が続いています。気候は冬季の日照が少なく降水量が多い日本海側気候であり、雪が多く降る地域としても有名です。
繊維や眼鏡など、ものづくり産業を中心に安定した雇用環境があり、働く女性の割合や共働き率は全国でもトップクラス。経済的に安定した家庭が多く、三世代同居や近居のファミリーも高い割合でみられます。このような環境で、祖父母にも見守られながら安心して勉強や運動に打ち込めることもあって、子どもたちは学力だけでなく体力も全国トップレベルを維持。こういったことを理由に「全47都道府県幸福度ランキング」（一般財団法人日本総合研究所編）では、5回連続で総合1位を獲得。全国でも屈指の住みやすさが魅力の県となっています。

福井県の注文住宅の平均コスト

注文住宅を建てる際にかかったコストについて、福井県と全国の平均を比較すると次のようになっています。
福井県の注文住宅建設費の平均　3,483.6万円
全国の注文住宅建設費の平均　3,715.2万円
出典：2022年度　フラット35利用者調査

福井県の住環境

福井県内の市町村別の人口をみると、1位が福井市（約26万人）、離れた2位が坂井市（約9万人）、3位は越前市（約8万人）となっており、以下、鯖江市（約7万人）、敦賀市（約6万人）と続きます。
嶺北地域は、県庁所在地の福井市や東尋坊などの観光地を擁する坂井市、越前和紙をはじめとする伝統工芸の郷である越前市、国内のメガネ生産の9割を担う鯖江市といった都市が集中するエリアで、「恐竜のまち」としても知られる勝山市や曹洞宗の大本山である永平寺が建つ永平寺町なども立地。嶺南地域には、北陸新幹線の新たな始発着駅が誕生した敦賀市や、古くから若狭湾で獲れた新鮮な食材を京都へと運んだ「鯖街道」があり、京都との経済的、文化的な結びつきが強いという地域特性がみられます。

福井県の子育て世帯におすすめのエリア

南越前町
南越前町では、医療面では「子ども医療費助成事業」として、18歳まで窓口負担なく医療費が無料。さらにインフルエンザ予防接種も18歳まで無料で受けられます。
生活支援では、誕生時に第2子までは3万円、第3子以降は30万円と手厚い給付金を支給。
また、最も近い駅から5km以上の地区に居住する高等学校等に就学する児童を持つ保護者には、距離に応じて年額8千円～2.4万円を支給する「高等学校等就学支援金」も用意。質の高い支援が整った、子育てファミリーが暮らしやすい街として定評があります。

高浜町
高浜町はビーチの国際環境認証「ブルーフラッグ」をアジアで初めて取得。「きれいで、人に優しく、安心して楽しめ、いろんなことが学べる」という条件の揃った海岸で、のびのびと子育てができる自治体です。
町内には、妊娠期から子育て期までの切れ目のない相談・支援を行う拠点として「こども家庭センター『kurumu（くるむ）』」を開設。妊娠・出産・子育てに関わる支援・相談の窓口を１本化しています。
また高浜町は「教育負担ゼロの町」を目指しており、保育所・こども園入所児童の副食費の無償化、小中学生の給食費と教材費の無償化などのほか、小学校入学時には2万円、中学校入学時には3万円、中学校卒業時には5万円を給付。遠距離通学の中学生には交通費を全額支給、高校生には通学費や入寮費を8割補助するなど、踏み込んだ教育支援が受けられます。

福井県の中心市街地への通勤・通学におすすめのエリア

通勤手段として自動車利用が一般的だった福井県ですが、鉄道利用の活性化を促す目的での自治体が中心となった対策が実り、近年では鉄道利用に移行する人が目立っています。その数字は、えちぜん鉄道では、2004年から2018年までの間でほぼ倍に、福井鉄道では2倍以上を示しています。
こういった背景を踏まえて福井市内での通勤・通学を考えると、おすすめなのが両鉄道の沿線エリア。なかでも、えちぜん鉄道「三国芦原線」と福井鉄道「福武線」の2路線が乗り入れている田原町駅周辺は、住宅街が広がっており治安が良く、スーパーや飲食店も豊富で暮らしやすい一帯となっており、好適な住環境が整っています。

福井県の閑静な地域でおすすめのエリア

福井市内であれば、中心部の北側、国道414号線の北に広がる二の宮エリアが穏やかな佇まいの住宅地として知られています。福井県立歴史博物館や福井県立美術館といった文化施設が立ち並ぶ文教地区で、若い世帯も多く生活。福井駅までバスを使って12分程度で移動できるほか、地域には人気スーパーやドラッグストアなどの商業施設や公園も整い、住みやすさで定評のある住環境となっています。
福井市外であれば、緑の谷山に囲まれ、豊かな水をたたえた九頭竜川が流れる永平寺町がおすすめ。門前町としての落ち着きを感じる一帯にはスーパーや飲食店、病院や薬局など生活に必要な施設がコンパクトにまとまっています。福井駅までは電車で20分程度、自動車では15分程度でアクセスできる便利のよさも魅力です。

福井県の子育て支援制度の特徴

福井県は「子育て中の親にうれしく、子どもに楽しく、家計にやさしい日本一幸福な子育て県『ふく育県』」を掲げ、県レベルで手厚い子育て支援に取り組んでいます。
中学3年生までの子どもは基本的に医療費が無料であり、保育料は年収640万円未満世帯の2人目は無料、3人目からは制限なく全員が無料です。
また、雨や雪の日でも子どもが安心して遊べる、全天候型の遊び場を県内各地に増やしているほか、提示すると優待・割引サービスが受けられる「ふく育パスポート」の発行や提携店舗で利用できる「ふく育割」のクーポンの発行などを実施。
さらに市町村ごとに独自の子育て支援が行われており、全国的にみて子育て世帯が暮らしやすい環境が高いレベルで整備されています。