島根県 | 注文住宅特集

北は日本海に面し、南は中国山地の山々など豊かな自然に恵まれた島根県。県域には離島の隠岐島や竹島といった島々も含まれます。総面積の約8割が林野で、水稲栽培や酪農などの農業や、水産業、建設業、鉄鋼産業が主な産業となっています。
気候は比較的温暖ですが、冬は曇りや雨の日が多く、雪が降ることも珍しくありません。また、冬季は日本海からの気流の影響を受けるため、強い季節風が吹くことも特徴として挙げられます。
県内には、神話の舞台である出雲大社をはじめ、世界遺産の石見銀山や国宝の松江城、宍道湖、隠岐諸島など観光資源も豊富にあり、自然や歴史、文化を身近に感じながらの生活が楽しめます。

島根県の注文住宅の平均コスト

注文住宅を建てる際にかかったコストについて、島根県と全国の平均を比較すると次のようになっています。
島根県の注文住宅建設費の平均　4,066.8万円
全国の注文住宅建設費の平均　3,715.2万円
出典：2022年度　フラット35利用者調査

島根県の住環境

島根県は、出雲地方、石見地方、隠岐地方の3つに大きく地域が分けられます。東部の出雲地方は、国宝の松江城がある松江市や出雲大社を擁する出雲市がある観光でも人気のエリア。西部の石見地方にも世界遺産の石見銀山や小京都と呼ばれる津和野などの観光地があり、が集まる隠岐地方は、180もの島々が集まる島しょ部となっています。
島根県内の市町村別の人口をみると、1位が松江市（約20万人）、2位が出雲市（約17万人）、離れた3位は浜田市（約5万人）となっており、以下、益田市（約5万人）、安来市（約4万人）と続きます。
県庁所在地の松江市には国宝「松江城」があり、行政の中心機能を備えながら中世城下町の風情も残されています。中心部から車で30分程度で海や山にもアクセスでき、都市機能と自然が共存する街となっています。
人口第2位の出雲市は、出雲大社をはじめとする歴史的遺産が多く、自然環境も豊かなエリア。農業が盛んに行われている一方、製造品出荷額は県内トップであり、各産業分野のバランスがとれた発展性の高い都市です。

島根県の子育て世帯におすすめのエリア

松江市
過去に経済産業省が全国1,741市区町村を対象に行った「暮らしやすさ」の調査で全国トップの座を獲得。住みやすさ日本一に輝いた松江市は県内でもトップクラスの子育て支援を行っている自治体です。
なかでも家づくりを検討している世帯に魅力となるのは「子育て世帯定住団地取得支援補助金」でしょう。条件はありますが、対象となる分譲地に新たに家を建てた場合、市外からの転入者には150万円、市内からの転居者は100万円の補助金を給付。そのほかにも郊外の定住拠点団地に定住しようとする子育て世帯に住宅地を20年間普通貸与し、期間満了後は無償譲渡する「子育て世帯定住促進宅地貸付制度」などが用意されています。

邑南町
広島県との県境に位置し、県内でもっとも広い町である邑南町は、町が打ち出した「日本一の子育て村構想」により、子育て世代の移住が増えている自治体です。
施策の柱となっているのは「中学卒業までの医療費負担無料化」と「第2子以降の保育料の全額免除」。町内の公立邑智病院には小児科や産婦人科があり、24時間365日の救急医療体制が整備されており、ドクターヘリによる緊急輸送にも対応できるようになっています。
また、町内には子育て支援センターもあり、子育てしやすい環境が整えられています。

島根県の中心市街地への通勤・通学におすすめのエリア

松江市と隣県の鳥取県米子市に挟まれた安来市は、松江市、米子市、どちらの街にも出やすい立地。JR山陰本線で米子までは10分かからず、松江にも20分ちょっとでアクセスできるほか、出雲空港や米子空港へのアクセスも良く、東京や大阪、名古屋といった3大都市圏への移動にも便利なエリアです。安来市内の土地の価格は、松江市や米子市と比べると大きく下がるため、両市のベッドタウンとしても人気。都市部と適度な距離感にありながら、静かで豊な自然環境のもとで暮らすことができます。

島根県の閑静な地域でおすすめのエリア

県内一の人口が集まる松江市内では、江戸時代には城下町としても栄えた歴史もあることから松江市景観計画が策定され、古い街並みが守られるようになっています。なかでも松江城周辺は、松江市伝統美観保存地区に指定されており、建物の高さなども制限。特に城西・城北地区は閑静な住宅街として人気の高いエリアとなっています。
県内の他の市町村に目を向けると、自然との近さで近年注目されているのが雲南市です。登山や川遊び、釣りといったアウトドアアクティビティが手軽に楽しめる一方、大小の商業施設や、総合病院など都市的な利便性も備わった「ちょうどいい田舎」として人気。松江市まで40分、出雲市まで30分、出雲空港まで20分といったアクセスの良さも魅力です。

島根県の移住支援制度

移住支援の制度が充実している島根県は、移住先としての人気が高まっています。東京23区に在住または、東京圏在住で23区内に通勤（大学・専門学校等への通学期間も含む）する人が島根県へ移住することを支援する「わくわく島根生活実現支援事業」を実施。
対象求人へ就業するなど、一定の要件を満たす必要がありますが、移住先の市町村から予算の範囲内において、世帯移住で100万円、単身移住で60万円が支給されます。
さらに、世帯移住の場合で18歳未満の世帯員が一緒に移住する場合には、18歳未満の人1人につき100万円が加算されます。
そのほかにも、「しまねUIターンテレワーク支援事業」や住宅取得にかかわる独自の助成金や支援を用意している市町村もあるので、移住を考えている人はぜひチェックしてみてください。