石川県 | 注文住宅特集

内陸部の加賀地方と日本海に突き出た能登地方の2つの地方からなる石川県。南北に長く、海も山もあるなど地形的変化に富み、四季折々の自然の変化が身近に感じられる一帯となっています。その自然を生かして、夏は登山やバーベキュー、釣り、冬はスキーやスノーボードなどさまざまなアウトドアでのアクティビティが楽しめるだけでなく、加賀友禅や金沢箔、九谷焼などの伝統工芸にみられるような歴史を今に伝える地域としての側面も備えています。
石川県では平成27年に北陸新幹線が開業したことを受け、人の流動に合わせて求人が増加。グローバルなものづくり企業やニッチトップ企業、観光産業、農林水産業、介護・福祉などさまざまな産業で活気が高まっています。比較的就職しやすい環境であり、女性就業率は全国2位と夫婦で働く割合が高いのも特色。保育所の整備や、数々の先進的な取り組みを推進するなど、全国的に子育て支援の進んでいる自治体としても知られています。

石川県の注文住宅の平均コスト

注文住宅を建てる際にかかったコストについて、石川県と全国の平均を比較すると次のようになっています。
石川県の注文住宅建設費の平均　3,562万円
全国の注文住宅建設費の平均　3,715.2万円
出典：2022年度　フラット35利用者調査

石川県の住環境

市町村別の人口をみると、県庁所在地の金沢市（約46万人）が第1位。大きく離れた2位が白山市（約11万人）、3位は小松市（約11万人）となっており、県の人口の4割以上が金沢市に集中しています。
加賀百万石で有名な前田利家公のお膝元として栄えた金沢市は、県の中心としての都市機能を備える一方、兼六園や金沢城、金沢百万石まつりなど歴史を感じさせるスポットやイベントのほか、朝市や美術館などの見どころも多数。近くには温泉地も点在しているほか、東京からのアクセスが良いこともあって、観光地としても日本を代表するエリアの1つとなっており、日々賑わいをみせています。

石川県の子育て世帯におすすめのエリア

かほく市
「子育て世代に選んでもらえるまち」を目指して子育て支援を拡充させているのが、かほく市です。
新生児1人につき、かほく市共通商品券3万円分を出産祝品として贈呈。子どもの医療費は18歳まで無料となっており、延長保育、一時保育、病児保育、病後児保育、休日保育などの保育サービスも充実。市内には広々としたプレイルームで子どもを遊ばせながら子育てに関するさまざまな相談もできる「子ども総合センター『おひさま』」や、「子育ての手助けをしてほしい方」と「子育てのお手伝いをしたい方」をつなぐ「ファミリー・サポート・センター」なども開設されています。
また、大型の公園も3カ所あるほか、全天候型のこども屋内運動施設「あそびの森かほっくる」もあり、天候を気にせずに体を動かすことも可能。中心都市の金沢市街までは車で20分程度なうえに、自然に親しめるスポットの多い能登エリアへのアクセスも良く、のびのびと子育てに取り組めます。
子育て世帯の住宅取得を支援する「かほく市若者マイホーム取得奨励金制度」を使えば最大200万円の奨励金が受け取れるのも大きな魅力です。

白山市
県内有数の産業都市、白山市は子育てしやすい街としても好評の自治体です。
「子育て支援医療給付金」によって、窓口での自己負担なく18歳までの医療費は無料。延長保育、一時保育、病児保育、病後児保育、休日保育などの保育サービスがあり、働きながらでも安心して子育てできる体制が整っています。
また、市内には自然も多く、公園など体を動かして遊べる環境も豊富。市内にはプールやスキー場なども充実しており、スポーツやアクティビティを満喫しながら子育てをするのにピッタリな環境が整っています。

石川県の中心市街地への通勤・通学におすすめのエリア

通勤時間30分未満の割合が77％と全国的にみて通勤に要する時間が短い石川県。車を利用して通勤する人が多い傾向がありますが、路線バスやコミュニティバスが発達した金沢市内では公共交通を利用しての通勤風景もみられます。
金沢市内に住むのであれば、金沢駅の西側エリアが飲食店や商業施設も充実しており、住みやすい街として人気があります。
金沢市街から金沢市の中心部へ通うのであれば、隣接する、野々市市が候補にあがるでしょう。公共交通網が整っていて商業施設も多数立地しており、金沢市内の街に比べても遜色のない暮らしやすさが魅力。県内一の人口増加率を誇っています。

石川県の閑静な地域でおすすめのエリア

金沢市内であれば、北陸鉄道石川線の始発駅である野町駅周辺が魅力的です。中心地からもそれほど離れておらず、近くには金沢三茶屋街の一つである「にし茶屋街」があり、風情ある街並みが残されています。野町駅を含めた城南地域は「犀川の清らかな流れと特色ある地形を舞台とした、歴史と文化が薫る良好な住環境のまち」をテーマにした街づくりを進行中。商業施設が豊富でありながら金沢21世紀美術館や兼六園などにも近く、落ち着いたなかでも利便性の高い暮らしが望めます。
ある程度自然を身近に感じながら生活するなら、広大な森林を生かした県立森林公園などがある津幡町がおすすめ。町内への定住を目的に戸建て住宅を新築・購入・増改築する人に向けた奨励金の交付など、他地域から移り住んでくる世帯へ向けたサポートも充実しています。

石川県の移住支援制度

石川県内には、市街から移住してくる世帯に向けて独自の定住促進奨励金などを提供している自治体が数多くみられます。
たとえば金沢市では「ようこそ金沢住宅取得奨励金」という制度を実施しており、新築一戸建ての場合には最大で200万円を給付。そのほかにも金沢産の木材を使用した住宅への奨励金や創エネ・省エネ・蓄エネ設備等を設置する人へ向けた助成金の交付など、さまざまな支援を行っています。
また、白山市でも最大90万円の「白山市定住促進支援制度」をはじめ、「若者・子育て世帯定住奨励金」や「白山ろく地域定住奨励金」「三世代ファミリー同居奨励金」などを給付。新たに家を建てる人にとって魅力的な制度が整っています。