和歌山県 | 注文住宅特集

紀伊半島の南西に位置し、紀伊水道や太平洋といった海に面した和歌山県は、面積の約8割以上が紀伊山脈をはじめとする山地で占められています。
南北に長い県域は、北部と南部では気候が異なります。北部は瀬戸内海式の気候で、年間を通じて天気や湿度が安定し、降水量も少ない地域。南部は黒潮の影響を受ける太平洋岸式気候で、温暖ではあるものの台風の影響を受けやすく、地域によっては極めて降水量が多いといった特徴があります。 県南部を中心に、梅やみかんなどの栽培が盛んに行われており、特にみかんの収穫量は全国で17年連続1位を誇る特産品として有名です。
世界遺産の熊野・熊野古道や日本三古湯に数えられる白浜温泉、日本三美人の湯とうたわれる龍神温泉などの温泉、南紀白浜にあるアドベンチャーワールドなど観光スポットも多く、県外からも多くの人々が訪れています。

和歌山県の注文住宅の平均コスト

注文住宅を建てる際にかかったコストについて、和歌山県と全国の平均を比較すると次のようになっています。
和歌山県の注文住宅建設費の平均　3,780.3万円
全国の注文住宅建設費の平均　3,715.2万円
出典：2022年度　フラット35利用者調査

和歌山県の住環境

和歌山県は、大きく紀北地域、紀中地域、紀南地域という3の地域に分けられ、さらに紀北地域は海草、那賀、伊都の3地区に、紀中地域は有田、日高の2地区に、紀南地域は西牟婁と東牟婁の2地区に分けられます。紀北地域は県庁所在地である和歌山市を中心にした都市部で高野山なども含む一帯、紀中は梅やみかんなどの栽培が盛んなエリア、紀南はアドベンチャーワールドや、白浜温泉、世界遺産の熊野三山などがある観光地といった特色があります。
和歌山県内の市町村別の人口をみると、1位が和歌山市（約36万人）、離れた2位が田辺市（約7万人）、3位は橋本市（約6万人）となっており、以下、紀の川市（約6万人）、岩出市（約5万人）と続きます。
県庁所在地の和歌山市には、県の人口の約40％が集中。南北には丘陵と山地が、西には和歌山湾が広がっています。市の中心部にある和歌山城公園は桜の名所としても有名で、毎年花見に訪れる多くの人たちで賑わいます。

和歌山県の子育て世帯におすすめのエリア

有田市
みかんを中心とした農業や沿岸漁業が盛んな有田市は、県内でもトップクラスの子育て支援制度が充実した市町村です。
妊娠時には出産応援給付金として5万円を支給。出産後は子育て応援給付金として子ども1人あたり5万円が給付されます。また、出産祝金もあり、第1子には10万円、第2子には30万円、第3子以降は50万円を支給。さらに、「子育てスマイルチケット事業」として、一時保育や家事援助などに利用できるチケットを妊婦には2万円分、出産した人には3万円分が支給されます。
そのほか、高校卒業まで医療費無料であるほか、小、中学校入学時には10万円の入学祝い補助金を給付。手厚い支援のもと、安心して子育てに取り組むことができます。

御坊市
温暖な気候と豊かな自然に恵まれている御坊市は、特に3人以上の子どもを育てているファミリーに魅力的な自治体です。
市では「第3子以降子育て応援事業」として、第3子以降の子どもの満1歳～満6歳まで毎年10万円の給付を実施。また、学校給食費助成として、第3子以降の小・中学校の給食費を無料化しています。
子ども医療費は、18歳までを対象に自己負担分の医療費を助成。そのほか、インフルエンザ予防接種費用の一部を助成するといった支援が行われています。

和歌山県の中心市街地への通勤・通学におすすめのエリア

和歌山市の中心部だけでなく、大阪方面も含めた通勤・通学を考えた場合、比較的人気があるのが岩出市です。市内にあるJR和歌山線の岩出駅から和歌山市内へ向かうほか、隣接する和歌山市にある紀伊駅や大阪府泉南市にあるJR阪和線の和泉砂川駅、南海線・樽井駅などから大阪府内への通勤・通学するのに便利。また、自動車を利用して大阪方面へ通勤する人もあり、和歌山県全体で人口が減り続けるなか、宅地開発が進み、人口が伸び続けています。
今後、2031年を目標に大阪駅（うめきたエリア）からJRの難波駅や南海の新今宮駅をつなぐ新路線「なにわ筋線」が開業し、南海電鉄が乗り入れを予定。大阪方面へ通勤・通学するのであれば、利便性の高まる南海沿線エリアも候補に入れて検討すると良いでしょう。

和歌山県の閑静な地域でおすすめのエリア

和歌山市内では、和歌山城の南に位置する吹上・高松地区が古くから閑静な住宅街として知られており、隣接する砂山・今福地区も住みやすい閑静な文教地区となっています。
そのほかの市町村では、海の近くで暮らせるエリアが人気。スポーツによるまちづくりが進められている上富田町、温泉や新鮮な海産物が魅力の日高町などの人気が高まっています。
より自然を感じながら暮らすのであれば、関西屈指の海辺のリゾート地、温泉と石英砂のビーチで知られる白浜町で土地探しをするのも良いかもしれません。

和歌山県の移住支援制度

大阪のベッドタウンとして栄えるエリアや自然を身近に感じながら暮らせるエリアなど、魅力的な街を数多く抱える和歌山県には、気候も温暖で海辺のリゾート地も多く、都会的な毎日を過ごすことも、田舎暮らしを満喫することもできるエリアです。
和歌山県では、東京23区に在住または、東京圏在住で23区内に通勤（大学・専門学校等への通学期間も含む）する人が和歌山県へ移住することを支援する「移住支援金」の支給を実施。
対象求人へ就業するなど、一定の要件を満たす必要がありますが、移住先の市町村から予算の範囲内において、世帯移住で100万円、単身移住で60万円が支給されます。
さらに、世帯移住の場合で18歳未満の世帯員が一緒に移住する場合には、18歳未満の人1人につき100万円が加算されます。
そのほかにも、独自の補助金や支援を用意している自治体もあるので、移住を考えている人はぜひチェックしてみてください。