長野県 | 注文住宅特集

本州の中央部に位置し、周囲を8つの県と接する内陸県の長野県。新幹線や高速道路といった交通網が整備されており、東京や名古屋などの都市圏からアクセスしやすい便利な地方都市となっています。
県内の80％以上が山岳地帯で、日本の屋根と言われる北アルプスや中央アルプス、南アルプスなど2,000mから3,000m級の山々が四方を包囲。そういった山地をぬぐうように平地や台地が散在し、住宅地や都市部が形成されています。
産業は、高地を利用した農業が盛んですが、精密機械・電子部品を始めとした工業も全国的に有名。また、ほかの都道府県と比べて標高が高いという地理的な要因によって心配機能が活性化していることに加え、保健補導員等による生活に根付いた予防医療が浸透しており、日本トップクラスの長寿県にもなっています。

長野県の注文住宅の平均コスト

注文住宅を建てる際にかかったコストについて、長野県と全国の平均を比較すると次のようになっています。
長野県の注文住宅建設費の平均　3,684.1万円
全国の注文住宅建設費の平均　3,715.2万円
出典：2022年度　フラット35利用者調査

長野県の住環境

長野県内の市町村別の人口をみると、1位が県庁所在地の長野市（約37万人）、2位が松本市（約24万人）、3位は上田市（約15万人）となっており、以下、佐久市（約10万人）、飯田市（約10万人）と続きます。
県域は全国4位の広さで、南北に長い立地であることから地域特性が大きく異なり、10のエリア（北アルプス地域、松本地域、木曽地域、上伊那地域、南信州地域、北信地域、長野地域、上田地域、佐久地域、諏訪地域）に分けられます。
長野市や松本市などの主要都市では、JR、しなの鉄道、長野電鉄、アルピコ交通など鉄道路線網のほか、路線バスやコミュニティバスがあり、高速道路も整備されていて市内や都市間の移動はスムーズです。
夏は温度・湿度が低くて過ごしやすい気候のため、避暑地として全国的にも有名なエリアがあるほか、登山やスキーなどのアウトドアアクティビティが楽しめるスポットや温泉も多く、四季を通じて大勢の観光客が訪れています。

長野県の子育て世帯におすすめのエリア

松本市
自然がとても豊かでありながら、県2位の大都市として行政サービスなどの利便性も兼ね備えた松本市。大学病院を含め、医療施設が充実しているほか、小中一貫の教育を受けることができる学校も複数あり、ほかの地方都市ではあまりみられないレベルの高い教育が受けられる環境も整っています。
子育て支援制度としては18歳までの医療費補助を行っており、1カ月1医療機関につき500円で利用が可能。さらに小学生以下のインフルエンザ予防接種費用の半額助成やおたふくかぜ予防接種費用の一部助成も実施。3歳未満の子どもを家庭で保育している子育て世帯には、市が提供する子育て支援サービスの無料クーポンの配付も行っています。

伊那市
伊那市は、南アルプスと中央アルプスの2つのアルプスに抱かれ、市の中央部を天竜川と三峰川が流れる豊かな自然のなかで、のびのびと子育てができる自治体です。
「長野県一の子育てサポート」を掲げ、出産祝金として第1子は3万円、第2子は5万円、第3子は7万円、第4子以降10万円の出産祝金を支給。基本保育料は県下最低レベルに引き下げられ、副食費は完全無償となっています。また、子ども医療費は所得制限なく18歳まで窓口負担なしで無料。信州の豊かな自然環境を生かした屋外活動を中心に、地域の伝統文化などを日々の保育に取り入れた特徴ある取組みを実践する「信州やまほいく」にも取り組んでいます。

長野県の中心市街地への通勤・通学におすすめのエリア

長野市の場合、大きく分けて「北長野」「南長野」の2つのエリアに区分されますが、車を利用せずに市の中心部へ通勤・通学するのであれば、どちらかというと電車の便がいい信濃吉田を中心とした北長野エリアを選ぶ人が多いようです。
また、群馬県との県境に近い北陸新幹線の佐久平駅からは東京まで1時間15分ほどでアクセスできるため、東京方面へ新幹線通勤する人も増えています。市でも、通勤や顧客との商談などのために新幹線を利用する場合に月額上限2.5万円（最長36カ月）を補助する「新幹線乗車券等購入費支援金」を用意。そのほか、2拠点生活などを検討している人向けに移住前から新幹線乗車券の購入金を補助する制度も準備されています。

長野県の閑静な地域でおすすめのエリア

長野県内には避暑地や別荘地として全国的にも有名な軽井沢町がありますが、土地の価格は突出して高く、埼玉県や千葉県のベッドタウンにも匹敵するレベルとなっています。
中心都市の長野市は、長野駅まで自転車やバスを使って15分程度でアクセスできる安茂里のほか、商業施設が多く、冬場の雪も少ない川中島など、長野南部エリアが好評。落ち着いた住宅街として近年人気が高まっています。
利便性と土地の価格のバランスを考えると、上田市や塩尻市、須坂市、岡谷市、諏訪市、安曇野市、小布施町などが住みやすい街として挙げられます。

長野県の移住支援制度

都会にはない大自然を日常のなかで味わいたいという要望に応えられ、利便性の高い施設や街並みが整っている長野県は、「ふるさと回帰支援センター」の移住希望地ランキングで常に上位にランクインする、移住者が多い地域として知られています。
長野県と県内の65の市町村では、2022年4月1日以降に移住や就業・創業を希望する人のための支援策として、UIJターン就業・創業移住支援事業を実施。条件にもよりますが、東京圏・大阪府・愛知県からの移住者へ、移住支援金として1世帯に最大100万円（単身世帯の場合は最大60万円）、子育て世帯には子ども1人あたりさらに最大30万円が支給されます。