【広島県福山市編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店10社　比較一覧

福山市のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが福山市に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「安心して暮らせる家にしたい」等、自分のこだわりを明確にしておくと、自分に合ったハウスメーカーを見つけやすくなります。
また地域の特徴として、福山市は、南海トラフ地震において最大震度6強の揺れが想定されるため、「耐震性」の高い家が建てられることや「液状化対策」ができるかどうかは、選ぶ際の重要なポイントとなります。

加えて、3月〜5月にかけては黄砂の影響を受けやすいため、「全館空調」の導入可否も確認しておくと安心です。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.今後発生すると考えられる南海トラフ地震に備え「耐震性」の高い家にできるか、「液状化対策」ができるか確認する
2.黄砂対策として「全館空調」の導入が可能かどうか確認する
3.「着工後の変更」は可能か確認する
4.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
5.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

福山市のハウスメーカー事情

福山市は、南海トラフ地震において最大震度6強、長者ヶ原ー芳井断層による被害は最大震度7の揺れが想定されるため、「耐震性」の高い家は人気があります。

また、福山市は地震発生時に液状化が起こるリスクがある地域です。
特に福山市南部の沼隈支所近辺は危険度が高いため、「液状化対策」も重要になります。
地震や液状化の被害が想定される地域では、家を建てたあとの「保証内容・期間・条件」がどれくらいあるかの確認が必要になります。
中でも、「地盤保証」の期間が長いハウスメーカーは人気が高いです。

加えて、福山市をはじめとする西日本エリアでは3月〜5月にかけては黄砂の影響で換気が難しくなるため、綺麗な外気を取り込める「全館空調」の導入可否も確認しておくと快適に過ごせます。

参考：
福山市「地震に備えて」
福山市「広島県地震被害想定（2013年度）」

そんな福山市で人気のハウスメーカーは、今後の地震に備えた「耐震性」の高い家づくりが得意な所や、「液状化対策」ができる所です。
また、黄砂対策として「全館空調」の導入が可能な所も注目を集めています。
ここからは福山市で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【ミサワホーム】
ミサワホームは「頑丈」であることにこだわっている「木造」建築が得意なハウスメーカーです。
耐震実験では、阪神・淡路大震災以上の揺れに対して損傷がないなど、「耐震性」の高さが評価されています。
福山市は南海トラフ地震で最大震度6強の揺れが想定される地域のため、地震に強い家は人気が高いです。

また、ミサワホームでは「全館空調」システムの導入も可能です。
「全館空調」システムのコモンズエアは、「24時間換気」システムと組み合わせることで、住まい全体の換気を適切に促してくれるため、黄砂の影響を受けやすい福山市でも快適に過ごすことができます。

参考：
ミサワホームの公式HP「耐震性［性能規定］」
ミサワホームの公式HP「屋内空気環境①空気環境ソリューション」

▼ミサワホームがつくる理想の住宅。
上下の空間活用も光る、高気密で耐震性の高い家

【アイ工務店】
アイ工務店は、「耐震性」の高い家づくりが得意なハウスメーカーです。
床・壁・屋根の6面に構造用合板を配置したモノコック工法を採用しており、耐震等級最高ランクとなる耐震等級3を標準装備としています。

また、アイ工務店は「保証内容・期間・条件」が充実していることでも評価されています。
特に、液状化が起こりやすい福山市では「地盤保証」が重要になります。
「地盤保証」は一般的に10年のみ保証されるケースが多いですが、アイ工務店では20年と保証期間が長く、人気があります。

参考：
アイ工務店の公式HP「耐震性能」
アイ工務店の公式HP「充実の保障制度」

▼アイ工務店についてはこちらで詳しく解説しています。
【アンケート結果で知る！】アイ工務店の評価・評判と坪単価

【三井ホーム】
三井ホームは、「全館空調」システムを導入しているハウスメーカーです。
冷房・暖房・加湿・除湿・換気・空気清浄・脱臭の7役を担っています。
3月〜5月に黄砂の影響を受ける福山市では、黄砂対策として空気清浄ができる「全館空調」は人気があります。
「全館空調」に取り付けられたフィルターは、黄砂などの大気塵や花粉、PM2.5といった物質を除去する効果があるため、黄砂の影響を受けやすい福山市の気候に向いた設備です。

参考：三井ホームの公式HP

▼三井ホームについてはこちらで詳しく解説しています。
三井ホームの評判や口コミを紹介！特徴を知り理想の注文住宅を建てよう

福山市の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきたように、福山市では今後の地震に備えた「耐震性」の高い家や「液状化対策」ができる家、黄砂対策として「全館空調」が導入された家が特に注目されています。

そんな福山市の家の最新トレンドは主に以下の3つです。

「キューブ型住宅」が人気
福山市では、南海トラフ地震において最大震度6強、長者ヶ原ー芳井断層による被害は最大震度7の揺れが想定されるため、「耐震性」の高さを重視して家を建てるケースが増えています。

「キューブ型住宅」とは、フラットな屋根と軒がない四角い立方体の形状の住宅を指します。
正方形または長方形といったシンプルな形状の住宅は、地震の際に力が均等に分散されるため、「耐震性」の高いつくりとなっています。
そのため、福山市では「キューブ型住宅」を選ぶ人が多いです。

一方で、「キューブ型住宅」は軒や庇がない構造のため、日射しや熱の影響を受けやすいといった特徴もあります。
「キューブ型住宅」のメリット・デメリットを確認し、最終的にどのような家づくりを行うか検討すると理想にあった家にすることができます。

▼「キューブ型住宅」についてはこちらで詳しく解説しています。
キューブ型住宅の特徴と注意点！メリット・デメリット比較と間取り実例を紹介

「軽量の屋根材」が人気
「地震に強い家」をつくる上で、「軽量な屋根材」を使用することは有効な手段です。
家自体の重量を減らすことで、地震発生時の建物への負荷を軽減できるため、「軽量な屋根材」の使用は、地震に強い家をつくる際に有効な手段として注目されています。
例えば、下記のような屋根材は「耐震性」の高さを重視する家でよく使用されています。

1.ガルバリウム鋼板：アルミニウム、亜鉛、シリコンからなるメッキで加工された鋼板の屋根材
2.アスファルトシングル：ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に天然石や色付けした石をコーティングした屋根材

建物が重いと地震の際に地盤内の水が外へ大量に漏れ出します。
しかし、「軽量な屋根材」を使用して、建物を少しでも軽くすることで、地盤内の水が漏れ出すことを軽減でき、「液状化対策」へとつながります。
屋根材の種類によって、メリット・デメリットが異なります。
ハウスメーカーに確認をしながら、最終的にどの屋根材にするか決めると安心です。

▼「屋根材の種類」についてはこちらで詳しく解説しています。
屋根材の人気ランキング・トップ5！おすすめの理由や選び方も解説

「全館空調」が人気
「全館空調」とは、家全体を1つの空調システムで管理し、冷暖房や換気を行い、家中を快適に保つシステムのことです。
黄砂や花粉、PM2.5といった大気塵が室内に侵入することを防ぐフィルターが取り付けられているため、黄砂の影響を受けやすい福山市では人気のある設備です。
ハウスメーカーによって外気の取り込み方など「全館空調」システムの特徴が異なるため、どういったメリットがあるか、依頼の際はハウスメーカーに確認しておくと安心です。

▼「全館空調」についてはこちらで解説しています。
全館空調のおすすめハウスメーカー14社を比較！比較すべき4つのポイントは？