埼玉県羽生市 | 注文住宅特集

羽生市は埼玉県の北東部に位置し、江戸時代から続く伝統的な武州正藍染を受け継ぐ地として知られています。市の中心部は商工業が盛んで、現在も衣料の街として発展しています。周辺には美しい田園風景も見られ、北側の群馬との県境には日本三大河川として知られる利根川が流れるなど、自然豊かな環境に恵まれています。
東京都心への主な交通機関としては東武伊勢崎線があり、幹線道路は国道122号線や国道125号線のほか、羽生インターチェンジから東北自動車道を利用することができます。また、「羽生」駅は秩父本線の始発駅でもあり、観光地として人気がある秩父地方へもアクセスしやすい土地です。

埼玉県羽生市の商業施設

羽生市は、広大な敷地を持つ大型ショッピングセンターに恵まれています。そのひとつがは2007年（平成19年）にオープンした「イオンモール羽生」です。このモールは羽生駅から南に約3kmの場所にあり、地上3階建て、駐車台数5,000台、8万8,000平方メートル以上という商業施設の面積を誇ります。「イオン羽生店」を中心に「イオンシネマ」、アミューズメント施設「プラサカプコン」、スポーツ専門店「スポーツオーソリティ」など、約200もの専門店が並んでいます。
羽生駅周辺には、スーパーマーケットの「ベルク」やホームセンターの「ケイヨーデイツー」があり、これらもやはり大規模店舗です。
羽生市の岩瀬地区には2020年（令和2年）、新しい大型商業施設を中心とする「愛藍（あいあい）タウン」がオープンしました。愛藍タウンの周辺には、優良住宅街区もあり、今後、周辺環境の整備が順調に続けば、さらなる発展が期待できるでしょう。同年7～8月にかけて、国道122号線沿いに「ニトリ羽生店」「カインズ羽生店」「ベルクフォルテ羽生店」などが続々と開業し、2021年（令和3年）1月の時点で「ユニクロ」「スターバックスコーヒー」など、20店舗近くがオープンしています。
この「愛藍タウン」という名称は、地元の子どもたちから募集して決まったものです。同時にタウンを横断するメイン道路は「愛藍ストリート」と名付けられています。

埼玉県羽生市の教育環境（学区）

日本全体で少子高齢化が進んでいますが、羽生市も例外ではありません。羽生市では、1984年（昭和59年）をピークに児童数は減少傾向にあります。
羽生市では、少人数クラスによる弊害を避けるための教育的配慮から、各校で一定以上の児童数を確保できるよう、市の教育委員会が小学校の再編成を行ってきました。その結果、2021年（令和3年）2月現在、市内の小学校の数は11校となっています。
その中で、教育への熱意を量る指標になり得る平均世帯年収が最も高いエリアにある小学校は、市役所や羽生駅などがある市の中心地に位置する「羽生北小学校」といわれています。児童数が市内で最も多く、1～3年生までの教室がオープンスペースになっているのが特徴です。
羽生北小学校と同程度の300人規模の小学校は、近隣の「羽生南小学校」や「岩瀬小学校」「須影小学校」「井和泉小学校」などです。一方、市街地から離れた小学校では児童数が少ない傾向があり、100人を切っている学校もあります。

埼玉県羽生市の治安

市の中心である羽生駅周辺や、大型ショッピングセンター（イオンモール羽生、カインズモール羽生など）周辺から離れると、郊外には豊かな田園や自然が広がっています。羽生市は、静かで落ち着いた住環境で、住みよさを比較するランキングでは埼玉県内で第2位となったこともあります。
埼玉県警の発表によると埼玉県内の犯罪率は、令和元年に入ってから2年連続でさいたま市大宮区が1位、2位は蕨市となっています。3位以下はドングリの背比べといった状況で変動が大きく、羽生市は、2020年（令和2年）は3位、その前年は13位でした。
2020年に羽生市で最も多く発生した犯罪は自転車盗です。路上強盗やひったくりは1件も発生していません。このデータを見る限り、一般的な犯罪対策をとっておけば、羽生市では安心して暮らせるでしょう。

埼玉県羽生市の地盤の強さ

埼玉県は広大な関東平野の西側にあり、標高2,000mクラスの山々を擁する秩父山地や丘陵地（県西部）、台地や平地などの平野部（県東部）に大きく分けられます。北東の県境には利根川中流低地と中川低地が続き、秩父山脈から続く荒川低地が県の中央を縦横断しています。
埼玉県の北東部にある羽生市は、利根川中流低地に含まれ、後背湿地という地盤がベースとなっています。後背湿地とは、河川によって運ばれた粘土や砂などが堆積して生じた自然堤防の背後に形成された地形のことで、一般的に地盤は軟弱です。
その中にあって、市の中心エリアである羽生駅周辺や東部には、ローム台地と呼ばれる火山灰質の粘土が5m以上自然堆積した地形が広がっています。ローム台地は地震に対して比較的強く、液状化のリスクも低いとされ、住宅地盤としては良好だといわれています。
一方、市の西部や南部は、自然堤防や旧河道（過去に河川であった地形）が帯状に続き、その周辺は揺れやすく、液状化しやすいと考えられます。このようなエリアで住宅建設を予定している場合は、事前に地盤調査や基礎補強対策を行ったほうがよいでしょう。
羽生市を含む利根川沿いは、比較的新しい沖積層と呼ばれる地層で、地質学的にも軟弱地盤が多いといわれています。羽生市では、1977年（昭和52年）の調査で沈下が確認されていますが、2018年（平成30年）の調査では、埼玉県内で年間2cm以上沈下した地域は確認されていません。

埼玉県羽生市の医療施設

羽生市の医療の中心となるのは「羽生総合病院（埼玉医療生活協同組合）」です。充実した救急体制のほか、緩和ケア病棟やドクターヘリの発着ポートなどを備えており、災害拠点病院にも指定されています。羽生駅からは徒歩約20分でアクセス可能です。
このほか、羽生市は羽生駅周辺を中心に、内科や小児科など、各診療科のクリニックが充実しています。
羽生市は、有料の介護施設や老人保健施設も豊富です。羽生駅の近くには「ベストライフ羽生」や「ル・レーヴ羽生古島」「グループホームルミエール」などがあります。また、南羽生駅周辺には「須影ほのぼのホーム」、「西羽生」駅周辺には「介護老人保健施設あいの郷」などがあります。
「ふれあい介護相談所」は、「羽生総合病院」に設置されている居宅介護支援事業所です。介護支援専門員が、市民からの相談に対応しています。