山梨県 | 注文住宅特集

日本列島のほぼ中央に位置し、東京都、神奈川県、静岡県、長野県、埼玉県に接する海のない内陸県です。 南は富士山、西は北岳などが連なる南アルプス、北は八ヶ岳、甲武信ケ岳など、標高の高い山々に囲まれており、県土の約78%を森林が占め、県の中央にある盆地に都市部が固まっています。
東京や神奈川などの大都市圏に近接しながら、国内最高峰の山岳景観が望めるなど、豊かな自然環境に恵まれており、ぶどうや桃をはじめとするフルーツにワイン、温泉、世界遺産にも登録されている富士五湖など、数多くの観光資源を有しています。
日照時間が長くて降水量は少ないといった天候の面や、水や農産物のおいしさ、都心へのアクセスのよさなどもあり、移住希望地域ランキングでは常に上位にランクイン。移住先としても高い人気を誇る県となっています。

山梨県の注文住宅の平均コスト

注文住宅を建てる際にかかったコストについて、山梨県と全国の平均を比較すると次のようになっています。
山梨県の注文住宅建設費の平均　3,338.1万円
全国の注文住宅建設費の平均　3,715.2万円
出典：2022年度　フラット35利用者調査

山梨県の住環境

県域は大きく国中地方と郡内地方（富士・東部地域）に分けられますが、さらに国中地方を中北地域、峡東地域、峡南地域に分けて、4つのエリアで語られるのが一般的です。
中北地域は八ヶ岳や南アルプスをはじめとする雄大な山岳に包まれたエリア、峡南地域は富士川や南アルプスを擁する歴史と伝統文化が残る地域、峡東地域はワイナリーや温泉など観光スポットも豊富な全国屈指の果樹生産地、郡内地方（富士・東部地域）は富士山を望む世界的な観光地であるとともに都内へのアクセスのよさも備えたエリアとなっています。
山梨県内の市町村別の人口をみると、1位が県庁所在地の甲府市（約19万人）、離れた2位が甲斐市（約8万人）、3位は南アルプス市（約7万人）となっており、以下、笛吹市（約7万人）、富士吉田市（約5万人）と続きます。

山梨県の子育て世帯におすすめのエリア

昭和町
県庁所在地の甲府市にも隣接する昭和町は、県内唯一の山のない市町村です。県内で一番小さな自治体でもあり、その平坦でコンパクトな町内にはショッピングモールやスーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアが複数あって買い物の便がよいうえに、中央自動車道の甲府昭和I.C.もあり、住みやすさで好評。公園や児童館などのほか、小児科も充実しており、子育てしやすい街として若いファミリーを中心に県内トップの人口増加率を示しています。
子育て支援制度としては「子育て支援医療費助成制度」として、18歳まで窓口負担なく医療費が無料。こども園での一時預かり制度や人気キャラクター「ハローキティ」を扱った子育て支援アプリ「しょうわ子育てねっと」なども提供しています。

身延町
日本三大急流のひとつである富士川が流れる山間の町、身延町は恵まれた自然と西島和紙をはじめとする伝統文化に包まれながら、のびのびと子育てができる環境が整っています。
町独自の子育て支援として、誕生時に第1子は5万円と印鑑、第2子は7万円と印鑑、第3子は30万円と印鑑が支給され、以降は1人増えるごとに10万円を加算して支給。副食費も含めた保育料は0歳児から無料であるほか、学童保育の利用料も無料となっています。さらに、入学時には支度金として小学校のときは4万円、中学校では7万円が受け取れるなど、経済的に手厚い支援を受けることが可能。
住宅取得費用や引越費用を最大30万円助成する「結婚新生活支援事業費補助金」も用意されています。

山梨県の中心市街地への通勤・通学におすすめのエリア

甲府市内に通勤・通学するのであれば、JR中央本線駅の酒折駅周辺が便利です。県内一の主要駅である甲府駅まで1駅、約4分でアクセス可能。市街地の中心部にも近い駅となっているほか、場所を選べばJR身延線の善光寺駅まで徒歩で行けるので、２路線を利用することもできます。
山梨から東京へ通勤・通学するなら、東京方面からの特急が県内で最初に停まるJR大月駅周辺が魅力。自然を身近に感じられるロケーションでありながら、JR新宿駅へちょうど1時間ほどでアクセスすることが可能。そのほかでは、県外に鉄道を利用して通勤・通学する「遠距離通勤・通学定期券購入補助制度」が用意され、月額最大2万円が支給される甲府市もおすすめです。

山梨県の閑静な地域でおすすめのエリア

河口湖や西湖を有する富士河口湖町は、別荘地としても選ばれる豊かな自然に囲まれた閑静なロケーションと都心エリアへの交通利便性を兼ね備えたエリアです。新宿へは電車、自動車どちらでも約1時間半程度でアクセス可能。町内には大型スーパーやショッピングセンターなどの生活インフラも整っています。
また、老後の暮らしやすさを考えると北杜市も魅力。リゾートエリアのなかでも比較的地価が安く、移住支援が充実。介護用品の支給や市営温泉施設を利用した相互交流イベント、タクシー券の支給など、さまざまな高齢者向けの政策を実施。高齢者が孤立せずに安心して暮らせるような街づくりが進められています。

山梨県の新設予定の「リニア山梨県駅」について

現在、山梨県内で家づくりを検討している人にとって気になる話題は2027年に予定されている「リニア山梨県駅」の開業情報でしょう。駅は甲府市南部の大津町付近に建設されることになっており、ほかに設置される神奈川県、長野県、岐阜県の駅と違って県庁所在地に建設されるのが特色です。
東京都心へは約25分、名古屋へも約40分で移動できるようになるため、住む場所によっては東京への通勤がドアツードアで1時間以内と、十分現実的。条件によっては移住支援金の助成も受けられるので、先を見据えて情報をチェックしながら「リニア山梨県駅」圏内で土地探しをするのも良いかもしれません。