断熱等級7のハウスメーカー5選|UA値・坪単価を比較して解説

「どうせ建てるなら、冬は暖かく夏は涼しい断熱性能にしたい」と考えている方も多いでしょう。

断熱等級7は、2022年に新設された住宅性能表示制度の最高等級で、HEAT20 G3相当というトップクラスの断熱水準です。

ただし、標準仕様で対応できるハウスメーカーは限られており、コストとのバランスも考えどころになります。
本記事では、断熱等級7の基準とメリット・デメリット、対応ハウスメーカー5社の特徴・坪単価、2026年最新の補助金まで解説します。

この記事を読んだらわかること!

  • 断熱等級7の基準(HEAT20 G3相当・6地域でUA値0.26以下)
  • 断熱等級7のメリット・デメリットと費用感
  • UA値・C値など数値で性能を見極めるポイント
  • 断熱等級7に対応するハウスメーカー5社の特徴と坪単価
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1.断熱等級とは?断熱等級7の基準

まず、断熱等級の仕組みと「等級7」の位置づけを正確に押さえましょう。

1-1.断熱等級の全体像(等級1〜7)

断熱等級(断熱等性能等級)は、住宅性能表示制度で定められた断熱性能のものさしで、等級1から7まであります。

等級4が1999年基準(旧・次世代省エネ基準)、等級5がZEH水準、等級6・7が2022年に新設された上位等級です。

かつて「最高等級」と呼ばれた等級4は、現在では新築の最低ラインにあたる水準になっています。等級の数字が同じでも時代によって意味が違う点に注意しましょう。

出典:国土交通省「住宅性能表示制度」

1-2.断熱等級7の基準(HEAT20 G3相当・UA値)

断熱等級7は、民間の高断熱基準HEAT20の最高グレード「G3」に相当する、現行制度の最高等級です。

基準となるUA値(外皮平均熱貫流率・小さいほど高断熱)は地域区分ごとに定められており、東京・大阪など6地域では0.26以下、寒冷な1〜3地域では0.20以下です。

省エネ基準(等級4・6地域で0.87)と比べると3倍以上厳しい数値であり、「暖房を切っても室温が下がりにくい家」を実現できる水準といえます。

なお、沖縄などの8地域には等級7の設定がありません。

出典:国土交通省「断熱等性能等級の基準」

1-3.断熱等級6・7が新設された背景

等級6・7は、2022年10月に新設されました。

背景にあるのは、2050年カーボンニュートラルに向けた国の省エネ政策です。

家庭部門の省エネを進めるため、従来の最高等級より高い目標水準が必要になりました。

国の制度が「より高い断熱」を明確に評価する方向に動いているため、等級6・7の家は補助金や減税でも優遇されやすくなっています。

1-4.省エネ基準の義務化と断熱等級

2025年4月から、原則すべての新築住宅に省エネ基準(断熱等級4以上)への適合が義務化されました。

つまり等級4は「選ぶ性能」ではなく「最低限の義務」となり、性能で差がつくのは等級5〜7の領域です。

これから建てる家の資産価値を考えるうえでも、高い等級を視野に入れるのがおすすめです。

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2.断熱等級7を選ぶメリット・デメリット

最高等級だからといって、誰にでも最適とは限りません。

メリットとデメリットを冷静に比較しましょう。

2-1.【メリット】光熱費を大きく削減できる

断熱性能が高いほど、冷暖房に使うエネルギーが減ります。

等級7の家は、省エネ基準の家と比べて冷暖房負荷を大幅に抑えられ、年間の光熱費で数万円〜十数万円の差になることもあります。

電気代が上がり続けている近年は、断熱への投資の回収スピードも早まっています。長く住むほど効いてくるメリットです。

2-2.【メリット】一年中快適でヒートショックの予防になる

等級7の家は、部屋ごとの温度差が小さく、冬の朝でも室温が下がりにくいのが特徴です。

急激な温度変化で血圧が乱高下するヒートショックは入浴時の事故につながりやすく、家全体の温度差を減らすことがそのまま健康リスクの低減になります。

結露やカビの発生も抑えられるため、家の耐久性と家族の健康の両面で恩恵があります。

2-3.【デメリット】建築コストが上がる・オーバースペックの場合も

一方で、等級7を実現するには高性能な断熱材・トリプルガラス樹脂サッシなどが必要で、建築コストは確実に上がります。

温暖な地域や日射条件の良い立地では、等級6でも十分快適に暮らせるケースがあり、かけた費用に見合わない「オーバースペック」になる可能性もあります。

等級7ありきで決めず、住む地域・光熱費・初期コストのバランスで等級6との比較検討をおすすめします。


監修者

宅地建物取引士
FP2級技能士

岡﨑渉
等級7が「正解」の家庭ばかりではありません。目安として、寒冷地・在宅時間が長い・オール電化で光熱費が高い家庭ほど等級7の回収が早く、温暖地で日中不在がちな家庭は等級6との差額を体感しにくい傾向があります。ライフスタイルから逆算して選びましょう。

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3.断熱等級7に対応しているハウスメーカー5選

ここでは、断熱等級7に対応しているおすすめハウスメーカー5社の特徴を解説します。

なお、断熱等級7に対応しているハウスメーカーであっても、すべての住宅商品・プランが断熱等級7に対応しているわけではありません。

断熱等級にこだわった家づくりをするときは、断熱等級7に対応した住宅商品を選んでください。

断熱等級7ハウスメーカーと住宅商品の比較一覧表
ハウスメーカー名断熱等級7対応の住宅商品
一条工務店グラン・スマート
アイ・スマート
日本ハウスホールディングス断熱 最高等級7の家
アキュラホーム超断熱の家プレミアム
大和ハウスxevoGranWood
タマホーム笑顔の家(えがおの家)

※エリアにより異なる

以下より、各社の特徴と住宅商品の詳細について解説します。

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3-1.一条工務店

一条工務店は、東京都江東区に本社を置くハウスメーカーです。

モデルハウスは標準仕様よりハイグレードで設計されがちですが、一条工務店のモデルハウスは建築後のイメージがつきやすいよう「標準仕様」で設計されています。

一条工務店の「断熱等級7」対応住宅商品

一条工務店には、断熱等級7に対応した「断熱王」という仕様があります。
断熱王に対応しているのは、「グラン・スマート」と「アイ・スマート」の2つの住宅商品です。

元々すべての住宅が断熱等級5に対応し、9割以上の住宅が断熱等級6に適合(2022年時点)していたため、わずかな仕様変更で断熱等級7への対応が可能だったようです。

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出典:一条工務店 公式HP

3-2.日本ハウスホールディンクス

日本ハウスホールディングスは、国産檜を積極的に使用した木造住宅に定評があるハウスメーカーです。

また、「シェアでんき」を利用することで太陽光発電システムの設置が無料になるため、自家発電を気軽に取り入れたい方におすすめです。

日本ハウスホールディンクスの「断熱等級7」対応住宅商品

日本ハウスホールディングスでは、「断熱 最高等級7の家」を提供しています。
断熱性能が高いだけでなく、気密性も高く、冬は暖かく夏は涼しく過ごせます。

2016年の省エネルギー基準を満たす住宅と比べると、光熱費を約半分に抑えられ、家計だけでなく地球環境にも優しい住宅が叶います。

また、日本ハウスホールディンクスの独自開発資材を使用した壁・床・窓は、高断熱仕様。
快適な暮らしを後押ししてくれる工夫が細部に見られるハウスメーカーです。

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出典:日本ハウスホールディングス 公式HP

3-3.アキュラホーム

アキュラホームは、適正価格で品質・性能・デザインクオリティに優れた住宅商品を提供するハウスメーカーです。

若い世代でも手が届きやすい価格帯と、エリアにあった住宅プラン、豊富なデザインバリエーションに定評があります。

アキュラホームの「断熱等級7」対応住宅商品

アキュラホームでは、高断熱・高気密・高熱効率を実現した「超断熱の家プレミアム」を提供しています。

「超断熱の家プレミアム」は暖かさだけでなく、耐震性にもこだわった住宅です。
木造5階建ての実大実験で耐震性能を確認し、万が一、地震により半壊・全壊した場合は住宅販売価格を上限として全額が補償されます。

また、オプションの全館空調システム「匠空調・S」を選択すると、空調1台で1年中室内が快適な温度・湿度に保たれ、電気代を抑えつつ、快適性が向上します。

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出典:アキュラホーム 公式HP

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3-4.大和ハウス

大和ハウスは、注文住宅以外にも、集合住宅や高層ビルなどの建築を手掛けています。

一般的な2階建てだけでなく、平屋や3階・4階建てなどの施工実績も豊富で、店舗併用住宅や二世帯住宅など多彩なプラン提案に強みがあります。

大和ハウスの「断熱等級7」対応住宅商品

大和ハウスの「xevoGranWood」は、鉄骨の技術を活かした木造住宅です。

断熱等級7への対応が可能なだけでなく、創エネ・畜エネにも対応し、暮らしやすさと地球環境への優しさを両立しています。

また、大和ハウスでは、木造住宅ならではの温度のムラを解消する独自技術「遮熱外張り断熱工法」により、高い断熱性能の住宅を実現しています。

ZEH水準である断熱等級6は標準仕様でクリアし、顧客のニーズに合わせて断熱等級7にも対応します。

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出典:大和ハウス 公式HP

3-5.タマホーム

タマホームは、ローコストプランを提案しているハウスメーカーとして有名です。

基礎工事や大工工事などを各施工会社に直接発注するシステムを採用することで、若年層でも注文住宅が建てやすい価格設定を可能にしています。

タマホームの「断熱等級7」対応住宅商品

タマホームでは、断熱等級7に対応した住宅「笑顔の家(えがおの家)」を提案しています。

外壁ダブル断熱と基礎ダブル断熱、樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラスなどのさまざまな工法や資材で高い断熱性能を実現しました。

断熱性能を高めるためには高額な資材や設備が必要なため、建築時の費用が高くなりますが、タマホームでは高耐候性と高耐久性により将来のメンテナンスコストを抑え、トータルで費用を軽減します。

断熱性能だけでなくコストにもこだわった住宅を目指す方は、ぜひチェックしてみてください。

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出典:タマホーム 公式HP

以上が、断熱等級7対応でおすすめのハウスメーカー・工務店です。

もちろん、今回ご紹介した以外にも優れた実績を持つハウスメーカー・工務店はたくさんあるでしょう。

しかし、全国に数万社あるといわれているハウスメーカー・工務店を自分たちだけで1社ずつ調べ、情報整理していくのは非常に手間や時間がかかり大変です。

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4.断熱等級7対応ハウスメーカーで比較すべき項目

断熱等級7を満たしているハウスメーカーなら、断熱性能に関しては十分に高いと判断できます。

しかし、断熱性能以外の性能や仕様、サービスに問題がある場合は、住宅そのものの満足度が下がってしまうでしょう。

満足できるマイホームを完成するためにも、断熱性能以外の次の項目にも注目してハウスメーカーを選んでください。

断熱等級7対応ハウスメーカーの比較項目

  • 坪単価
  • デザイン
  • 耐震性能
  • 生活動線・家事動線

それぞれの項目について解説します。

4-1.坪単価

断熱性能が高い住宅は建築費用もかさむため、坪単価が高くなる傾向にあります。

坪単価があまりにも高すぎると、インテリアや外構に十分な予算がかけられなくなってしまうため、事前に各ハウスメーカー・工務店の坪単価を把握しておきましょう。

ただし、坪単価はあくまで「本体建築費用」を計算するための数字です。
注文住宅を建てる際には、「本体建築費用」のほか、「付帯工事費用」や「諸費用」もかかります。
また、選ぶプランによって同じハウスメーカー・工務店であっても、坪単価には差があります。

具体的な費用をイメージする際には、事前に「あなたが建てたい家」の資金計画を複数のハウスメーカー・工務店から提出してもらうとよいです。

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4-2.デザイン

住宅のデザイン性も重要な要素です。
デザインが好みに合うなら、住宅に対する満足度も高くなり、愛着も増します。

とりわけ外観デザインには、「ハウスメーカーらしさ」が表れる傾向にあります。
シンプルでモダンなデザインが得意なハウスメーカーや、洋風や北欧風をベースとした可愛らしいデザインが得意なハウスメーカーなど、ハウスメーカーの「らしさ」はさまざまです。

ただし、いきなり住宅展示場に行くと、最初に見たハウスメーカーに気持ちが傾きがち。
住宅展示場のモデルハウスは、一般的な仕様よりもハイグレードなものを採用しているからです。

一目ぼれで決めてしまうと、あとでより理想に近いハウスメーカーが見つかったり、予算やこだわりに合わなかったりとリスクを生む可能性もあります。

まずは自分に合ったハウスメーカー・工務店を絞り込んでから、目的をもって住宅展示場に行くようにしましょう。

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4-3.耐震性能

近年多発している大型の地震にも備えるため、「耐震性能」にも注目してハウスメーカー・工務店を選びましょう。

耐震性能を測る耐震等級には1~3があります。

耐震等級の目安
等級1建築基準法を満たす建物
等級2等級1の基準の1.25倍の耐震性を持つ建物
等級3等級1の基準の1.5倍の耐震性を持つ建物

国土交通省の調査によれば、2016年4月に発生した熊本地震(地域によっては震度7が2回計測)において、耐震等級3の住宅の倒壊・大破は1棟もありませんでした。

また、無被害が87.5%、軽微・小破の住宅が12.5%と報告されています。(参考:国土交通省「PDF熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会 報告書のポイント」)

下記の無料サポートサービスでは、耐震性・断熱性に優れたハウスメーカー・工務店に絞って建築依頼先を探すことも可能です。

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4-4.生活動線・家事動線

暮らしやすさにこだわるなら、生活動線と家事動線にも注目してください。

生活動線が長い住宅は家の中での移動が多くなるため、生活が不便になります。
行ったり来たりするのが面倒になり、コミュニケーションが減ってしまうこともあるかもしれません。

また、家事動線が長いと、家事にかかる時間が増えます。
特に洗濯は、行ったり来たりが多い家事です。

洗濯機とランドリールームやベランダ、クローゼットが近くにまとまっている間取りなど、家事動線に配慮した間取りを提案してくれるハウスメーカーかどうかもチェックしてみましょう。

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5.断熱性能を判断する断熱等級以外のポイント

断熱性能は、「断熱等性能等級」以外のポイントでも判断できます。

ハウスメーカーや工務店によっては断熱等級について記載されていないこともあるため、断熱等級以外のポイントについても確認しておきましょう。

主なポイントとしては、次のものが挙げられます。

断熱性能を判断する断熱等級以外のポイント

  • UA値・C値・Q値
  • 断熱材の種類
  • 窓の位置

それぞれのポイントについて解説します。

5-1.UA値・C値・Q値

断熱性能を測る数値としては、UA値とC値、Q値があります。

断熱性能を測る数値「UA値」「C値」「Q値」
UA値外皮(外壁や窓など)を通した室内の熱の逃げやすさ。数値が小さいほうが熱が逃げにくい。
C値家全体の隙間の大きさ。数値が小さいほど隙間が小さく、気密性が高い。
Q値住宅全体の熱の逃げやすさ。数値が小さいほうが熱が逃げにくい。

UA値は床や屋根、外壁や窓などの外皮を通して逃げる熱量を測った数値です。
外皮1平米あたりの熱量で表示します。

C値は住宅全体の隙間面積です。
数値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高いといえます。気密性が高いと少ない熱量で室温を調整できるため、省エネ性能や熱効率が気になる方も要チェックです。

Q値は住宅全体の熱の逃げやすさを示した数値です。
Q値には換気による熱損失も含まれるため、より断熱性能を正確に判断したいときにはUA値が使われます。

5-2.断熱材の種類

断熱材の種類によっても、断熱性能が変わります。
主な種類と特徴は以下をご覧ください。

<断熱材の種類と特徴>
グラスウールローコスト。断熱性に加え、耐火性や吸音性、耐久性も高い。
ロックウール耐火性や吸音性も高い。音楽スタジオの壁に使われることもある。コストは高め。
発泡ウレタン軽量で施工しやすい。耐水性が高い。難燃性ではあるが、グラスウールやロックウールと比べると燃えやすい。
発泡プラスチック軽量で施工しやすい。防音性と耐水性が高い。耐火性が低くコストが高め。

上記はあくまで一例で、断熱材にはほかにも種類があります。

素材によって断熱性能が異なるため、各ハウスメーカーがどのような断熱材を採用しているのか、どのようなメリット・デメリットがあるのかを確認してみましょう。

5-3.窓の位置

窓の位置によっても断熱性能は大きく変わります。

室内の温度は窓から入り込む日射量に左右されます。
冬場は日射量を確保できることで暖かさを保ち、夏場は直射日光が入りにくいことで涼しさを維持できるため、日射量と太陽の角度をシミュレーションしてから窓の位置を決定してください。

ハウスメーカーによっては、事前に日射量と太陽角度のシミュレーションを行ってくれるケースもあります。
気になる方は営業担当者に申し出ておきましょう。

断熱性能にこだわって住宅を建てると、予想以上に費用がかかることもあります。
予算オーバーしないために大事なのは、綿密な資金計画を立てること。

しかし、1から住宅プランを作る注文住宅は、調べるべきことや考えるべきことがたくさんあり、自分たちだけで進めていると情報整理が追い付かなくなることが多々あります。

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6.断熱等級7の住宅で使える補助金・減税制度【2026年最新】

断熱等級7の住宅は、ZEH水準や長期優良認定住宅などの基準を満たしやすくなるため、補助金制度も適用されやすくなります。

ここでは、利用できる可能性がある補助金制度・減税制度の概要を解説します。

6-1.みらいエコ住宅2026事業

2026年の新築補助の中心は「みらいエコ住宅2026事業」です。

最も省エネ性能の高いGX志向型住宅なら全世帯対象で最大125万円(寒冷地)、それ以外の地域でも110万円の補助を受けられます。

断熱等級7の家は、GX志向型住宅やZEH水準の断熱要件を満たしやすく、補助金の面でも有利です。予算上限に達し次第終了のため、着工時期と申請スケジュールは早めに確認しましょう。

出典:国土交通省「みらいエコ住宅2026事業」

6-2.住宅ローン減税(省エネ要件)

住宅ローン減税(控除率0.7%・最長13年)は、省エネ性能が高いほど借入限度額が大きくなる設計です。

2026年入居の新築では、認定住宅で4,500万円(子育て世帯・若者夫婦世帯は5,000万円)、ZEH水準省エネ住宅で3,500万円(同4,500万円)が借入限度額になります。

断熱等級7の家なら上位区分の要件を満たしやすく、13年間の控除総額で数十万円単位の差につながります。

出典:国土交通省「住宅ローン減税」

6-3.自治体の補助金制度

都道府県や市区町村にも、高断熱住宅や省エネ設備への独自補助があります。

国の補助と対象経費が重ならなければ併用できる場合が多く、組み合わせれば負担をさらに抑えられます。

建築予定地の自治体名と「住宅 省エネ 補助金」で検索し、着工前に最新の募集状況を確認しましょう。

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7.断熱等級7の家にかかる費用感

等級7の家は標準的な省エネ住宅より建築コストが上がります。

ただしその差額は、光熱費の削減と補助金である程度取り戻せます。

ここからは、次の2つの視点から等級7の費用感を整理します。

  • 断熱等級7にすると坪単価・総額はどれくらい上がるのか
  • 増えたコストを光熱費の削減で何年かけて回収できるのか

数字でつかめれば、等級7にすべきかどうかを感覚ではなく損得で判断できるようになります。

7-1.断熱等級7にすると坪単価はどのくらい上がるか

等級7対応には、断熱材の増強・トリプルガラス樹脂サッシ・高性能な換気システムなどが必要で、標準的な省エネ住宅と比べて坪単価で数万円上がるのが一般的です。

延床35坪なら総額で100万〜200万円程度のコスト増をイメージしておくとよいでしょう。

ただし、もともと高断熱を標準仕様とする会社なら追加費用が小さく済みます。

「標準でどこまでの性能か」が費用を左右する最大のポイントです。


監修者

宅地建物取引士
FP2級技能士

岡﨑渉
カタログの「断熱等級7に対応可能」と「標準仕様で断熱等級7」は別物です。対応可能=オプションで追加費用が乗るケースが多いため、見積もり条件をそろえるときは「等級7を満たす仕様で」と明示して各社に依頼しましょう。

7-2.光熱費の削減効果と回収の考え方

コスト増は、光熱費の削減で少しずつ回収できます。

たとえば年間の光熱費が5万円下がれば、150万円のコスト増は30年で回収できる計算です。電気代の上昇が続けば回収はさらに早まります。

金額だけでなく、快適性・健康・住宅の資産価値というリターンも含めて判断すると、等級7への投資の意味がクリアになります。

また、みらいエコ住宅2026などの補助金を使えば、実質的なコスト増を最初から圧縮できます。

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まとめ

この記事のポイントを整理すると、次のとおりです。

  • 断熱等級7はHEAT20 G3相当の最高等級で、6地域ならUA値0.26以下が基準
  • 光熱費削減・快適性・健康面のメリットは大きいが、コスト増とオーバースペックには注意
  • 等級だけでなくUA値・C値の実測値、断熱材、窓の仕様を数値で確認する
  • 2026年はみらいエコ住宅2026(GX志向型で最大125万円)や住宅ローン減税の上位区分を活用できる
  • 一条工務店・日本ハウスHD・アキュラホーム・大和ハウス・タマホームなどが対応。同じ等級7でも坪単価61万〜83万円と差があるため複数社比較が必須

性能は数値で、価格は複数社の比較で確かめながら、自分の暮らしに合った断熱レベルを選びましょう。

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この記事の編集者

「家づくりのとびら」編集部

NTTデータグループ会社が運営する注文住宅相談サービス「家づくりのとびら」編集部です。難しい住まいづくりの情報を、わかりやすく正確にお伝えします。記事は不動産鑑定士や宅地建物取引士などの不動産専門家による執筆、監修記事がメイン。初めての住まいづくりをサポートします!

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