【京都府京都市左京区編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店12社　比較一覧

京都市左京区のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万～60万円
・中堅～大手ハウスメーカー：坪単価60万～80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万～100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが京都市左京区に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」ことは最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「おしゃれ」「ZEH対応」「全館空調」等、自分のこだわりを明確にしておくと、自分に合ったハウスメーカーを見つけやすくなります。
また地域の特徴として、京都市左京区は、夏は湿度の高い蒸し暑い日が多く、冬は朝晩の冷え込みが厳しいことが挙げられます。
加えて、冬場でも湿度が比較的高く、夏の蒸し暑さ対策と冬の冷え込み・結露対策となる、「湿気対策」や「高気密・高断熱」などがポイントとなります。
加えて、区の面積の80％が山林の左京区では、自然の恵みを取り込んで省エネを実現するパッシブデザインの住まいづくりにも注目が集まっています。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりをかなえられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのがよいでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大切です。

1.「湿度対策」のできる「高気密・高断熱」があるか確認する
2.自然の力を生かせる「パッシブデザイン」に対応できるか確認する
3.「着工後の変更」は可能か確認する
4.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
5.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

京都市左京区のハウスメーカー事情

京都市の東北部に位置する左京区は、自然と文化財が数多くある古都の風情がある街です。
銀閣寺や南禅寺といった有名な寺社があり、京都五山送り火の中でも特に有名な大文字送り火は左京区の大文字山で行われています。
皆子山や峰床山、東山連峰と有する左京区は区の面積の80％が山林で、自然豊かな地域である一方、盆地特有の夏の蒸し暑さ、冬の朝晩の冷え込みが左京区でも見られます。
また、京都市一体は「京都水盆」と呼ばれるほど多量な地下水が存在する地形です。
そのため、夏だけでなく冬場も湿度が高いという特徴があります。

参考：京都市左京区「左京区の概要」
環境省「「感覚環境のまちづくり」報告書」

そんな京都市左京区で人気のハウスメーカーは、外気温の影響を受けにくい「高気密・高断熱」があり「湿度対策」も可能な所になります。
また、自然豊かな環境を生かせる「パッシブデザイン」を取り入れているメーカーも人気です。
ここからは京都市左京区で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【アイ工務店】
アイ工務店は、業界最高ランクの高気密・高断熱基準で家を建てられるハウスメーカーです。
「オリジナルダブル断熱工法」は、高性能断熱材を組み合わせて高い断熱性と気密性を実現。屋外からの冷気を防ぎ、室内からの放熱を防ぎます。
また、オリジナルの屋根遮熱断熱も取り入れ、京都の暑い夏も快適に過ごせる工夫がなされています。
年間を通じて熱効率が高まるため、省エネにもつながるでしょう。

▼アイ工務店についてはこちらで詳しく解説しています。
アイ工務店の魅力を徹底解説! 評価・評判から坪単価までリアルな口コミ情報公開

【三井ホーム】
三井ホームは、独自のプレミアム・モノコック構法によって気密性と断熱性を高め、外気温の影響をほとんど受けない超高断熱化を実現しています。
また、自然の力を生かす省エネ設計「パッシブ・エコ」は、太陽の光や熱の調節、風の流れといったことを設計によって上手に取りこむことが可能です。
自然の力を生かした省エネ設計ができる三井ホームは、自然環境豊かな左京区にぴったりといえるでしょう。

参考：三井ホームの公式HP

▼三井ホームの基本的な情報についてはこちらで詳しく解説しています。


【四辻木材興業】
四辻木材興行は京都府向日市に本社を置く、地元密着型のハウスメーカーです。
国産木材の高品質な構造でつくられる注文住宅は、間取りの提案だけでなく、採光や空間テーマを大切にした家を提案。
心地よい暮らしが実現できる自然の力を取り入れた住まいづくりが得意です。
また、断熱においては、屋根・基礎断熱、壁断熱、天井断熱、床下断熱と適材適所の断熱材を使って、高い断熱性を実現しています。

参考：四辻木材興業の公式HP

京都市左京区の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきたように、夏蒸し暑くて冬は冷え込む気候と年間を通じて湿気の多い地形から、京都市左京区では「高気密・高断熱の性能」「湿気対策」に加えて、快適に過ごすための「自然の力を生かすパッシブデザイン」が大切にされています。

そんな京都市左京区の家の最新トレンドは主に以下の3つです。

「高気密・高断熱」が人気
家の外気温にさらされる面に断熱性に優れた建材を用いることで、室内は少ないエネルギーで一定の室温を保ちやすくなります。
京都市左京区は、夏の暑さ、冬の朝晩の寒さが厳しいため、室内で快適に過ごせる「高気密・高断熱」の家が好まれる傾向です。
また、気密性・断熱性を高めると外気温と室温の差で生まれる結露を防ぐため、湿気対策にもなります。

▼「高気密・高断熱」についてはこちらで詳しく解説しています。
高気密・高断熱な家は後悔する？デメリットやハウスメーカーの選び方も解説

「自然素材を使った家」が人気
京都市一体は「京都水盆」と呼ばれ、湿度が高いと言われています。
また、冬場は1日の寒暖差によって結露が起こりやすく、家づくりにおいても湿気対策が必要になってきます。
自然素材を使った家は、素材が持つ調湿性を生かせるため、調湿効果が期待できます。
例えば以下のような素材です。
無垢材：床材、壁材、構造材
畳：床材
漆喰：壁材

自然素材は調湿効果だけでなく、消臭効果なども期待できるため、快適な室内空間をつくることにも一役買います。

▼自然素材を使った家づくりについてはこちらで解説しています。
ナチュラルで自然素材を使った家！外観・内装別にポイントを解説

「パッシブデザイン」が人気
「パッシブデザイン」とは、エネルギー効率を上げながら、快適に過ごせる空間をつくるため、光、熱、風といった自然の恩恵を住まいに取り込むデザインのことです。
採光に配慮した窓の配置や、熱交換換気の導入、夏の日射を遮る長い庇（ひさし）や軒の出の採用など、快適性と省エネ性の双方を追求した健康的な住まいが実現できます。
自然の力を取り入れて快適な暮らしが実現できるパッシブデザインは、「京都らしい省エネ住宅」の普及に取り組んでいる京都市でも注目です。
自然豊かな京都市左京区にもマッチした環境にやさしい家づくりが可能になります。

参考：

▼「パッシブデザイン」についてはこちらで詳しく解説しています。
パッシブデザインとは？工夫・デメリットを知って自然を活かした家をつくろう