【奈良県奈良市編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店17社　比較一覧

奈良市のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが奈良市に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「おしゃれ」「ZEH対応」「全館空調」等、自分のこだわりを明確にしておくと、自分に合ったハウスメーカーを見つけやすくなります。
また地域の特徴として、奈良市は内陸性の気候で、年間を通しての寒暖差が大きいため、「断熱性」「気密性」を高めて冷暖房効率を良くすると快適に過ごせます。

また盆地であるため湿気がたまりやすい特徴があり、「湿気対策」をしておけばカビにも悩まされません。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表【2024年】！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.優れた「断熱性」「気密性」があるかどうか、「湿気対策」ができるか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

奈良市のハウスメーカー事情

奈良市は春日山を境に地勢が変わります。
東は大和高原に、西は奈良盆地に位置します。どちらの地域でも内陸性気候のため、夏は暑さを、冬は寒さを上手に乗り越えなくてはなりません。

加えて奈良県は湿度が全国で3番目に高い地域であるため、カビなど湿気への対策をしておくと、長期に渡って快適に暮らせます。

参考：奈良県広報広聴課「県民だより　気候からみた奈良県」

そんな奈良市で人気のハウスメーカーは、「断熱性」「気密性」が高く「湿気対策」が優れている所になります。

ここからは奈良市で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【ミサワホーム】
ミサワホームは壁・床・窓・屋根などのあらゆる部位の断熱性能を確保し、適材適所の断熱工法で、「夏は涼しく冬は暖かい」住まいを提供しています。

湿気の侵入を許さない構造体「木質パネル」で防湿対策ができることも魅力の1つで、外気の湿度に関わらず家の中で快適に過ごしたい、多くの奈良市民から支持を得ています。

▼ミサワホームについてはこちらで詳しく解説しています。
ミサワホームの評判・口コミは？メリット・デメリットも紹介

【三井ホーム】
三井ホームの住宅は高断熱・高気密な構造躯体「MOCX WALL工法」と全館空調システム「スマートブリーズ」をあわせることで家じゅうの空気を綺麗にし、快適に過ごせるように保つことが出来ます。

「スマートブリーズ」は1台で冷房・暖房・加湿・除湿・換気・空気洗浄・脱臭の7役をこなすため、暑く湿度が高い奈良県の夏でも、過ごしやすいと人気です。

▼三井ホームについてはこちらで詳しく解説しています。
三井ホームの評判や口コミを紹介！特徴を知り理想の注文住宅を建てよう

【有限会社MELEE（エースホーム）】
エースホームは「ほっこり床」と「R断熱」または「W断熱」、「高性能樹脂サッシ」を組み合わせて断熱等性能等級6・7にも対応する夏涼しく冬暖かい住まいを提供しています。

全商品が「長期優良住宅」基準の性能の高さで、中でも湿度が高い奈良市で注目すべき性能は「全周床下換気システム」です。床下に空気の流れをつくり、湿気が溜まらないようになっている点が評価されています。

参考：有限会社MELEE（エースホーム）の公式HP 」

奈良市の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきたように、奈良市では1年を通してある寒暖差に対する「断熱性」「気密性」に加えて、湿度が多い地域ならではの「湿気対策」が大事にされています。

そんな奈良市の家の最新トレンドは主に以下の3つです。

「全館空調」が人気
「全館空調」とは、家全体を1つの空調システムで管理し、冷暖房や換気を行い、家中を快適に保つシステムのことです。

奈良市では湿気が多いこともあり、部屋干しをすることもよくあります。「全館空調」があれば、洗濯物もきちんと乾くので利便性が高いと取り入れられています。

▼「全館空調」についてはこちらで解説しています。
全館空調のおすすめハウスメーカー14社を比較！比較すべき4つのポイントは？

「長期優良住宅」が人気
「高断熱」「高気密」な家づくりが求められる奈良市では、国が劣化性、耐震性、省エネ対策などの住宅性能について高い基準を設け、その基準をクリアした「長期優良住宅」が好まれています。

「長期有用住宅」に求められる「断熱性」は断熱等級5以上の仕様であるため、外気の影響を受けにくく、一年を通して快適な室内環境を維持できます。

▼「長期優良住宅」についてはこちらで詳しく解説しています。
長期優良住宅のメリット・デメリットは？減税や優遇制度、申請の流れを解説

「自然素材を使った家」が人気
調湿効果が期待できる自然素材を使った家は、湿度の高い奈良市でも注目を集めています。

例えば「漆喰」「珪藻土」のような自然素材は、調湿効果を備えています。
これらを効果的に使用すれば、空調を多用しなくても、過ごしやすい住環境が得られます。

▼ナチュラルで自然素材を使った家について下記で解説しています。
ナチュラルで自然素材を使った家！外観・内装別にポイントを解説