福島県 | 注文住宅特集

全国で3番目に広い土地面積を持つ福島県は、山、海、高原、湖と豊かな自然に恵まれた環境が自慢。県庁所在地の福島市の場合、首都圏から新幹線で約1時間30分、車で約3時間と県外からのアクセスも良好です。
県域は東から「浜通り」「中通り」「会津」という3エリアに分かれており、「浜通り」は東北太平洋側特有の夏は涼しく、冬は雪が少ない気候、「中通り」は日本海側と太平洋側の中間的な特色がみられ、盆地では夏は蒸し暑く、冬は冷たい風が吹き、降雪もあるような地域で、「会津」は夏場は暑く、冬は寒くて積雪が多いという特色がみられます。
福島県は全国平均の有効求人倍率1.32に対して1.49（2022年8月）と比較的高くなっているうえに、県だけでなく、各市町村でも移住支援に力を入れていることもあり、転職を伴う移住を検討している人にとっては魅力的な地域となっています。

福島県の注文住宅の平均コスト

注文住宅を建てる際にかかったコストについて、福島県と全国の平均を比較すると次のようになっています。
福島県の注文住宅建設費の平均　3,774万円
全国の注文住宅建設費の平均　3,715.2万円
出典：2022年度　フラット35利用者調査

福島県の住環境

福島県の市町村別の人口をみると、1位はいわき市（約33万人）、2位は郡山市（約33万人）、3位は福島市（約28万人）となっており、4位の会津若松市（約12万人）を大きく引き離しています。
なかでも郡山市は、鉄道や高速道路が縦横に交差するなど、交通の要所ともなっていることもあって県内一の経済都市として発展。物流の拠点としてだけでなく、多くの企業や高等教育機関も進出しているほか、市が独自のプログラムを実施して積極的に移住や定住を促進しています。
また福島市は、県庁所在地として都市機能が充実している一方、温泉や競馬場など、観光地としての魅力も兼備。果物の栽培も盛んで、四季折々の自然を感じながら便利に暮らせる環境が備わっています。

福島県の子育て世帯におすすめのエリア

桑折町
阿武隈川や半田山、日本三大鉱山の１つである半田銀山などがある桑折町は、桃やりんごなどの果樹栽培も盛んな自然豊かな環境にある子育てしやすい街です。町では「住み続けたい 住みたいまち 桑折」を掲げ、45歳未満の世帯を対象に「若者定住促進事業補助金」（住宅取得で30万円、県外からの移住者には補助額を加算）を提供しています。
子育て面では、出産や入学時のの祝品贈呈、18歳までの医療費無料化をはじめ、無料学習塾の開催などといった手厚い支援が好評で、近年は若い世代を中心に転入が増加傾向にあります。

郡山市
1つのまとまった都市圏を形成し、医療施設や商業施設も充実して暮らしやすさで定評のある郡山市も県を代表する子育て支援の手厚い自治体です。
家庭を持つ際には、郡山市で新婚生活をスタートさせる夫婦へ向けて住宅購入や引越の費用などを最大30万円まで補助する「郡山市結婚新生活スタートアップ支援補助金」を提供。子どもが生まれてからは、18歳までの医療費補助などを実施しているほか、「ベビーファースト運動」への参画宣言のもと、おむつ替えや授乳ができる民間施設「赤ちゃんニコニコステーション」の拡充にも力を入れています。

福島県の中心市街地への通勤・通学におすすめのエリア

福島県随一の商都、郡山市での通勤手段はおもに自動車になりますが、バスの利用も考えると郡山駅西側の朝日、桑野、亀田、並木、西ノ内あたりのエリアが利便性も高く候補に上がります。
郡山市外も選択肢に含めるのであれば、南側に立地する須賀川市や鏡石町なども含めて検討すると良いでしょう。
また、福島市での通勤を考えた場合、市内で注目度が高まっているのが、西道路の延長工事で交通や買い物の便が良くなった「大森エリア」です。JR福島駅から車で15～20分の場所にあります。電車利用の場合は福島交通飯坂線の笹谷駅や桜水駅が最寄りとなる「笹谷エリア」が便利です。

福島県の閑静な地域でおすすめのエリア

福島市内の閑静な場所としては、県立美術館や県立図書館、県立福島高等学校などが集まる文教地区の「森合エリア」が長いあいだ人気を誇っています。
福島市以外に目を向けると、郡山市のベッドタウンともなっている須賀川市が好評です。公共施設や医療施設、大きな公園が多く、これらを巡る市内循環バスは100円という低料金で利用できます。
また、南相馬市は、夏季は涼しく冬季は暖かい気候で過ごしやすく、市内にはショッピングモールをはじめ、スーパーやコンビニ、学校や病院など生活に必要な施設はすべて完備。近隣のいわき市や、郡山市、福島市といった都市部に出やすく、子育て世帯に手厚いサポートを行ってるのも魅力です。
より自然を近くに感じながら暮らすのであれば、猪苗代町もおすすめ。磐梯山や猪苗代湖を有する全国有数のリゾート地で、郡山市までは車でも電車でも約40分程度。子育て支援や住宅取得の補助制度も充実しています。

福島県の移住支援制度

移住者数が過去最多を更新している福島市では、専門のスタッフが市内を案内するなど、手厚い移住者支援を実施。引越し費用や現地視察に要する交通費、宿泊費の補助制度もあります。
また、「福島県12市町村移住支援金」というサポートもあり、県外から東京電力福島第一原子力発電所の事故によって避難指示等の対象となった市町村（田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村）へ移住する際には、単身の場合で最大120万円、世帯の場合で最大200万円を交付。さらに東京圏（条件不利地域を除く）から、18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は、18歳未満の世帯員1人あたり最大100万円が加算されます。