滋賀県 | 注文住宅特集

周囲を高い山に囲まれ、県面積の1/6を占める琵琶湖を中心として、これを取り囲むように広がる近江盆地からなる滋賀県。一般的な盆地は、夏は暑く冬は寒いのが特徴ですが、滋賀県は琵琶湖のおかげで夏の気温上昇や冬の気温低下が和らげられ、季節ごとの気温差が他の盆地と比べて小さく、年間を通して過ごしやすい気候が保たれています。
2022年度の世論調査では「健康的な日常生活を送れている」「犯罪や事故が少なく、安全・安心な生活が送れている」といった項目で全体の70～80％が高い満足度を得ていると回答。定住意向への調査では、75.5％の人が「これからも滋賀県に住み続けたい」と答えており、住み心地のいい地域であることがうかがえます。
また、こういった数字を裏付けるように、全国的にみても人口減少数が小さく（3位）、出生率は高く（2位）、平均年齢は低く（4位）、人口のうち若者が占める割合が多い（2位）ほか、平均寿命が男性は全高1位、女性は2位という長寿県でもあります。

滋賀県の注文住宅の平均コスト

注文住宅を建てる際にかかったコストについて、滋賀県と全国の平均を比較すると次のようになっています。
滋賀県の注文住宅建設費の平均　3,946.3万円
全国の注文住宅建設費の平均　3,715.2万円
出典：2022年度　フラット35利用者調査

滋賀県の住環境

県域の分け方はいくつかありますが、琵琶湖を中心として湖西、湖北、湖東、湖南という4つの地域に分けられることが一般的です。自然を多く残し、水辺のアクティビティからスキーまで楽しめる湖西、戦国時代からの歴史的な風情を残す湖北、古くから近畿、中京、北陸との流通の場として栄える湖東、比叡山延暦寺といった古刹から新興住宅地まで各時代を象徴する表情がみられる湖南といった特徴がそれぞれにみられます。
滋賀県内の市町村別の人口をみると、1位が大津市（約35万人）、離れた2位が草津市（約14万人）、3位は長浜市（約11万人）となっており、以下、彦根市（約11万人）、東近江市（約11万人）と続きます。
県庁所在地の大津市は、琵琶湖や山々などの豊かな自然に囲まれた立地にあり、世界遺産や歴史的建造物も有する、自然と歴史、文化が調和した街。県の中心都市としての役割を担う一方、JR京都駅まで約10分、JR大阪駅まで約40分とアクセスもよく、京阪神のベッドタウンとしての性格も兼ね備えています。

滋賀県の子育て世帯におすすめのエリア

米原市
「滋賀県で一番子育てしやすいまち」を目指して、さまざまな子育て支援に取り組んでいる米原市。
市オリジナルの「子育てサポートサービス」に取り組んでいる企業や商店を「まいちゃん子育て応援隊」として登録し、家庭や自治体と一体となって地域ぐるみで子育てする環境づくりが推進されています。
また、3歳から5歳までの全ての子ども全員を対象とした幼児教育・保育の無償化や一時預かり保育の実施、中学校入学時の支援金の給付（6万円）などのほか、医療費は18歳まで無料化するなど、制度面でも子育てしやすい市としての整備が進められています。

竜王町
琵琶湖と鈴鹿山系の間、湖東平野の中央に位置する竜王町。町内に鉄道は通っておらず、移動は車中心になりますが、名神高速道路の竜王I.C.があり、高速道路などの利便性には長けています。そういった交通事情もあり、町では「ダイハツ竜の子」という、第２子、第３子以上を出産する家族に３年間無償でファミリー車を貸し出す制度を実施。また、学生の通学定期半額補助や夜間の予約制相乗りタクシーを運行する制度など、独自の子育て支援が行われています。
町内には、関西最大級の売り場面積を誇るアウトレットモールのほか、天然温泉が楽しめて果物狩りや動物とのふれあい体験ができる道の駅も存在。子育て世帯にとって暮らしやすい街としての環境が整っています。

滋賀県の中心市街地への通勤・通学におすすめのエリア

JR琵琶湖線沿線のエリアでは、新快速を使って京都や大阪へ通勤・通学する人も多くみられます。なかでも草津市は計画的に街が開発、整備されており、市内にある2駅（草津駅、南草津駅）はどちらも住みやすい駅として人気を得ています。
これらの駅からの京都駅まで約20分、大阪駅まで約50分という所要時間を基準にした場合、大阪市内や京都市内に比べて土地の価格が手頃であることと、程よく自然が残されているなかで暮らせる心地よさが魅力となり、県外から移り住んでくる人も多数。鉄道だけでなく道路の利便性が高いことなども理由に、全国でも数少ない人口増加が続いている自治体となっています。
また、新幹線通勤をする人には月額2万円を上限にした補助がある米原市がおすすめです。

滋賀県の閑静な地域でおすすめのエリア

県内でもっとも人口の多い大津市内では、「西の仰木の里、東の青山」という言葉も聞かれるように、西部の比叡山の中腹にある「仰木の里」エリアと立命館大学びわこ・くさつキャンパスに近い青山エリアが閑静な住宅地として知られています。
より自然を身近に感じて暮らすことを重視するなら、市域の72％が森林地帯となっている湖西エリアの高島市で探すのもおすすめ。メタセコイア並木や桜の名所で有名な海津大崎、湖上に鳥居が浮かぶ白髭神社など、心休まる景観スポットが点在。別荘として邸宅を所有している人も多く、ゆったりと落ち着いた環境のなかで暮らすことができます。

滋賀県の移住支援制度

大阪や京都のベッドタウンとしての魅力を備えたエリアや、程よく自然を感じながら暮らせるエリアなど、魅力的な街を数多く抱える滋賀県は、「人気居住地ランキング」などでも上位にランクインすることが多く、全国的に人気の移住先となっています。
滋賀県では、東京23区に在住または、東京圏在住で23区内に通勤（大学・専門学校等への通学期間も含む）する人が滋賀県へ移住することを支援する「移住支援金」の支給を実施。
対象求人へ就業するなど、一定の要件を満たす必要がありますが、移住先の市町村から予算の範囲内において、世帯移住で100万円、単身移住で60万円が支給されます。
さらに、世帯移住の場合で18歳未満の世帯員が一緒に移住する場合には、18歳未満の人1人につき100万円が加算されます。
そのほかにも、独自の補助金や支援を用意している自治体もあるので、移住を考えている人はぜひチェックしてみてください。