【福岡県福岡市中央区編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店13社　比較一覧

福岡市中央区のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

例えば、福岡市中央区では土地価格が上がっていることもあり、「木造」・「鉄筋・鉄骨コンクリート造」・「鉄骨造」の中で比較的ローコストに家づくりができる「木造」は人気があります。
家を建てる予定の地域での施工事例が多いハウスメーカーは、その地域の特性をきちんと理解した上で施工を進めてくれるため、どの構造で建てるか悩んだ際は、その地域で人気の構造から選ぶのもよいでしょう。

【対応エリア】
すべてのメーカーが福岡市中央区に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「安全な家がいい」等、自分のこだわりを明確にしておくと、自分にあったハウスメーカーを見つけやすくなります。

また地域の特徴として、福岡市中央区は福岡市内を横断する警固断層帯南東部の影響を受ける地域であり、地震が発生した際には震度6弱以上の揺れが想定されています。
そのため、「耐震性」の高さは、ハウスメーカー選びにおいて重要なポイントとなります。

加えて、福岡市内で犯罪の件数が2番目に多い地域でもあるため、「防犯対策」も考慮しておくと安心です。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表【2024年】！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.今後の地震に備えた「耐震性」の高い家づくりができるか、「防犯性」の高い家づくりができるか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

福岡市中央区のハウスメーカー事情

福岡市中央区は、福岡市内を横断する警固断層南東部による地震が発生した際、震度6弱以上の揺れが想定されており、「耐震性」の高い家は人気があります。

中でも「木造」は、土地価格が2023年から2024年にかけて11%以上上昇していることもあり、コストを抑える面からも人気が高まっています。
実際に、福岡市中央区で2021年〜2023年9月に建てられた新築住宅において、「木造」の割合は100%と、全国平均を約10.7%上回る数値となっています。

「木造」は「鉄骨造」など他の構造に比べて「耐震性」が低く見られがちですが、2000年以降阪神淡路大震災の経験に基づいた「2000年基準」という新しい建築基準に見直され、「木造」でも更に高い「耐震性」を有するようになりました。
この新しい耐震基準では、震度7の地震が発生した際でも倒壊を免れる家になるよう、地盤調査の規定や建物全体のバランスが見直されています。

また、人口が多いこと、歓楽街・飲み屋街が立ち並ぶことから、福岡市内で犯罪の件数が2番目に多い地域でもあるため、「防犯対策」がしっかりした家も人気があります。

参考：
福岡市「中央区 揺れやすさマップ」
福岡市「推計人口・登録人口 年齢別推計人口「「福岡県人口移動調査」 第２表 市区町村別・年齢別人口【令和２年１１月〜】（自治体オープンデータのページ）」」
e-Stat「令和５年住宅・土地統計調査」
ALSOK「福岡県治安ランキング2023 市区町村別の治安が良い地域と悪い地域は？」
福岡県警察「福岡県刑法犯市区町村別認知件数 令和6年【確定値】」

そんな福岡市中央区で人気のハウスメーカーは、今後の地震に備えた「耐震性」の高い家づくりが得意な所、「防犯対策」が得意な所です。
ここからは福岡市中央区で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【アイ工務店】
アイ工務店は、「耐震性」の高い「木造」の家づくりが得意なハウスメーカーです。
床・壁・屋根の6面に構造用合板を配置し、万が一の際地震の力を分散させるモノコック工法を採用しています。
一棟ごとに建物全体のバランスを計算し、耐震等級最高ランク（耐震等級3）になるよう設計を行っています。

また、アイ工務店では「防犯対策」に有効な「IoT住宅」の導入も可能です。
スマートフォンで家電を操作できるため、例えば旅行先など外出時に照明のオンオフなどを行うことで、空き巣対策が可能になります。

参考：
アイ工務店の公式HP「耐震性能」
アイ工務店の公式HP「インターネットとつながる快適で安心な新しい暮らし」

▼アイ工務店についてはこちらで詳しく解説しています。
【アンケート結果で知る！】アイ工務店の評価・評判と坪単価
【ミサワホーム】
ミサワホームは、「耐震性」の高い「木造」の家づくりが可能なハウスメーカーです。
東京大学と共同で実大建物による振動実験を行い、阪神・淡路大震災以上の地震波でも構造に損傷がないことが認められています。

また、ミサワホームは「防犯対策」にも取り組んでおり、下記3段階のセキュリティを提案しています。

1.狙われにくい：死角を生まず、周囲からよく見渡せる家にする
2.侵入しにくい：ガラス破り対策や高窓、ピッキング対策などを施した家にする
3.被害の出にくい：センサー等を設置し、万が一侵入された場合もすぐにわかる家にする

このため、「防犯対策」が必要な福岡市中央区では、人気のあるハウスメーカーです。

参考：
ミサワホームの公式HP「耐震性［性能規定］」
ミサワホームの公式HP「セキュリティ」

▼ミサワホームがつくる理想の住宅。
上下の空間活用も光る、高気密で耐震性の高い家

【三井ホーム】
三井ホームは、「耐震性」の高い「木造」の家づくりが可能なハウスメーカーです。
繰り返し耐震実験を行っており、震度7の揺れに二階建ては60回、三階建ては29回耐え抜く、耐震性の強さが実証されました。
「モノコック構造」で建物全体の揺れを分散させることで、建物内の家具転倒の被害を軽減することができます。

また、一棟ごとに異なる敷地や地盤条件、建物にあわせて荷重がかかりやすい部分をコンピューターで分析し、強固な基礎を設計しています。
更に分析の結果、荷重が集中する部分には鉄筋を増量するなどの対策を行っています。

そのため、今後の地震に備えた「耐震性」の高い家づくりが必要な福岡市中央区では人気のあるハウスメーカーです。

参考：三井ホームの公式HP

▼三井ホームについてはこちらで詳しく解説しています。
三井ホームの評判や口コミを紹介！特徴を知り理想の注文住宅を建てよう

福岡市中央区の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきたように、福岡市中央区では今後の地震に備えた「耐震性」の高い家や「防犯対策」が施された家が大事にされています。

そんな福岡市中央区の家の最新トレンドは主に以下の3つです。

「軽量の屋根材」が人気
福岡市中央区では、今後発生すると考えられる地震で震度6弱以上の揺れが想定されています。
そのため、これから新しく住宅を建てる際、最初から「地震に強い家」にしたい人も多く、「耐震性」の高さを重視して家を建てるケースも増えています。

例えば、「軽量な屋根材」を使用することは有効な手段です。
中でも、下記のような屋根材は「耐震性」の高さを重視する家でよく使用されています。

1.ガルバリウム鋼板：アルミニウム、亜鉛、シリコンからなるメッキで加工された鋼板の屋根材
2.アスファルトシングル：ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に天然石や色付けした石をコーティングした屋根材

屋根材は種類によって、メリット・デメリットが異なります。
ハウスメーカーに確認をしながら、最終的にどの屋根材にするか決めると安心です。

▼「屋根材の種類」についてはこちらで詳しく解説しています。
屋根材の人気ランキング・トップ5！おすすめの理由や選び方も解説

「IoT住宅」が人気
「IoT住宅」とは、インターネットに接続されたデバイスや家電をそれぞれ連携することで、利用者の生活をサポートしてくれる住宅のことを指します。
冷蔵庫やエアコンといった家電や、セキュリティ機器まで自動化できるものは様々です。

市内の中では比較的空き巣被害が多く「防犯対策」が必要な福岡市中央区では、下記のようなシステムの人気が高いです。

1.IoT技術を活用した防犯カメラやセンサーを使用し、不審者の侵入を利用者のスマートフォンへ自動で通知を送るシステム
2.出入り口のドアセンサーでドアの開閉をリアルタイムで検知するシステム
3.照明にタイマーを設置し、外出中でも明かりのオンオフを自動で行うシステム
4.シャッターの開閉を管理するシステム

「IoT住宅」は様々なシステムがあるため、ハウスメーカーと相談しながら導入を決めると安心です。

▼「IoT住宅」についてはこちらで詳しく解説しています。
IoT住宅の家？スマートハウスとの違いやメリットとデメリットを解説

「ビルトインガレージ」が人気
ビルトインガレージとは、建物の1階部分に自動車を駐車するスペースを設けたものを指します。
シャッターやドアを閉めて自動車・オートバイ・自転車を管理するため、盗まれるリスクを軽減することができます。
繁華街のある天神エリア近くをはじめ、福岡市中央区全域で「防犯対策」として有効です。

ただし、建物外に自動車を駐車するカーポートと比べて設置費用が高くなります。
それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、予算に応じてどちらを選ぶか検討しましょう。

▼「ビルトインガレージ」と「駐車場の種類」についてはこちらで詳しく解説しています。
ビルトインガレージ（インナーガレージ）の8つの間取り例｜費用相場と注意点は？注文住宅に駐車場は必要？サイズは？知っておきたいポイント・失敗例