【福岡県筑紫野市編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店13社　比較一覧

福岡県のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが福岡県に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
福岡県は、年間を通じて温暖な気候ではありますが、夏は猛暑日が続くなど厳しい暑さを記録している地域です。
そのため、室内の気温をどう快適にできるかが重要になります。
また、3月〜5月にかけては黄砂の影響を受けやすく、窓を開けて換気をすることが難しくなります。
黄砂対策として、室内の気温を快適に保ち、綺麗な空気を取り込むことができる「全館空調」を導入できるかどうかはハウスメーカー選びのポイントです。
さらに、福岡県は2016年に発生した熊本地震で震度5弱を記録した地域もあり、今後の地震に備え「耐震性」の高い家にも注目が集まっています。

参考：日本気象協会「「熱中症ゼロへ」プロジェクト　2024年の熱中症にまつわるニュース〜全国各地で猛暑日最多記録を更新　昨年と並ぶ「過去最も暑い夏」に〜」
福岡県「黄砂に関すること」
熊本県ホームページ「第1章 熊本地震の概要」

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください

・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.福岡県の気候に適した「全館空調」や今後の地震に備えた「耐震性」の高さを確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

福岡県のハウスメーカー事情

福岡県は、年間を通して温暖で過ごしやすい気候の地域ですが、近年猛暑日日数が増えていることも注目されています。
2024年には、福岡県太宰府市で猛暑日日数が62日とこれまでの記録（群馬県桐生市の46日）を更新し、国内最多記録となりました。
そのため、室内の気温を快適に保つことができる「全館空調」は人気があります。
また、「全館空調」はフィルターを用いて、外から入る空気を綺麗にする効果があるため、黄砂の影響を受けやすい福岡県に向いています。

加えて2016年に発生した熊本地震で震度5弱を記録したことや、今後発生すると予想される南海トラフ地震でも震度4〜5弱の被害が考えられるため、「耐震性」の高い家にも注目が集まっています。

参考：国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林整備センター「九州整備局 地勢・地質・気候（福岡県）」
日本気象協会「「熱中症ゼロへ」プロジェクト　2024年の熱中症にまつわるニュース〜全国各地で猛暑日最多記録を更新　昨年と並ぶ「過去最も暑い夏」に〜」
気象庁「南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さ」

したがって福岡県で人気のハウスメーカーは、「全館空調」の導入が可能な所や、「耐震性」の高い家づくりを得意としている所になります。
ここからは福岡県で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【三井ホーム】
三井ホームは、「全館空調」システムを導入しているハウスメーカーです。
冷房・暖房・加湿・除湿・換気・空気洗浄・脱臭の7役を担っています。
猛暑日が続く福岡県では、室内の気温を快適に保てること、冷房効率が良く「省エネ」に繋がることが評価を集めています。
また、「全館空調」に取り付けられたフィルターは、黄砂などの大気塵や花粉、PM2.5といった物質を除去する効果があるため、黄砂の影響を受けやすい福岡県の気候に向いた設備と言えます。
震度7の耐震実験を連続60回も耐えた「地震に強い家」を提供しており、今後南海トラフ地震など、震災に備え「耐震性」の高い家にしたい人に選ばれるハウスメーカーです。

参考：三井ホームの公式HP

▼三井ホームについてはこちらで詳しく解説しています。
三井ホームの評判や口コミを紹介！特徴を知り理想の注文住宅を建てよう

【ミサワホーム】
ミサワホームは「頑丈」であることにこだわっているハウスメーカーです。
耐震実験では、阪神・淡路大震災以上の揺れに対して損傷がないなど、「耐震性」の高さが評価されています。
福岡県は南海トラフ地震で震度4〜5弱の揺れが想定される地域のため、地震に強い家は人気が高いです。

参考：ミサワホームの公式HP

▼ミサワホームがつくる理想の住宅
上下の空間活用も光る、高気密で耐震性の高い家

【セキスイハイム】
セキスイハイムは、大規模な地震を想定した耐震実験を250回以上行っており、「耐震性」の高い家づくりに注力しているハウスメーカーです。
柱と梁を溶接で接合し一体化する「ボックスラーメン構造」は、揺れが加わると建物全体で地震エネルギーを分散させ地盤へ受け流すため、構造が安定し倒壊のリスクを抑えることができます。
そのため、地震に備えた家づくりが人気の福岡県において、注目を集めているハウスメーカーです。

参考：セキスイハイムの公式HP

▼セキスイハイムについてはこちらで詳しく解説しています。
セキスイハイムの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

福岡県の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきた様に、福岡県は猛暑日への備えや黄砂対策として「全館空調の導入」と、地震に備えた「耐震性」の高さが大事にされています。

そんな福岡県の注文住宅の「最新トレンド」は主に以下の3つです。

「全館空調」が人気
「全館空調」とは、家全体を1つの空調システムで管理し、冷暖房や換気を行い、家中を快適に保つシステムのことです。
「全館空調」を導入することで、冷暖房を効率的に使うことができるため、光熱費を抑える効果もあります。
猛暑日が続く福岡県では人気のある設備です。
また、福岡県は3月〜5月は黄砂の影響を受けやすいため、「全館空調」を用いることで室内に黄砂が侵入するのを防ぐことができます。

▼「全館空調」についてはこちらで解説しています。
全館空調のおすすめハウスメーカー14社を比較！比較すべき4つのポイントは？

「地震に強い家」が人気
福岡県は、2016年に発生した熊本地震で震度5以上を記録しました。
今後発生するであろう南海トラフ地震でも、震度4〜5弱の被害が出ると予測されている地域です。
これから新しく住宅を建てる際、最初から「地震に強い家」にしたい人も多く、「耐震性」の高さを重視して家を建てるケースも増えています。

▼「地震に強い家」についてはこちらで詳しく解説しています。
地震に強い家の特徴とは？耐震性に優れたハウスメーカー10選【木造・鉄骨別】

「長期優良住宅」が人気
「長期優良住宅」とは、長期間住み続けることを前提に建てられた、国が定める基準を満たした良質な住宅を指します。
「省エネ」で環境に優しく、「快適で暮らしやすい」といった特徴があります。
福岡県で人気の「全館空調」を導入する際、より効率的に運転できるよう「高気密・高断熱」の家にすることが多いです。
冷暖房を無駄なく効率的に使うことができるため「省エネ」かつ「快適で暮らしやすい」といった、「長期優良住宅」の特徴を抑えた家にすることができます。
「長期優良住宅」は、様々な税制の控除・減税を受けられるため、経済的な面を考慮しても、福岡県で人気が高いです。

▼「長期優良住宅」についてはこちらで詳しく解説しています。
長期優良住宅のメリット・デメリットは？減税や優遇制度、申請の流れを解説