【大阪府大阪市住吉区編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店19社　比較一覧

大阪市住吉区のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万～60万円
・中堅～大手ハウスメーカー：坪単価60万～80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万～100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「おしゃれ」「ZEH対応」「全館空調」等、自分のこだわりを明確にしておくと、自分に合ったハウスメーカーを見つけやすくなります。
また地域の特徴として、大阪市住吉区は地下鉄、JR、南海電鉄、阪堺電車といった鉄道が南北に走っているため、都心部へのアクセスもしやすく交通の便も非常に良いです。
しかし、区の南側には大きな大和川が流れており、大和川が氾濫した場合には大きな被害が出る地域でもあるので、家づくりにおいてしっかりとした水害対策が必要です。
さらに、上町断層が通っており、直下型地震が起きた場合、区のほとんどが大きな揺れに見舞われると想定されています。
地震による住宅の全壊リスクが高いため、耐震性に優れた家づくりが求められます。
自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.「水害対策」が可能かどうか、「耐震性」に優れているかどうか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

大阪市住吉区のハウスメーカー事情

大阪市住吉区は市の最南部に位置しており、人口は約15.2万人です。
複数の鉄道が南北に通っており、都心部へのアクセスもしやすく、加えて、もともと閑静な環境であったこともあり、快適な住宅地エリアとなっています。

また、区の最南端には「大和川」と呼ばれる大きな川が流れており、かつては生活排水による汚染が問題となっていましたが、現在は改善され、のどかな自然の景色が広がっています。
一方で、大和川は氾濫の危険性もあり、平成29年10月の台風21号が通過した際には、危険水位まであがり「避難勧告」が発令されました。
住吉区は、大阪市全体で見ても市街地の9割が平坦な低地で自然排水がしにくく、浸水しやすい土地になっているため、氾濫した場合は広い範囲で浸水被害が起こる可能性があります。
他にも、住吉区には上町断層が通っていることから地震への備えも大切です。
上町断層帯地震が発生した場合、震度6弱～7の揺れに見舞われ、建物の全壊、半壊が合わせて16000棟以上が出ると想定されています。

参考：大阪市住吉区「大雨に備えて」
参考：大阪市住吉区「災害想定と被害想定　」

そんな大阪市住吉区で人気のハウスメーカーは、「水害対策」が可能な所、「耐震性」に優れている所になります。
ここからは大阪市住吉区で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【ヤマダホームズ】
近年、ゲリラ豪雨や災害級の台風が増え、大阪市住吉区では大和川の氾濫による浸水被害が懸念されています。
そのため、ヤマダホームズのような水害対策が可能なハウスメーカーが人気です。
例えば、敷地の周囲に塀を設置したり、門扉や車庫に止水版を設置して浸水を最小限に抑えたりすることが可能です。
また、家を高床にして蓄電池や室外機などを高い位置に設置することで、万が一浸水被害にあっても復旧を早めることができます。

参考：ヤマダホームズの公式HP「台風・ゲリラ豪雨による浸水から家と家族を守る」」

▼ヤマダホームについてはこちらで詳しく解説しています。
ヤマダホームズで理想の家を建てた人の声は？評判・口コミ、坪単価、メリット・デメリットを徹底解説！

【パナソニックホームズ】
大阪市住吉区は、「上町断層帯地震」が発生した場合、震度6弱～7の揺れに見舞われると想定され、耐震性の高い家づくりが重要視されています。
パナソニックホームズでは、鉄骨を用いた頑丈な構造と、独自の制震技術を組み合わせた、地震に強い家づくりが可能です。
実際に、阪神淡路大震災においても、周りの木造住宅が全壊している中、パナソニックホームズの建てた家はしっかりと残っていました。
熊本地震においてもパナソニックホームズの建てた家は全壊・半壊どちらも0件という実績があり、信頼度も高いハウスメーカーです。

参考：パナソニックホームズの公式HP「防災力が持続できる家づくり」」

▼パナソニックホームズについてはこちらで詳しく解説しています。
パナソニック ホームズの坪単価と評判とは？独自アンケートから見える大手メーカーの魅力と注意点

【セキスイハイム】
セキスイハイムは災害に強い家づくりを得意とするハウスメーカーです。
耐震性においては、鉄骨素材を使用した強靭なボックスラーメン構造を採用し、建物の倒壊を防ぎます。
ボックスラーメン構造を用いた家は、過去の大規模地震においても倒壊しないという数多くの実績を持っています。
また、ライフラインの面では、蓄電システムを付けることができるので、万が一災害などで停電した場合でもいち早く電気が使え、被災中でも最低限の生活が可能になるので安心です。
これから起こるとされる大地震への備えとして、被災後の回復までを見据えた家づくりを考える人に、セキスイハイムはぴったりのハウスメーカーです。
参考：セキスイハイムの公式HP「減災・縮災を目指す取り組み」」

▼セキスイハイムについてはこちらで詳しく解説しています。
セキスイハイムの評判は？基本情報やアンケート結果に基づいた評価を徹底解説

大阪市住吉区の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきたように、大阪市住吉区では「水害対策」に加えて、「耐震性」が重要視されています。

そんな大阪市住吉区の家の最新トレンドは主に以下の3つです。

「太陽光発電と蓄電システムの併用」が人気
最近では、災害が起きた後のライフライン復旧に時間がかかることが問題視されています。
そこで注目されているのが、太陽光発電と蓄電システムの併用です。
災害はいつ訪れるかわかりません。だからこそ日常から太陽光発電でエネルギーを作り、蓄電システムで蓄えておくことで、突然災害に見舞われてもすぐに復旧することができます。
しかし、設置費用が高く、定期的なメンテナンスも不可欠です。
初期投資にお金がかかる設備ですが、自治体が補助金を出している場合もあるので、確認してみましょう。

▼「太陽光発電」についてはこちらで詳しく解説しています。
新築住宅用太陽光発電の売買価格・設置費用はいくら？メリット・デメリット比較も

「鉄骨造」が人気
大阪市住吉区には、大和川のすぐ横に「家屋倒壊等氾濫想定区域」というエリアがあります。
このエリアでは、大和川が氾濫した場合、一般的な木造2階建ての家は倒壊し、流されてしまう危険性が高いです。
こうした状況から、住吉区で家を建てたいと考えている人から「鉄骨造」が選ばれています。
鉄骨造のメリットとして、鉄骨素材そのものの高い強度や、万が一水に触れても木材のように腐ったりしない点などが挙げられます。
加えて、白アリがわかないのもポイントです。

▼「鉄骨造」についてはこちらで解説しています。
鉄骨造のハウスメーカーはどこがいい？おすすめ8社と比較ポイントを徹底解説

「高床」が人気
住吉区は平坦な低地で自然排水がしにくく、浸水しやすい土地となっているため、「大和川」が氾濫した場合、広い範囲に浸水被害をもたらす可能性があります。
そのため、水害対策として「高床」を選ぶ人が増えています。
高床とは家の基礎部分を高くすることで、水が住宅への侵入するのを防ぐ方法です。
上階に生活空間を持ってくることで、1階部分が浸水してもある程度の生活の質は保つことが出来ます。

▼「高床」についてはこちらで詳しく解説しています。
水害に強い家とは？注文住宅のポイントとおすすめハウスメーカー5社