【大阪府和泉市編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店17社　比較一覧

和泉市のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万～60万円
・中堅～大手ハウスメーカー：坪単価60万～80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万～100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが和泉市に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「おしゃれ」「ZEH対応」「全館空調」等、自分のこだわりを明確にしておくと、自分に合ったハウスメーカーを見つけやすくなります。
また地域の特徴として、和泉市は、堺市と岸和田市に挟まれた、海に面していない、山と丘陵のある街です。
生活に車が欠かせないエリアが多いことも特徴で、和泉市は公共交通機関の利便性を高める施策に取り組んでいますが、依然マイカー所有率が高いエリアでもあります。
加えて、「上町断層地震」や「中央構造線断層帯地震」、「東南海・南海地震」の想定震度マップによると、特に市の北部において大きな揺れが予想されており、家づくりにおいても耐震性が重視される傾向です。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.車社会に対応できる家づくりができるか確認する
2.「耐震性」が高いかどうか確認する
3.「着工後の変更」は可能か確認する
4.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
5.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

和泉市のハウスメーカー事情

和泉市は、大阪府南西部の泉州地域にある、生活利便性の高い市街地と緑豊かな環境が調和した市です。
「トカイナカ」と呼ばれ、住みやすく子育て環境がよいとの評価を得ています。
市内には北部にJR阪和線と南海泉北線が走りますが、駅から距離のあるエリアが多く、日常的に車を使う「自動車利便性の高いまち」です。
そのため和泉市は多くの家庭が車を所有しており、家づくりでも車の保管場所を考慮に入れた設計が必要になります。
さらに、「上町断層地震」や「中央構造線断層帯地震」、「東南海・南海地震」など、複数の地震が想定されており、想定震度マップによると、人口の多い北部を中心に、震度7～6弱程度の大きな揺れが予想されています。
こうしたことから耐震性が高い家に高い関心が集まっています。

参考：和泉市「和泉市の魅力」
参考：和泉市「公共交通を取り巻く現況の整理」

そんな和泉市で人気のハウスメーカーは、「車社会に対応できる家づくり」ができ「耐震性」が優れている所になります。
ここからは和泉市で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【トヨタホーム】
トヨタ自動車のグループ会社であるトヨタホームは、愛車との暮らしを愉しむ家づくりが得意なハウスメーカーです。
アプローチを半野外空間として駐車スペースと趣味のスペースを確保する設計や、室内から愛車を眺められるビルトインガレージなど、クルマを中心とした設計の提案もしています。
また、災害時の在宅避難の助けとなるV2Hを活用した「クルマde給電」の販売もしており、車社会として発展していて、地震による災害対策が求められる和泉市での家づくりに最適な提案をしてくれるでしょう。

参考：トヨタホームの公式HP「ガレージのある住まい」
トヨタホームの公式HP「クルマと暮らす」

▼トヨタホームについてはこちらで紹介しています：
耐震性と耐久性に長けた大開口、大空間の住まい　トヨタホームがつくる理想の邸宅

【パナソニック ホームズ】
パナソニック ホームズは、耐震性の高い家づくりが可能なハウスメーカーです。
木造の場合、地震に強いモノコック構造、鉄骨造では高層ビルでも採用している「制震鉄骨軸組構造」や「重量鉄骨ラーメン構造」を採用しています。
また、間取りの自由度を高くしてビルトインガレージのような広い空間の確保も可能にしています。

参考：パナソニック ホームズの公式HP「耐震」

▼パナソニック ホームズについてはこちらで紹介しています：
繰り返す揺れにも動じない、耐震性能が際立つ鉄骨住宅　パナソニックホームズがつくる理想の邸宅

【セキスイハイム】
セキスイハイムは「耐震性」の高い「木造」・「鉄骨造」の家づくりが可能です。
木造は２×6材を使用した構造体で、揺れ幅を小さくできるため家具の転倒も少なく済むという結果を実証実験で得ています。
一方、鉄骨造では「ボックスラーメン構造」を採用。
「ラーメン構造」は、復元力の高い鉄鋼素材を使用し、さらに高強度な接合を施した構造です。
それにより揺れに対して安定の強さを発揮します。
大規模な地震を想定した耐震実験を250回以上行っており、「耐震性」の高い家づくりにも注力しています。

参考：セキスイハイムの公式HP「木の家に永く住むためには？」
セキスイハイムの公式HP「TECHNOLOGY 01 強さの理由：構造体」

▼セキスイハイムについてはこちらで詳しく解説しています：
セキスイハイムの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

和泉市の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきたように、和泉市では家づくりに、「車社会に対応できる家づくり」ができる設計力や大きな揺れにも耐えうる「耐震性」が重視されています。

そんな和泉市の家の最新トレンドは主に以下の3つです。

「ビルトインガレージ」が人気
自動車の使用が生活の一部となっている和泉市では家の中にガレージを設ける「ビルトインガレージ」に注目が集まっています。
家と車の行き来がしやすい構造で、特に子育て世帯にはおすすめの間取りといえるでしょう。
ほかにも、盗難やいたずらから車を守りやすく、防犯性に優れています。
さらに、延床面積の5分の1のスペースに収めれば、固定資産税の負担を減らせるというメリットもあります。

▼「ビルトインガレージ」についてはこちらで詳しく解説しています。
ビルトインガレージ（インナーガレージ）の8つの間取り例｜費用相場と注意点は？

「V2Hと太陽光発電の組み合わせ」が人気
電気自動車等に搭載されるV2H（蓄電機能）と太陽光発電は、地震などの災害時に在宅避難を支える重要な役割を担います。
V2Hは「Vehicle to Home」のことで、電気自動車等に搭載された家庭で活用できる蓄電機能のことです。
災害時、太陽光で自家発電した電力をV2Hで蓄電しておくことで、電気というライフラインを確保できます。
車が必須アイテムで、地震への備えが求められる和泉市において、一石二鳥のトレンドといえるでしょう。
また、和泉市では、「和泉市再エネ・省エネ機器設置促進事業補助金」を設けており、V2Hと太陽光発電の組み合わせで導入する場合、補助金を活用できることがあります。

参考：和泉市「【再エネ・省エネ補助金】太陽光発電設備・蓄電池（個人）の申請」

▼「在宅避難できる家」についてはこちらで解説しています。
在宅避難できる家づくりのポイント！体験談や注意点もあわせて解説

「鉄骨造の家」が人気
複数の断層地震の被害が想定されている和泉市では、揺れに強い鉄骨造の家が人気を集めています。
鉄骨素材は揺れに対して粘り強さを発揮するだけでなく、耐久性も高いため、繰り返す地震の揺れにも強いです。
また、鉄骨ラーメン構造を採用するメーカーでは、接合部分を溶接でつなげて強固に一体化させているため、揺れに強い家づくりが可能です。
さらに、ハウスメーカーによっては独自の技術を使った耐震オプションを設置できるところもあるので、どんな技術があるか相談してみることをおすすめします。

▼「鉄骨造」についてはこちらで詳しく解説しています。
鉄骨造のハウスメーカーはどこがいい？おすすめ8社と比較ポイントを徹底解説