埼玉県川越市 | 注文住宅特集

埼玉県中南部に位置する川越市は、さいたま市、川口市に次ぐ県内3位の人口を誇る大きな街です。JR川越線、東武東上線、西武新宿線など複数の路線が乗り入れ、近隣からも多くの方が訪れ、一帯の中枢都市として機能しています。その歴史は古く、江戸時代には関東随一の城下町として栄え、「小江戸」とも呼ばれるようにもなりました。その名残は現代にも色濃く、江戸の街並みを今に伝えるエリアは、観光地として人気を集めています。また、中心街から少し足を延ばせば、至るところに豊かな自然が息づいていて、農業も盛んです。この記事では、便利さと文化、自然とが共存する街、川越の暮らしに必要な施設や土地の情報などを紹介します。

埼玉県川越市の商業施設

「川越」駅周辺は、商業施設が大変充実しています。駅直結の「ルミネ川越」にはスーパーマーケット・飲食店・書店・生活雑貨店などが入っています。駅構内にあるショッピングモール「エキア川越」には飲食店やファッション、雑貨などの店舗があり、特設催事も開催されています。東口から徒歩1分の場所にある「アトレ川越」は、ファッション関連の店舗が多く入った大型施設です。西口から徒歩5分の「ウェスタ川越」には、行政の施設や大きな広場があり、保育園まである商業施設「ウニクス川越」が入っています。
「川越」駅から「本川越」駅前までの全長1.2kmを越える巨大商店街が「クレアモール」です。昔ながらの商店をはじめ、大型施設や飲食店、コンビニなどバラエティ豊かな店舗が軒を連ねています。「本川越」駅の「西武本川越ペペ」も便利な施設です。生活に密着した商品、サービスの店舗の他、フィットネスジムや、カルチャースクールも入っています。本川越駅からクレアモール方面に少し歩くと、地元の方に長年愛されてきた「丸広百貨店」があります。

埼玉県川越市の教育環境（学区）

上寺山にある「星野学園小学校」は大変評判のよい私立校です。系列の中学校、高校もあるので、12年間一貫した方針で教育が受けられます。2名担任制、常勤のネイティブスピーカーの英語教師など、学習へのサポート体制もしっかり整っていると評判です。2007年（平成19年）創立と、非常に新しい小学校なので、校舎がきれいで最新の設備が揃っています。駅からは少々離れていますが、スクールバスが運行しているので、通学手段に悩むことはありません。
公立校であれば「中央小学校」が、成績優秀と定評があります。「本川越」駅から徒歩5分という立地も抜群です。また、周辺には学習塾が多いため、中学、高校受験を目指すにも適した環境です。小江戸川越の歴史的建造物群からも近く、文化的にも豊かな教育を受けられる土地柄でもあります。地域との関係も良好で、さまざまな連携が行われています。

埼玉県川越市の治安

「川越」駅周辺は、市内他地域と比べると犯罪率が高めです。東口側は飲食店などが立ち並んでいるので、酔客による粗暴行為といったトラブルが多く発生したり、自転車が盗まれたりする被害も多いようです。「夜間、賑わっているエリアには近づかない」「自転車の鍵をかける」などの対策を心掛けるとよいでしょう。西口側は住宅が多いため、東口側に比べて安全です。
「川越市」駅、「本川越」駅周辺にも、賑わっているエリアがありますが、犯罪率は高くありません。
「霞ケ関」駅、「西川越」駅、「新河岸」駅周辺など、川越の中心街から少し距離があるエリアは閑静な住宅街が広がっていて、犯罪が起きにくい土地柄です。ただし、街灯が少ない地域もあるので、夜道の一人歩きには気を付けてください。
埼玉県第3の都市である川越市ですが、犯罪率は県全体の中で中位に位置しています。街の規模に比べ、治安は良好といえるでしょう。一部、注意が必要なエリアもありますが、全体的には安全な街といえそうです。

埼玉県川越市の地盤の強さ

市役所を北端として「武蔵野台地」という高台が広がっています。この台地の地盤は強固で、住宅の建設に適した土地です。西武新宿線、東武東上線に挟まれた南側のエリア、具体的には「川越」駅と「本川越」駅の南側、「新河岸」駅の西側、「南大塚」駅の東側がこれに該当します。
武蔵野台地の北側には、氾濫低地と呼ばれる標高の低い平地が広がります。河川の流れによって形成された土地で、地盤が軟弱なことが多いため、長期的な沈下を防ぐ基礎補強策が必要です。「西川越」駅や「南古谷」駅の周辺は、地盤の状態をしっかりと確認するようにしてください。
市の西部には、氾濫低地を挟み、武蔵野台地と向かい合うようにして「入間台地」が広がっています。「霞ケ関駅」「的場駅」「笠幡」駅はこの台地の上にあります。強固なことで知られる関東ローム層で形成されていますが、小さい河川に削られてできた谷底低地が台地の中に複雑に分布しています。この低地は地盤が軟弱で、基礎補強策が必要になるケースが大半です。強固な地盤と、軟弱な地盤とが混在しているので、住宅を建てるのであれば、土地の吟味をしっかりと行いましょう。台地から低地への斜面も同様で、台地と同等の強度をもつ場所もありますが、軟弱な地盤の場所では不同沈下防止のための基礎補強策などが必要です。

埼玉県川越市の医療施設

「埼玉医科大学総合医療センター」は36の診療科、1,000以上の病床数を誇る巨大総合病院です。高度救命救急センター・ドクターヘリ基地病院・小児救命救急センターなど、行政からさまざまな指定を受けていて、一帯の医療の中心としての役割を担っています。駅からは少々距離がありますが、「川越」駅、「本川越」駅から直通バスが出ています。また市内を循環するシャトルバスも停車するので、アクセスの不安はありません。
川越駅の西口徒歩3分の場所には「埼玉医科大学 かわごえクリニック」があります。骨粗しょう症、消化器、東洋医学、メンタルヘルスなど、多彩な分野に強みをもったクリニックが集まり、専門的な医療を提供しています。
市内には老人ホームも「ミモザ川越」「イリーゼ川越」「すこや家・川越南大塚」など充実しています。多くは駅から少し離れた場所にありますが、その分、広々として開放的な雰囲気です。