静岡県 | 注文住宅特集

静岡県は本州中央部に位置し、太平洋側に面して立地しています。駿河湾、富士山を中心とした山々、浜名湖に佐鳴湖、大井川や天竜川といった豊かな自然を身近に感じながら暮らせる環境が魅力です。
北部の山岳地帯を除けば年間を通して温暖な気候に恵まれ、身体に負担がかかる寒暖差が少ないことなども理由に、国内でも住みやすいといわれている県の1つとなっています。
産業面では、お茶やミカン、海産物などの農漁業のほか、製紙、機械、楽器、医薬品、医療機器の製造が盛んです。 また、熱海や伊東、修善寺といった有名温泉地や世界文化遺産の富士山など観光資源も備えており、国内だけでなく海外からも多くの観光客が訪れています。

静岡県の注文住宅の平均コスト

注文住宅を建てる際にかかったコストについて、静岡県と全国の平均を比較すると次のようになっています。
静岡県の注文住宅建設費の平均　3,641.1万円
全国の注文住宅建設費の平均　3,715.2万円
出典：2022年度　フラット35利用者調査

静岡県の住環境

静岡県は東京や名古屋といった都会と程よい距離があり、新幹線や高速道路などの交通網の利便性が高い一方、田舎暮らしも楽しめるのが魅力の地域です。NPO法人「ふるさと回帰支援センター」が発表する2022年の「移住希望地ランキング」では、首都圏に近いなどの地理的条件や相談体制の充実度が要因となり、3年連続で首位を獲得。2022年度は県外からの移住者が2,634人、増加率は41.0％と過去最高を記録しています。
県内には県庁所在地である静岡市、浜松市と2つの政令指定都市があります。市町村別の人口をみると、1位が浜松市（約78万人）、2位が静岡市（約68万人）となっており、離れた3位に富士市（約25万人）、以下、沼津市（約19万人）、磐田市（約17万人）と続きます。

静岡県の子育て世帯におすすめのエリア

袋井市
全国的にみて高い出生率を保っていることを裏付けるように、袋井市では充実した子育て支援体制が用意されています。
子育て世代包括支援センターを中心に、妊娠、出産後から子どもが18歳になるまで一貫したサポートを提供。幼児教育、小学校教育、中学校教育の12年間をひとつの教育期間として継続的に子どもを育むための仕組みがつくられ、先進的なICT教育や、外国文化とふれあう「ふくろいまるごとインターナショナル」といった取り組みも推進されています。
また、市内には公園が85カ所もあり、1人あたりの都市公園等面積は県内トップクラス。
多くの自治体で人口減少や高齢化が進むなかにあって、人口増加率と15歳までの年少人口割合がともに県内トップであり、若くて元気のある街として注目されています。

三島市
富士の湧水が清流となって市内をたゆたい、街中でホタルを見ることもできる環境で子育てが行える三島市。自治会や町内会が行う出産の「お祝い会」などの子育て支援活動に対して助成する「子どもは地域の宝事業」という独自の取り組みで、地域と家庭が一体となった子育て環境づくりを進めています。
出産時には第１子１万円、第２子５万円、第３子以降は15万円の祝金を支給し、子どもの医療費は18歳まで所得制限なしで無料化するなど、補助金面での支援制度も充実。子育てについての悩みや就学前の子どもの預け先に関する相談に応じる「子育てコンシェルジュ」も用意されており、安心して子育てに取り組める環境が整っています。

静岡県の中心市街地への通勤・通学におすすめのエリア

静岡市内は私鉄が走り、路線バス網も整っているので、市内の通勤・通学であれば、その路線エリアに住むのがおすすめですが、なかでも利便性の高い静岡駅をはじめ、清水駅、東静岡駅の周辺が人気です。
浜松市の場合もJRや遠州鉄道の沿線が便利。中央区の曳馬駅や上島駅、天竜川駅などの周辺が好評です。
エリアによっては新幹線を利用して東京や名古屋に通勤・通学することも可能。長泉町や清水町、静岡市などのように通学定期券の購入について補助金を出している自治体もみられます。

静岡県の閑静な地域でおすすめのエリア

静岡市内では、清水区の草薙駅周辺が比較的落ち着きのあるエリアとなっており、人気の高級住宅街となっています。 今後、駅周辺の再開発事業が予定されていて、常葉大学静岡草薙キャンパスの新設や高層マンションの建設なども進行し、エリアとしての価値をさらに高める発展が期待されています。
県内の市町村で住みやすさと土地の価格のバランスを考えると、東海道新幹線の三島駅や東名・新東名高速道路のインターチェンジが近く、都市部へのアクセスが良い長泉町が人気。行政サービスが充実しているほか、子供が多く、活気ある雰囲気も魅力となって人口が増加。住宅地の開発も進められています。

静岡県の独自の住宅制度

海や川、富士山といった自然に恵まれている静岡県では、これらを取り入れた静岡県らしい暮らし方を提案したいとの理由から「豊かな暮らし空間創生住宅地認定制度」を導入。ニュータウンや大規模団地ではなく、6戸以上という小規模な住宅地における豊かな暮らし方を後押しする珍しい取り組みを全国に先駆けて実施しています。
この取り組みでは「家・庭一体の住まいづくり」を計画の柱としており、県では豊かな住まいづくりに必要な要件として次の4つを挙げています。

1.暮らし空間が「家」の2倍以上の面積を有すること
2.道路境界線から5ｍ、隣地境界線からは1ｍ壁面を後退させること
3.庭を緑化し、建物の色彩を地域で調和させ、高さを抑えること
4.良好な住環境を維持するための組合や運営委員会等を組織すること

自然と調和するゆとりある住まいづくりに興味がある人は、この制度で認定された新規開発住宅地で探してみるのもおすすめです。