【兵庫県神戸市垂水区編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店15社　比較一覧

神戸市垂水区のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが神戸市垂水区に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「おしゃれ」「ZEH対応」「全館空調」等、自分のこだわりを明確にしておくと、自分に合ったハウスメーカーを見つけやすくなります。
神戸市垂水区は、世界一のつり橋「明石海峡大橋」が有名で、海と山に囲まれた風光明媚な街です。

垂水区はひとたび大地震があると液状化の懸念があるエリアもあり、家づくりにおいても地震への備えが重視される傾向です。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりをかなえられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのがよいでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表【2024年】！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大切です。

1.「地震に強い家づくり」に長けているか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

神戸市垂水区のハウスメーカー事情

神戸市垂水区は市の南西部に位置する山と海に囲まれた街です。坂が多い街としても有名で、中でも垂水区霞ヶ丘にある「愛徳坂」は17.28％の急こう配な坂としてロケ地にもなるほどで、眼下には瀬戸内海が広がります。

また神戸市都心部や大阪駅へのアクセスも良く、居住地としても人気があります。
1995年の阪神淡路大震災では、垂水区内だけで1万棟以上の建物が全半壊するなど、大きな被害が出ました。神戸市では、住宅の地震災害への備えに力を入れており、住まいの耐震化の補助だけでなく、発災後の在宅避難の備えとなる創エネ畜エネ設備の特別融資を用意するなどしています。

参考：
神戸市垂水区「区の紹介」
神戸市「建物の倒壊状況」
神戸市「地震防災マップ」
ひょうごの環境「住宅用創エネルギー・省エネルギー設備設置特別融資」

そんな神戸市垂水区で人気のハウスメーカーは、「地震に強い」家づくりに長けている所になります。
ここからは神戸市垂水区で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【ミサワホーム】
ミサワホームは、地震に強い家づくりが得意なハウスメーカーです。
構造にはオリジナル技術の「木質パネル接着工法」を採用、高性能の耐力壁をがっちりと面接合しており、耐震性、耐風性に優れた家づくりが可能です。

また、基礎については入念な地盤調査を行い、土地に最適な構法を選びます。地盤調査結果だけでなく周辺の地盤や地層、土地の履歴も鑑みて、家本体の耐力が発揮できる基礎を選択するのが特徴です。

さらに、V2Hを取り入れた建築にも長けています。V2Hは電気自動車に貯めた電気を停電時にも使えるようにするシステムです。発災後の在宅避難でライフライン回復までも最低限の電力を確保できます。
災害対策が気になる神戸市垂水区において、死角のない災害対策ができるミサワホームはおすすめです。

▼ミサワホームについてはこちらで紹介しています。
上下の空間活用も光る、高気密で耐震性の高い家　ミサワホームがつくる　理想の邸宅

【ヤマダホームズ】
ヤマダホームズでは、剛床工法、木造軸組パネル工法など、独自の技術を開発。地震の揺れやねじれに強い家づくりをしています。

また、ヤマダホームズの住宅ラインアップには、創エネ省エネ畜エネに対応する新しい住まい「YAMADAスマートハウス」があります。
太陽光発電設備、住宅、電気自動車、家電、家具インテリアなど、ヤマダホールディングスの総力を結集した新しいタイプの家です。
V2Hを伴う蓄電システムを搭載しており、発災後の在宅避難をサポートします。

地震対策が重視される神戸市垂水区におすすめの機能がヤマダホームズにあります。
▼ヤマダホームズについてはこちらで詳しく解説しています。
ヤマダホームズの評判・口コミは？特徴や選ぶメリット・デメリットも紹介

【ゼロ・コーポレーション（ゼロホーム）】
ゼロ・コーポレーション（ゼロホーム）の「BASE3」は、性能重視派におすすめの注文住宅です。最強クラスの耐震性能を求める神戸市垂水区での家づくりにぴったりといえるでしょう。
耐震性能として最高クラスの「耐震等級3」を標準装備としており、東日本大震災クラスの揺れにも耐えうる木の構造を採用しています。

また、基礎は住宅ごとに最適な基礎とする「フルオーダーメイド基礎」で高強度・高耐久・高耐候を実現しています。地盤についても全棟「地盤品質証明書」付き。必要な場合には地盤改良にも対応します。

参考：ゼロ・コーポレーション（ゼロホーム）の公式HP「COTENTS1　耐震性」

▼ゼロ・コーポレーション（ゼロホーム）についてはこちらで詳しく解説しています。
【2025年最新】ゼロホームはローコストで高品質な家を建てられる建築会社|評判や坪単価、強み・弱み等も解説

神戸市垂水区の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきたように、神戸市垂水区では「地震に強い家づくり」が重視されています。

そんな神戸市垂水区の家の最新トレンドは主に以下の3つです。

「耐震性能」に注目
神戸市垂水区では、地震災害に関する防災・減災への取り組みを熱心に行っており、家づくりにおいても「耐震性能」は重視すべきポイントとなっています。
素材の軽さと柔軟さで揺れに耐える「軽さの木造」、面で揺れを受け止め揺れの力の分散する「一体型のモノコック工法」、繰り返す地震に強い「粘りの鉄骨造」などです。
現在、ほとんどのハウスメーカーで耐震性能技術の向上に独自の研究と技術を取り入れて取り組んでおり、地震に強いという機能ひとつとっても独自の技術から選ぶことが可能になりました。

▼耐震性能についてはこちらで詳しく解説しています。
地震に強い家の特徴とは？耐震性に優れたハウスメーカー10選【木造・鉄骨別】
「液状化対策」に注目
家の建築予定地が液状化の可能性がある場合、地盤改良などの対策ができます。液状化対策には以下のような方法があります。

・表層地盤改良：深さ2メートル以内の地盤にセメント系固形材を混ぜて改良する
・ベタ基礎：液状化が起こっても不同沈下が防げる方法
・柱状地盤改良：液状化層が5メートル以内で地盤が7〜8メートル程度にある場合に採用される
・杭打ち（杭基礎）：液状化は防げないものの、沈下を抑えたいときに採用される

神戸市垂水区でも一部に液状化の恐れがあります。ハウスメーカーがどのような対策をとれるのかを確認しておくとよいでしょう。

参考：兵庫県「地震動予測結果及び液状化危険度予測結果」

▼「地盤改良」についてはこちらで解説しています。
安全な家を実現！「地盤調査」と「地盤改良」の費用と方法

「V2H」に注目
「V2H」とは、「Vehicle to Home」の略で、電気自動車やプラグインハイブリッド車搭載の大容量バッテリーに蓄えた電気を家で使用できるようにする電力制御システムです。

普段は、家の創エネ設備（太陽光発電等）で作った電気を蓄えて、走行時に利用しますが、地震などの災害で停電になった際に車が蓄電池代わりとなって家に電気を供給する役割を担います。
神戸市では地震対策として、「燃料電池自動車（FCV）・電気自動車（EV）普及促進補助金」事業があり、電気自動車購入に補助金が利用できます。このこともあり、垂水区では被災時も電気が使えるV2Hに注目が集まっています。

参考：神戸市「燃料電池自動車（FCV）・電気自動車（EV）普及促進補助金」

▼「在宅避難ができる家づくり」についてはこちらで詳しく解説しています。
在宅避難できる家づくりのポイント！体験談や注意点もあわせて解説