千葉県鴨川市 | 注文住宅特集

鴨川市は千葉県南東部の安房地方に位置し、太平洋に面している人口約3万1,000人の市です。名所景勝地が多い保養地として発展し、温暖な南房総を代表するリゾート地として知られます。都心から2時間程度で出かけられる別荘地としても人気です。鴨川松島や大山千枚田など散策におすすめの景勝地や、サーフィンが楽しめる東条海岸、日本の渚百選で紹介される前原・横渚海岸など、自然環境に恵まれています。漁業が盛んで市内に多くの漁港があります。海沿いを走るJR線の駅周辺には住宅や学校が集まり、商業施設も賑わっているので、買い物も便利で暮らしやすいエリアです。ここでは鴨川市の商業施設や教育環境、治安など住みやすさについてご紹介します。

千葉県鴨川市の商業施設

鴨川市は駅周辺にショッピングに便利な施設が集まっているのが特徴です。JR外房線と内房線が乗り入れる「安房鴨川」駅周辺には飲食店やドラッグストア、大型スーパー、コンビニ、書店など生活に必要な施設がひと通り揃っています。

「安房鴨川」駅前のロータリーを過ぎて徒歩約2分のところにあるのが「イオン 鴨川店」です。1Fの食品と日用品のフロアでは毎日の献立に役立つお惣菜やイートインコーナーがあり、3Fの住まいのフロアには100円ショップダイソーが入っています。売り場面積が広く、多くの日用品が揃うので、まとめ買いにも利用できます。駐車場を利用できるところも便利です。

安房鴨川駅から車で少し走ったところには「カインズ鴨川店」があります。資材はもちろん、ドラッグストア、リカーショップ、園芸売り場、リフォームセンターなどが入っています。引越し直後の買い出しにも重宝するでしょう。

JR外房線「安房小湊」駅周辺はレストランや和食の店、中国料理店など飲食店が近くにあり、コンビニも徒歩数分圏内に2店舗あります。普段の食事や買い物には困りませんが、日用品のまとめ買いなどをしたいときは、2駅先の安房鴨川駅まで足を延ばすとよいでしょう。

千葉県鴨川市の教育環境（学区）

鴨川市内の小学校は全部で7校です。JR「安房鴨川」駅から徒歩2分の天津小湊小学校（天津）、徒歩12分の鴨川小学校（横渚）、JR「太海」駅から徒歩19分の江見小学校（宮）の他に、西条小学校（打墨）、田原小学校（坂東）、東条小学校（西町）、長狭小学校（宮山）があり、それぞれ通学区域が決められています。

天津小湊小学校の周辺は安房東中学校や、天津小湊認定こども園もあり、幼児から中学校までの教育施設が集まっているエリアです。天津小湊地区は自然と漁業の町で、日蓮聖人生誕・修行の地として日蓮宗ゆかりの史跡が多く、低学年から放課後の社会教育が盛んに行われています。

鴨川小学校は加茂川の河口近くに面し、同じく周辺には市立認定こども園があるエリアです。学区自体が房総半島の海に面した地域で、最近は商業、観光施設が増加しています。市街地の再開発事業が進んだことにより、学区の中心街は「安房鴨川」駅の西側に移っています。

千葉県鴨川市の治安

鴨川市の犯罪発生率は人口100人当たり0.86人と大変低くなっています。元々千葉県全体が人口100人当たり0.94%と、犯罪発生率の低い地域ですが、その中でもさらに低いエリアです。比較的発生数が多いのが「自転車盗」や「ひったくり」「詐欺」「住居侵入」です。凶悪犯罪はほぼ発生していませんが、小さな犯罪は発生しているので、巻き込まれないよう日頃から防犯意識を高めることが必要でしょう。

また、景勝地が多いリゾート地であることから、観光シーズンには駅周辺から海岸方面に飲酒しながら歩く観光客や、都会から来た若者が夜に騒いだりする姿もみられるようです。基本的には地域住民のネットワークが根付いているエリアで、顔見知りが多く、犯罪の抑制効果があります。住民が暮らす上で治安を心配する必要はほとんどありません。

千葉県鴨川市の地盤の強さ

鴨川市の地形の多くを占めるのは標高約50～300mを超える台地と山岳地帯で、ほとんど海岸付近まで岩盤が張り出す起伏に富んだ地形です。地盤は火山の隆起などにより形成された段丘の砂礫質台地で、約5m以上の砂礫層と砂質土層を表層に持ち、液状化しにくいのが特徴です。

地震が発生しても揺れにくい地盤で、表層地盤揺れやすさマップではエリアのほとんどが「揺れにくい」と判定されています。ただし、加茂川の河川流域、低地及び海岸低地、他の河川低地一帯は地下が軟弱地盤の地域が多いため注意が必要です。表層地盤揺れやすさマップでも加茂川の河川低地一帯、その周辺は「揺れやすい」と判定された地域です。住宅などを建設する場合は十分に地盤対策をすることをおすすめします。

太平洋に面している鴨川市は、津波警報・大津波警報が発表された場合、津波が来襲する可能性のあるエリアです。鴨川市が発表している「防災マップ」によると、安房鴨川駅周辺は沿岸に10mの津波が到達した場合、浸水すると予想されています。基本的にJR外房線より海側のエリアに住む場合は、津波で浸水する可能性があるのか確認したほうがよいでしょう。過去の大地震の際は、地震発生から10分以内に津波が到達したと考えられています。どこに住むにしろ津波避難ビルや高台への避難経路をチェックしておきましょう。

千葉県鴨川市の医療施設

ターミナル駅である「安房鴨川」駅周辺には歯科、小児科、外科、眼科、精神科のクリニックがあり、特に歯科クリニックの数が多めです。介護療養型医療施設も2件あり、サービス付き高齢者向け住宅も徒歩圏内にあるので、医療・福祉施設は充実しています。

また、鴨川市の総合病院といえば、都内からも患者が訪れる「亀田総合病院」が有名です。シャチのショーが人気の「鴨川シーワールド」のそばにあり、病室からは美しい海を眺められます。最寄りは安房鴨川駅で、駅からはタクシーで約5分です。診療科は60以上もあり、房総地域の中核病院として、地域の医療を担っています。

そのほか、市内には接骨院や精神科クリニック、外科病院、グループホーム、老人ホームなどが点在しており、医療・福祉施設は揃っています。