千葉県袖ケ浦市 | 注文住宅特集

袖ヶ浦市は都心にアクセスしやすいエリアながら、人口もさほど多くなく、繁華街もありません。東京湾アクアラインの高速バスを使えば、品川駅や東京駅など都心の中心地に1時間ほどでアクセスできます。閑静で落ち着いた風景が広がる袖ヶ浦市は、穏やかな場所で暮らしたい方に向いています。観光地として県内外に知られる「東京ドイツ村」があり、四季折々の花や冬のイルミネーションを楽しめると人気です。同じ千葉県でも、千葉駅や船橋駅周辺とは異なる豊かな自然が残っていて、ゴルフ場やキャンプ場もあります。移動手段は車が主ですが、東京湾沿いを内房線が通っています。ここでは都心へのアクセスも可能な袖ヶ浦市の住みやすさを、さまざまなポイントからまとめました。

千葉県袖ケ浦市の商業施設

袖ヶ浦市の主要駅周辺は、生活必需品を揃える店が揃っています。まず、袖ヶ浦駅の北口徒歩1分のところに、「ゆりまち袖ヶ浦駅前モール」がオープンしました。スーパーマーケットはもちろん、ドラッグストア、100円ショップ、ファミリーレストランなどが入っており、一層暮らしやすい環境が整ってきています。
長浦駅徒歩約2分には「イオン長浦店」があります。美容室、歯科医院も入っており、食品売り場は22時までの営業です。近隣住民にとって、日常的に利用できる身近な施設として利用されています。JR久留里線の駅である横田駅、東横田駅の周辺にはスーパーなどはありません。
また、袖ヶ浦市には大型商業施設はありません。大型商業施設を利用したい場合は、隣接する木更津市の「三井アウトレットモール木更津」まで移動する必要があります。袖ヶ浦駅からバスが出ているのでアクセスは容易です。

千葉県袖ケ浦市の教育環境（学区）

袖ヶ浦駅周辺には「昭和小学校」と「奈良輪小学校」があります。昭和小学校は創立90年を超える歴史ある小学校で、推計世帯年収が高い学区でもあります。昭和小学校のすぐそばには、市内の学校教育を支援する「袖ヶ浦市立総合教育センター」があり、教職員の研修や教育の研究、教育相談、国際理解教育など、幅広く市内の教育に関することをサポートしています。学校図書館の充実にも力を入れており、市内の小中学校の図書を相互賃借したり、市内の図書館から本を貸し出してもらい、配送したりするシステムの運営も推進しています。
長浦駅周辺では「長浦小学校」と「蔵波小学校」があります。「蔵波小学校」は、2020年（令和2年）5月時点で、袖ヶ浦市内で唯一生徒数が1,000人を超えている学校です。「令和2年度 蔵波小学校保護者アンケート結果」では、90%以上の保護者が「教師がわかりやすい授業を心がけて指導している」と回答しています。教師陣の教育への熱心な取り組みが評価されているようです。その他、横田駅近くの「中川小学校」は、小櫃川に近く、授業で虫取りや観察、バードウィッチングなど、周辺環境を活かした教育を実施しています。

千葉県袖ケ浦市の治安

千葉県警「刑法犯認知件数の推移」を確認すると、袖ヶ浦市の刑法犯認知件数は2011年（平成23年）の738件から、2019年（平成31年・令和元年）の346件まで減少しており、治安はより一層よくなっていると判断できるでしょう。また、「人口1万人当たりの犯罪発生件数 《令和2年中》確定値」を見ると、袖ヶ浦市の人口1万人あたりの犯罪発生件数は38.1件でした。千葉市の61.8件や船橋市の54.6件、浦安市の57.8件と比較しても、袖ヶ浦市は治安がよく、安定しているといえます。
内訳を見ても、凶悪犯・粗暴犯は少なくなっています。比較的数が多いのは窃盗犯で、特に「自転車盗難」「車上ねらい」が他の項目よりも多く発生しています。車や自転車があったほうが便利に過ごせる土地柄のため、こうした数字に表れているようです。自転車の鍵を二重にするなど基本的な対策に気をつけていれば、さほど治安面で心配する必要はなさそうです。

千葉県袖ケ浦市の地盤の強さ

千葉県は北米プレート、フィリピン海プレート、太平洋プレートと呼ばれる3つのプレートがぶつかりあっている地域で、地震多発地帯の1つです。「地震ハザードマップ」では、今後袖ヶ浦市に影響を及ぼす可能性のある地震について想定しています。住宅用の土地を探しているのなら、ハザードマップを参照し、揺れやすさの最大値を確認するようにしましょう。袖ヶ浦市では沿岸部や国道、高速道路沿いで震度6.1以上6.2未満、ごく一部のエリアで6.2以上6.3未満の震度が想定されていますが、市の中央エリアはおおむね6.1未満の最大震度予測です。
「液状化危険度マップ」では震度6強の揺れが起きた場合の液状化危険度を色分けしています。一部沿岸部や国道沿いでは「液状化がしやすい」と分類されていますが、ほとんどの土地は液状化対象外です。沿岸部の地質はシルトや細砂が多く、液状化しやすく揺れやすい条件が整っています。山岳部はローム層があり、強度が高く揺れにくい地質です。山間部は沿岸部よりも予想される最大震度は低いものの、耐震工事はしておくべきでしょう。
沿岸部で住宅を建築する際は、事前にその地盤を調査することも大切ですが、液状化被害を避けるための対策も有効です。地盤改良するためにできる工法は複数あり、建物自体に被害を受けにくい工夫を施して工事することもできます。千葉県では液状化対策についての相談を受け付けているので、相談窓口もしくはハウスメーカーや不動産会社の担当者に相談してください。

千葉県袖ケ浦市の医療施設

日本医師会の地域医療情報システムによると、袖ヶ浦市には一般診療所が29件、病院が1件、歯科が23件あります。特に袖ヶ浦駅周辺は医療施設が豊富で、南口に内科・循環器科の「佐野医院」、北口に「袖ヶ浦どんぐりクリニック」があります。その他、南口には皮膚科、眼科があり、北口の「ゆりまち袖ヶ浦駅前モール」には歯科も入っています。
長浦駅から徒歩約15分のところにある「袖ヶ浦さつき台病院」は、袖ヶ浦市で唯一の総合病院です。外来診察だけでなく、「認知症疾患医療センター」と「地域リハ・生活支援センター」が併設しており、地域に密着した医療を行っています。長浦駅からマイクロバスが出ているので、駅からのアクセスも困りません。駐車場も設けられているので、自動車さえあれば、長浦駅周辺ではなくても気軽に通えるでしょう。
袖ヶ浦市には老人ホームが点在していて、東横田駅近くの「ちいたの平川」や袖ヶ浦駅近くのデイケアサービス「メディケアーやまゆり」が駅近の施設です。介護施設や特別養護老人ホーム、介護付き住宅などの選択肢があります。