埼玉県川口市 | 注文住宅特集

埼玉県の南東部に位置する川口市は人口約60万人を誇り、県庁所在地であるさいたま市に次いで県内2位につけています。江戸時代から続く「キューポラ」のある鋳物の街として有名です。また、植木産業も知られています。東京都と接しているため、都心へのアクセスも良好です。川口ジャンクションから、近隣への観光地や空港に簡単にアクセスできるのも人気が高い理由の1つでしょう。住みやすい街を決める賞でも近年上位にランクインするなど、住みやすさにも注目が集まっています。ここでは、川口市の暮らしに必要な施設や都心主要駅までの通勤時間、教育・医療など、住みやすさに関する情報を紹介します。

埼玉県川口市の商業施設

川口駅の駅前にある「キュポ・ラ」には、スーパーマーケットやドラッグストア、書店、生活雑貨店、歯科など、まさに駅前にあると便利な施設のほか、図書館、行政施設も入っています。また、川口駅周辺は大型商業施設が充実しているのも特徴です。8分ほど歩いた場所にある「アリオ川口」は食料品、生活雑貨、ファッションといった店舗の他、映画館も入った一大商業施設です。徒歩では少々時間がかかりますが、バスで6分ほどの距離にある「ララガーデン」にはファッション関連の店舗や飲食店、美容サービスの店舗などが入っています。
川口元郷駅から徒歩3分ほどの場所にある「ミエルかわぐち」も食料品や生活雑貨、各種サービスなどの店舗が揃った便利な施設です。また、大型商業施設で忘れてはならないのが「イオンモール」でしょう。「イオンモール川口前川」へは、西川口駅など複数の駅からバスでアクセスできます。2021年（令和3年）5月には「イオンモール川口」もオープン予定です。こちらはイオンモール川口前川の東、市のほぼ中心を南北に流れる芝川を渡ってすぐの場所に建設しています。川口では、日常生活の買い物で困ることはないでしょう。

埼玉県川口市の教育環境（学区）

川口駅から徒歩10分ほどの場所にある「本町小学校」は、地域最大規模の学校といわれています。1873年（明治6年）開校と非常に長い歴史を持っていますが、校舎は新設されたばかりできれいです。階段が吹き抜けになっている開放的な作りで、エレベーターが設置されるなど、バリアフリーへの配慮もなされています。保護者であれば、入館証をつけていつでも中に入れるという点も安心感があります。
市の南端、荒川に面した「舟戸小学校」も評判のよい学校です。グラウンドや体育館が広く、子ども達がのびのびと活動できるという点が評価されています。幼稚園、中学校も同じ敷地内にあるので、通常の小学校よりも幅広い層と触れ合えるでしょう。社会性を育める環境が魅力です。また、年収上位学区にある「元郷南小学校」も人気がある小学校の1つです。

埼玉県川口市の治安

川口市と聞くと、治安を心配される方も多いかもしれません。確かに一部の地域は犯罪率が高いものの、川口市全体が危険というわけではありません。埼玉県警の発表によると、2020年（令和2年）の市区町村別犯罪認知件数は4,083件で、埼玉県の中では高いものの前年から900件以上減少しています。実際は安全な地域の方が多く、再開発によってマンションなどが立ち並ぶようになり、今後治安はさらに改善されていくと見られています。
犯罪率の高いエリアは、西口側に歓楽街が広がっている西川口駅周辺です。特に粗暴犯、自転車盗難といった被害が多いようです。川口駅の周辺も、やや治安の悪いエリアが見受けられます。公然わいせつの被害件数が他の地域に比べて多いので、暗い道の一人歩きは避ける、子どもであれば集団で行動するなどの対策を心掛けるとよいでしょう。
東川口駅、新井宿駅、戸塚安行駅、川口元郷駅などは静かで比較的安全な地域です。これらの駅周辺は閑静な住宅街や自然が広がっています。場所さえ選べば、安心して過ごせるでしょう。

埼玉県川口市の地盤の強さ

さいたま市大宮区を中心に「大宮台地」と呼ばれる高台が広がっていて、川口市の北東部が含まれています。この台地は火山灰などが降り積もってできた関東ローム層で形成されています。この地層は住宅の地盤として適している非常に強固な土地です。
ただし、北東部全域が安定しているというわけではありません。小さな河川や水路によって土が刻まれ形成された細かな谷が複雑に分布しています。こうした土地は地盤が軟弱であることが多く、長期的な沈下を防ぐ基礎補強策が必要でしょう。
一方、市の南西部には低地が広がっています。氾濫低地と呼ばれる軟弱な地盤の土地で、こちらも多くの場合、基礎補強策が必要です。台地から低地へと下る斜面の中には、台地と同等の強度を保っている場所もありますが、雨水や地下水の影響で地盤が軟弱になっている可能性も否定できません。人為的に造成された土地では地盤のバランスが悪いケースもあり、その場合は不同沈下防止の基礎補強が施されます。
また、氾濫低地の中には、河川に運搬された砂礫によって形成された自然堤防という地帯が分布しているエリアがあります。このように地盤の強度は地質に依存するので、基礎補強策が必要になるかどうかはハウスメーカーや不動産会社の担当者と相談しましょう。

埼玉県川口市の医療施設

「川口市医療センター」は埼玉県南地域の基幹病院で、500を超える病床数、30もの診療科目を誇る医療施設です。新井宿駅から徒歩約10分の距離にあります。川口駅や西川口駅、東川口駅など多くの場所からバスも出ています。600台を収容できる駐車場もあるので、アクセスに困ることはないでしょう。
西川口駅から徒歩8分の「済生会川口総合病院」も、400を超える病床を持った大病院です。地域がん診療連携拠点病院、地域周産期母子医療センターなどの認定を受け、地域の医療を支える役割を担っています。健診センターが併設されていて、予防医学分野も充実しています。
また、南鳩ヶ谷駅から徒歩1分の「埼玉厚生病院」は、脳神経疾患領域に特に強みを持つ多機能病院です。通所介護、施設介護にも力を入れていて「特別養護老人ホーム川口シニアセンター」など複数の施設が併設されています。老人ホームは川口市内に点在しているので、距離で困ることはほとんどないでしょう。