【静岡県掛川市編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店16社　比較一覧

掛川市のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記の４つが挙げられます。

【坪単価】
「坪単価」は、建物の本体価格を延床面積（坪）で割った数値のことで、各メーカーの建物価格を比較する際の目安となります。
品質や性能による差異のほか、メーカーによっては算出方法が違っていたり、家の広さや形状によっても変動したりするため、あくまでも参考程度にとどめて、大まかな絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造や鉄骨造など、家の構造によって価格や間取り、外観などが大きく変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなるでしょう。
また、メーカーによっては木造のみ、鉄骨造のみなど構造条件が限定される場合があるので、対応できない場合は候補から外すことになります。

【対応エリア】
掛川市で家を建てる場合、どこでも好きなメーカーを選べるわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」かどうかは、ハウスメーカー選択において最低限の足切り指標になります。

【特徴】
「デザインへのこだわり」「ZEH対応」「全館空調」など、自分のこだわりを明確にしておくことも、相性のいいメーカーを探しやすくする重要なポイントです。

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調査によると、注文住宅を建てた人の半数以上が施工の依頼先を「住宅展示場」でみつけています。ただし、モデルルームを見ただけではわからなかったり、見落としたりする部分もあったりするので、事前にしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.耐震性能や断熱性能など、希望する住宅性能が実現できるか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後にかかるランニングコスト、アフターサービスや保証内容を確認する
4.営業担当者の人柄やスキルを確認する

【参考】国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています：
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

掛川市のハウスメーカー事情

掛川市は日本のほぼ中央、静岡県西部に位置し、南側は遠州灘に面しています。静岡県の2大都市、静岡市と浜松市の中間に立地していることもあり、中東遠地域の中核的な役割を果たしています。
南北に長い市域は、北から八高山をはじめとする山地、市中央部の小笠山丘陵、市南部に遠州灘に面した砂浜海岸と、豊かな自然を残す起伏に富んだ地勢。日照時間が比較的長く、年間を通じて温暖な地域で、降雪はほとんど降りませんが、冬季には「遠州のからっ風」と呼ばれる強い季節風が吹きます。

【参考】掛川市「市の概要」

そんな掛川市では、それぞれの土地の条件や希望に合わせて、比較的自由な住まいづくりが可能。「耐震性能を重視する」「デザインにこだわる」など、望んでいる生活スタイルを得意とするハウスメーカーをいかに探し出せるかが理想の暮らしを実現するポイントとなります。

ここからは掛川市で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【セキスイハイム】
ユニットごとに工場生産する方法に特化して住宅を提供しているハウスメーカーです。
建築の大部分を工場で行うことで高品質な住宅を安定供給。耐震性や耐久性、機密・断熱性が特に優れた機能的な家づくりで定評があり、初期保証は外壁のタイルの剥離なども含めて30年という長さです。
また、大規模な自然災害時やその後にも不安なく暮らせるレジリエンス性を備えた家づくりでも先進性がみられます。

▼セキスイハイムについてはこちらで詳しく解説しています：
【2024年最新版】セキスイハイムの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

【タマホーム】
タマホームは、全国展開するローコストクラスのハウスメーカーです。
上質な素材を使った「木造軸組在来工法」を得意としており、主力商品である「大安心の家」は長期優良住宅に標準仕様で対応。
壁に構造用耐力面材を用いることによって耐震等級3を実現するとともに、地域に対応した断熱材を使用することで断熱等性能等級【等級5】をクリア。長く安心して暮らせる家となっています。

▼タマホームについてはこちらで詳しく解説しています：
タマホームはやばい？営業の口コミや会社の特徴、メリットを解説

【一条工務店】
地震や洪水など、自然災害に強い家づくりに向けた取り組みが徹底された、国内屈指のハウスメーカーです。
気密性・断熱性も業界トップクラスであり、デザイン面よりも住宅性能にこだわった家づくりを求める顧客から高い信頼と支持を集めています。
坪単価をみると比較的高めですが、標準でも高機能な家にできるため追加費用が少なく、建築総額を抑えられる傾向がみられます。
▼一条工務店についてはこちらで詳しく解説しています：

【2024年版】一条工務店の坪単価と良い評判・悪い評判|口コミや事例を紹介

掛川市の注文住宅の最新トレンド

城下町の風景も残された掛川市のちょうど中心部には、JR東海道線と東海道新幹線、天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線の3路線が乗り入れる掛川駅が立地。
駅中心として広がる市街地からは、車を使って30分ほどで北部の山地にも、南部の海岸にもアクセスが可能。また、東名高速道路の掛川I.C.や新東名高速道路の森掛川I.C.も利用できるなど、都市部の利便性と豊かな自然の両方を程よく感じながら暮らせる環境となっています。

そんな掛川市の家の最新トレンドはおもに以下の3つです。

「ワークスペース」が人気
JR東海道新幹線が停まる掛川駅があり、東京へ約1時間55分、名古屋へ約1時間、新大阪へ約2時間20分でアクセスできる掛川市は、テレワークの普及によって毎日通勤する必要がなくなった人たちからの注目度も高く、市でも移住を促すさまざまな施策を進めています。

【参考】掛川観光情報 観光と交流の町 静岡県掛川市「掛川へのアクセス」

【参考】掛川市「移住トップ」

テレワークを中心に働く人が注文住宅の家を建てる際、多く耳にする要望が「間取りの一部にワークスペースを設けたい」というもの。
仕事に集中できたり、いる場所によって仕事とプライベートのスイッチを切り替えたりできるワークスペースは、自宅で働く時間が長い人にとって、もはや必須の空間といえるかもしれません。

▼「ワークスペース」についてはこちらで詳しく解説しています：
テレワークに適した間取り事例3選！書斎・ワークスペースを作るポイントと注意点は？

駐車場はほぼ必須
鉄道網に加え、民間路線バスや自主運行バス、デマンド型乗合タクシーなども用意されている掛川市ですが、移動手段として自家用車を使うのが一般的であり、1世帯あたりの自動車保有台数は全国トップクラスにランクインしています。

【参考】一般財団法人 自動車検査登録情報協会「保有台数の上位200都市」

そのような交通事情を考えると、家づくりの際に駐車場を設けるのはほぼ必須であり、家族構成にもよりますが、複数台に対応する広さを用意しておくのが安心でしょう。

▼「注文住宅の駐車場」についてはこちらで詳しく解説しています：
注文住宅に駐車場は必要？サイズは？知っておきたいポイント・失敗例

駐車場サイズの標準は？自宅に合う駐車場のサイズ・タイプ・床面の決め方

子育て世帯におすすめ
山も海も近く、豊かな自然に囲まれながら、のびのびと子育てができる掛川市。大型遊具がある22世紀の丘公園や、夏場に大人気の「つま恋 彩の郷 ウォーターパーク」をはじめ、子どもが元気に遊べる施設が点在。子育て親子の交流の場も市内各所に用意され、小さな子どものいるファミリーにとって魅力的な地域となっています。

【参考】静岡県公式】移住・定住情報サイト ゆとりすと静岡「掛川市」

そんな掛川市で子育て世帯が注文住宅で家を建てる場合、意識しておきたいのが、子どもの成長に合わせて部屋の使い方も変わるということ。後々部屋を仕切りやすくしておくなど、フレキシブルな間取り変更に対応できるメーカーを選びたいものです。

▼「子育て世帯」向けの間取り例をこちらで詳しく解説しています：
注文住宅でのびのび子育てしたい！間取り例と費用相場を解説