【宮城県石巻市編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店12社　比較一覧

石巻市のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
メーカーによって大きく異なります。 自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
石巻市で家を建てる場合、どこでも好きなメーカーを選べるわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」かどうかは、ハウスメーカー選択において最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「デザインへのこだわり」「ZEH対応」「全館空調」など、自分のこだわりを明確にしておくことも、相性のいいメーカーを探しやすくする重要なポイントです。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください

・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表【2024年】！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大切です。

1.耐震性能など、希望する住宅性能が実現できるか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後にかかるランニングコスト、アフターサービスや保証内容を確認する
4.営業担当者の人柄やスキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

石巻市のハウスメーカー事情

宮城県の北東部、北上川の河口に位置する石巻市は、約13万人が暮らす、宮城県第2位の人口を有する都市です。

【参考】石巻市「石巻市はこんなまち」

【参考】石巻市「石巻市ってどんなところ！？」

夏は偏東風（やませ）の影響で涼しい日が多く、冬は雪の多い日本海側に比べ降雪量が少ないのが特色。暑すぎず寒すぎない、暮らしやすい気候となっています。

県内では仙台市に次ぐ人口となっていますが、減少傾向にあり、少子高齢化が進行。今後も続く見通しとなっており、住宅は高齢化に対応するバリアフリー化が望まれます。
【参考】石巻市「高齢者を取り巻く現状と課題」

ここからは石巻市で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【タマホーム】
タマホームは、全国展開するローコストクラスのハウスメーカーです。
上質な素材を使った「木造軸組在来工法」を得意としており、主力商品である「大安心の家」は長期優良住宅に標準仕様で対応。
壁に構造用耐力面材を用いることによって耐震等級3を実現するとともに、地域に対応した断熱材を使用することで断熱等性能等級【等級5】をクリア。長く安心して暮らせる家となっています。

▼タマホームについてはこちらで詳しく解説しています：
タマホームはやばい？営業の口コミや会社の特徴、メリットを解説

【アエラホーム】
アエラホームも、低コストで家が建てられることで定評のあるハウスメーカーです。
高性能断熱材ですっぽり包み込み、徹底した気密処理を施した完全な「外張断熱の家」が特色。快適性とともに健康面や省エネの面でもメリットのある住環境を提供しています。
また、耐震性だけでなく制震性にも優れた構造を採用。地震に対する安心感も高いものがあります。

▼アエラホームについてはこちらで詳しく解説しています：
【2024年版】アエラホームの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

【ヒノケン】
デザイン性にもこだわった家づくりで定評のある、石巻市に根付いたハウスメーカーです。
営業担当を設けず、プランニングは2人で1チームの設計士が直接対応。間取り変更の可能性などもその場で判断できます。女性設計士もおり、女性目線での提案でも好評を得ています。
また、太陽の熱や光、風といった身近な自然のエネルギーを、機械を使わずに住まいに生かす「パッシブ設計」も得意としているほか、間取りや内装のテイストに合わせて家具の提案も行っています。

石巻市の注文住宅の最新トレンド

金華山沖漁場を背景に明治時代から漁業のまちとして栄え、高度経済成長期に石巻工業港が開港してからは工業都市としても発展を遂げてきた石巻市。
海も山も川も身近にありながら商業も発達しており、自然の豊かさを感じながら利便性の高い暮らしができる地域です。
2011年、東日本大震災の発生によって市は大きなダメージを受けました。その経験から地域に住む人たちの防災意識は高いものがあり、昔から住んでいる人も新しく引っ越してきた人も共に助け合って暮らすような、住民同士のつながりの強さが感じられます。
そんな石巻市の家の最新トレンドはおもに以下の3つです。

子育て世帯におすすめ
地域に暮らす人たちの結び付きが強い石巻市は、朝の通学時に町内会が通学の見守りを行うなど、子どもを持つファミリーが安心して暮らせる環境です。
子どもを遊ばせたり、育児についての相談ができたりする子育て支援センターも各地に立地しています。
【参考】石巻市「子育て情報・子育て相談」

そんな子育て世帯が注文住宅で家を建てる場合、意識しておきたいのが、子どもの成長に合わせて部屋の使い方も変わるということ。後々部屋を仕切りやすくしておくなど、フレキシブルな間取り変更に対応できるメーカーを選びたいものです。

▼「子育て世帯」向けの間取り例をこちらで詳しく解説しています：
注文住宅でのびのび子育てしたい！間取り例と費用相場を解説

「耐震性の高さ」に注目
2011年の東日本大震災では震度6強を観測した石巻市。
その体験をした人はもちろん、他所から移ってきて家を建てる人にとっても、新たに戸建て住宅を立てる際には耐震性能が大きく気になるのではないでしょうか。
▼「耐震性、耐震等級」についてはこちらで詳しく解説しています：
地震に強い家の特徴とは？耐震性に優れたハウスメーカー10選【木造・鉄骨別】

耐震等級3の家とは？必要性や耐震性能、基準、耐震等級2、1との違い

「レジリエンス住宅」に注目
地震や水害、土砂災害といった自然災害は、石巻市に限らずさまざま地域で起きる可能性があり、自宅避難に対応する「レジリエンス住宅」を推進するハウスメーカーもみられるようになってきました。
東日本大震災において、石巻市は地震のみならず津波でも甚大な被害を経験。直接的な被害が少なかった地域でもライフラインの停止などにより、厳しい暮らしを強いられました。
そういった自然災害に対する備えとして「レジリエンス住宅」も候補に入れた家づくりを検討しても良いかもしれません。

【参考】石巻市「東日本大震災　石巻市のあゆみ」