東京都羽村市 | 注文住宅特集

羽村市の人口は約5.4万人、面積は約9.9平方キロメートルです。市域の中央を北西から南東に向かってJR青梅線が走り、左右に市域が広がっています。市域は概ね住宅地域ですが、東部は工場地帯です。南西を流れる多摩川が隣のあきる野市との大まかな境で、北西は青梅市、東は西多摩郡瑞穂町に、南は福生市に接しています。南東端には横田基地が広がっており、基地の間を国道16号が通っています。青梅市と福生市を結ぶ幹線道路「西多摩産業道路」と青梅市と立川市間を走る「新奥多摩街道」が、青梅線の両側を並行に走っています。
市内にICはなく、一番近いのが隣市にある圏央道・青梅ICです。市内の最寄り駅は青梅線の羽村駅と小作駅で、乗り換えなしに東京駅に行けます。

東京都羽村市の商業施設

羽村市内には「オザム」や「スーパーアルプス」などの、地域に根ざしたスーパーマーケットのほか、「AOKI」や「ヤマダ電機」など全国区のチェーン店もあります。
市の中心部、都道249号沿いには「スーパーアルプス」や「スギドラッグ」、「ファッション市場サンキ」などが入るショッピングモール「コピオ羽村」があります。最寄りの「羽村」駅までは徒歩15分程度と少々遠いですが、大通り沿いのため歩きでも行きやすい場所です。もちろん車でなら簡単にアクセスできます。
そんな「羽村」駅の目の前にあるのが「西友羽村店」です。西友羽村店は3階建てで、100円ショップやファッション用品、化粧品、医薬品などの売り場が入っています。一部を除き24時間営業なので、出勤前や仕事終わりにも利用できる便利なスーパーです。
「小作」駅の直近には大きな商業施設はなく、昔ながらの商店が点在しています。しかし、徒歩10分程度離れると「オザム小作店」や「ヤマダ電機テックランド羽村店」、「業務スーパー小作店」などがあるので、買い物には困らないでしょう。

東京都羽村市の教育環境（学区）

羽村市では、基本的・基礎的な学力や、自立力など、「大きく変化する社会で生きる力」の土台を、義務教育の9年間を通じて育むために、小中一貫教育を行っています。小学校1年生からの英語教育や郷土学習、職場体験学習、防災教育、交通安全教育など、市独自の教育に取り組んでいます。具体的には、「小学校と中学校の交流授業や教員相互の乗り入れ授業」「プログラミング教育や情報活用能力の育成」「グローバル化に対応したコミュニケーション能力の育成」などです。
羽村市の市立小学校は7つの学区に分かれています。とくに、「栄小学校」と「羽村東小学校」の2校が人気を集めています。
「栄小学校」は各学年2クラスで、家庭や地域と連携・協力した教育が特色です。学校のホームページでは校長がブログを掲載しており、ほぼ毎日子どもたちの様子を綴っています。
「羽村東小学校」も各学年2クラス編成です。2020年（令和2年）度に入学した1年生は50名程度でした。1クラス25人程度と子どもたちに目を配りやすい環境が整っています。

東京都羽村市の治安

警視庁が発表している「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数　令和2年」によると、羽村市内での犯罪認知件数は1年で約300件でした。周辺の市に比べると、同じか少し多い数値ですが、市内の犯罪発生件数自体は年々減少しており、犯罪抑止効果が高まっていることが分かります。
犯罪種別でみると、主な犯罪は自転車盗難です。ツーロックや、高級な自転車を家の外に置いておかないなどの対策で防ぐことができるでしょう。ただし「小作」駅の東口には歓楽街があります。市内でも暴行や障害といった事件が起きているので、夜は歓楽街周辺には近づかない、女性や子どもは夜遅くの一人歩きをしないなどの注意が必要かもしれません。基本的な防犯対策をしていれば、大きな事件に巻き込まれる可能性は低いでしょう。

東京都羽村市の地盤の強さ

武蔵野台地を流れる多摩川は、扇状に東西約47km、南北約30kmの洪積台地を形成しています。羽村市は市域全体がこの洪積台地にあたります。市域には関東ローム層の「立川段丘」と、多摩川によって形成された「沖積層」という2種類の段丘があり、大きくJR青梅線の北側がローム層、南側が沖積層です。
ローム層は、長期間をかけて自然堆積した場合、土中に含まれる鉱物が化学反応を起こし、強い結合を生み出すため、強度が高くなります。そのため、住宅を建てるにはよい地盤といえるでしょう。ただし、場所によっては鉱物の結合が弱くなっている可能性もあるので、注意が必要です。
一方沖積層は、地盤が軟弱で、豪雨の際の土砂崩れや斜面崩壊、地震の際には液状化現象や地盤沈下を起こす危険性があります。沖積層の上に家を建てる場合は、補強のための基礎工事が必要です。
また、市内には土地の隆起と川の浸食作用によって河岸段丘が作られ、「根がらみ崖線」「小作崖線」や「美原崖線」「羽村崖線」「川崎崖線」などの段丘崖が多くあります。この段丘崖はほとんどがレキ層なので、水はけがよく沈下しにくい傾向です。レキ層が表出している土地であれば住宅建設に向いています。
多摩川は歴史を紐解くと、たびたび氾濫している川です。多摩川近くに家を建てるなら、氾濫危険地域などを確認したほうがよいでしょう。

東京都羽村市の医療施設

日本医師会による「地域医療情報システム」では、羽村市には病床数20床以上の病院が2つ、その他の一般診療所が31あります。これは、人口あたりの施設数で計算すると、全国平均より少々低い数です。また、入院できる施設が少ないため、大きな病気やケガをした場合は、少し困るかもしれません。
「小作」駅の周辺には、徒歩10分圏内に歯科医院や、内科・小児科・婦人科の診療が受けられる医院があります。また、駅からは少し離れますが、精神科や内科・歯科のある大きめの医院もあるので、日常的な病気には対応できるでしょう。
羽村駅は、周辺に医院が充実しています。外科、整形外科、内科、耳鼻科などの専門医院のほか、胃カメラや内視鏡検査、入社時検診、簡易人間ドックなどに対応できるクリニックなどがあります。また、羽村駅から小作駅側に徒歩13分ほどの場所には平日夜間急患センターがあり、突発的な内科症状や、子どもの急な病気が起きても安心です。
上記「地域医療情報システム」によれば、羽村市には57の介護施設があります。そのなかで、羽村駅近くには、徒歩10分以内の場所にデイケアを含む介護施設が、小作駅周辺にはショートステイや訪問介護などの施設があります。