【東京都千代田区編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店24社　比較一覧

千代田区のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記の４つが挙げられます。

【坪単価】
「坪単価」は、建物の本体価格を延床面積（坪）で割った数値のことで、各メーカーの建物価格を比較する際の目安となります。
品質や性能による差異のほか、メーカーによっては算出方法が違っていたり、家の広さや形状によっても変動したりするため、あくまでも参考程度にとどめて、大まかな絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造や鉄骨造など、家の構造によって価格や間取り、外観などが大きく変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなるでしょう。
また、メーカーによっては木造のみ、鉄骨造のみなど構造条件が限定される場合があるので、対応できない場合は候補から外すことになります。

【対応エリア】
千代田区で家を建てる場合、どこでも好きなメーカーを選べるわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」かどうかは、ハウスメーカー選択において最低限の足切り指標になります。

【特徴】
「デザインへのこだわり」「ZEH対応」「全館空調」など、自分のこだわりを明確にしておくことも、相性のいいメーカーを探しやすくする重要なポイントです。

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調査によると、注文住宅を建てた人の半数以上が施工の依頼先を「住宅展示場」でみつけています。ただし、モデルルームを見ただけではわからなかったり、見落としたりする部分もあったりするので、事前にしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.耐震性能や断熱性能など、希望する住宅性能が実現できるか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後にかかるランニングコスト、アフターサービスや保証内容を確認する
4.営業担当者の人柄やスキルを確認する

【参考】国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

こちらで詳しく解説しています：
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

千代田区のハウスメーカー事情

千代田区は東京都23区のほぼ中心にあり、さらにその中央には区の面積の約12％を占める皇居が立地しています。
区内には。ビジネス街である丸の内や大手町、商業、娯楽施設が集まった日比谷や有楽町など、全国的に有名な地域も点在。夜間人口に対する昼間人口の割合（昼夜間人口比率）は1738.8％と、全国の自治体で突出した最高値となっています。

【参考】千代田区ホームページ「千代田区のプロフィール」

【参考】東京都の統計「1 昼間・夜間人口、昼夜間人口比率」

住宅地は番町、麹町、平河町、九段北、九段南、富士見といった地域にみられますが、いずれも皇居に近いエリアということもあり、国内でもトップクラスの地価となっています。
【参考】国土交通省「令和６年地価公示」

そんな千代田区では、それぞれの土地の条件や希望に合わせて、比較的自由な住まいづくりが可能。「耐震性能を重視する」「生活動線を効率的にする」など、望んでいる生活スタイルを得意とするハウスメーカーをいかに探し出せるかが理想の暮らしを実現するポイントとなります。
また、町並みに合わせた外観など、デザイン面においてのこだわりが反映できるメーカーも好評です。

ここからは千代田区で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【積水ハウス】
鉄骨、木造両方の家づくりを手掛けており、これまでの施工件数は260万戸以上という国内屈指の実績を持つハウスメーカーです。
日本らしい、春夏秋冬それぞれの空気がしっかりと感じられる家づくりを基本に据え、デザイン性にも優れた住まいを提供。
耐震性能にも秀でており、阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震において全壊・半壊0棟という強度を誇ります。

▼積水ハウスについてはこちらで詳しく解説しています：
【2024年最新版】積水ハウスの注文住宅｜坪単価・口コミ・評価を解説

【ダイワハウス】
ダイワハウスは、注文住宅や分譲住宅だけでなくマンションや流通店舗などの建設、不動産事業なども手掛ける住宅・建設・不動産業界で最大手の企業です。
戸建住宅では鉄骨、木造両方の家づくりを提供。「建築の工業化」の先端を走り、1棟1棟、変わらない安心・安全、高品質な住まいを提供しています。

▼ダイワハウスについてはこちらで詳しく解説しています：
【2024年最新版】ダイワハウスの注文住宅｜坪単価・口コミ・評価を解説

【パナソニックホームズ】
一貫して鉄骨構造に特化した家づくりを行ってきた日本で唯一9階建てまで対応できるハウスメーカーです。
繰り返しの揺れに強い耐震性を重視した家づくりを得意としており、耐震実験においては合計140回揺らしても損壊はなく、そのあとさらに阪神淡路大震災の4.3倍の揺れを与えても耐えることが実証済み。
光触媒を用いて雨によって汚れを流すメンテナンスフリーのタイル「キラテック」は、劣化促進試験で60年相当の設計耐用年数をクリアしています。

▼パナソニックホームズについてはこちらで詳しく解説しています：
【2024年最新版】パナソニック ホームズの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

千代田区の注文住宅の最新トレンド

首都東京の中心地ともいえる千代田区には、JRや東京メトロ、都営地下鉄など20の鉄道路線が走っており、27駅が立地。区内の公共機関や医療施設を中心に巡るコミュニティバスも運行されており、公共交通の利便性は非常に高いものがあります。

【参考】千代田区ホームページ「千代田区のプロフィール」

政治と経済の中心地として首都機能の重要な部分を担っている千代田区ですが、なかには古本街として古くから知られる神田神保町、サブカルチャーの発信地である秋葉原といった個性的な街も存在。文化面でも独自の色合いを備えた個性的なエリアだといえます。
そんな千代田区の家の最新トレンドはおもに以下の3つです。

子育て世帯におすすめ
放射状に各方面へ伸びる鉄道網が整備され、通学に便利な地域である千代田区。
区内には明治大学、法政大学、東京理科大学、上智大学、専修大学、日本大学など、名だたる大学のキャンパスが立地。一帯はアカデミックな空気に満ちています。
また、小学校から大学まで公立の学校のみで進学しやすい環境にある番町エリアや、都内で唯一、区立の中高一貫校である九段中等教育学校が建つ九段北・富士見エリアなどは教育面を重視して子育てをするファミリーにとって人気の高い地域となっています。
【参考】「千代田区立九段中等教育学校」

そんな魅力あふれる千代田区で子育て世帯が注文住宅で家を建てる場合、意識しておきたいのが、子どもの成長に合わせて部屋の使い方も変わるということ。後々部屋を仕切りやすくしておくなど、フレキシブルな間取り変更に対応できるメーカーを選びたいものです。

▼「子育て世帯」向けの間取り例をこちらで詳しく解説しています：
注文住宅でのびのび子育てしたい！間取り例と費用相場を解説

「ランドリールーム」が人気
交通利便性が高く、都心エリアの勤務先に短時間で通いやすい千代田区は、住む場所によっては国内有数のジネス街に徒歩で通うことも可能。共働き世帯にとってきわめて便利なエリアです。

そんな千代田区では、戸建て住宅を建てる際に、自分たちの生活スタイルに合わせたタイミングで洗濯をするためにランドリールームを用意するのがおすすめです。
ランドリールームは、「洗濯」「乾燥」「たたむ」までの作業が1カ所で完結できるのがメリット。
スペースに余裕がある場合には、さらに畳んだ衣類をしまうところまで同じ家事動線で行えるファミリークローゼットを併設するのもおすすめ。毎日の暮らしをより効率よくすることができます。

▼「ランドリールーム」についてはこちらで詳しく解説しています：
注文住宅でランドリールームが欲しい！間取り例と費用相場を解説

▼「ファミリークローゼット」についてはこちらで詳しく解説しています：
「ファミリークローゼット」とは？ 後悔する？ 間取り10選 やメリット＆デメリットも

▼「共働き世帯」向けの間取り例をこちらで詳しく解説しています：
共働きにおすすめの間取り5選！子育て・テレワーク・家事動線に配慮するコツも解説

場所によっては「店舗併用住宅」も候補に
ビジネス街や商業地としての価値も高い千代田区は「店舗併用住宅」にするメリットが高い地域です。
「用途地域」に関わる条件によって建てられない場所もあるかもしれませんが、活用次第では自身の事業で使うだけでなく、テナントとして家賃収入を得ることも可能。ローンの相談から返済計画、将来のメンテナンスや売却なども含めてアドバイスしてくれるハウスメーカーもあるので、「店舗併用住宅」を得意とするメーカーに相談してみるとよいでしょう。

▼「店舗併用住宅が得意なハウスメーカー」についてはこちらで詳しく解説しています：
店舗併用住宅が得意なハウスメーカー11社！注意点やポイント、確認事項は？

▼「店舗併用住宅のローンの組み方」についてはこちらで詳しく解説しています：
店舗併用住宅のローンの組み方！住宅ローンを使った融資方法、注意点は？

▼「店舗併用住宅」向けの間取り例をこちらで詳しく解説しています：
【業種別】店舗併用住宅の間取り実例！プラン時のポイントや注意点を解説