【東京都新宿区編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店25社　比較一覧

新宿区のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。
都市部は狭い土地であることが多いため、ハングオーバー（下階よりも上階が張り出した設計や構造のこと）を検討される方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、強度が重要なので、鉄骨がおすすめです。

【対応エリア】
すべてのメーカーが新宿区に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。
ただ新宿区の場合、大手のハウスメーカーは基本的に対応しているため、ご自身のこだわりを明確にして、相談先を絞ることが必要になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
新宿区は、日本最大の繁華街である一方、住宅総数が213,290戸あり、区内で10番目に住宅街が多いことが特徴です。

参考：「平成30年 住宅・土地統計調査」

区内の中で土地面積が比較的狭く、スペースが限られていることが多いので、狭い土地でも有効的に活用し、快適に暮らせる設計は欠かせません。
また、繁華街だからこそのトラブルとして「騒音」があります。遮音性に優れている仕様を取り入れることも大切です。

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大切です。

・新宿区の「狭小地」を効率良く活用できる「設計力」、騒音に対応できる「遮音性」あるか確認する
・「着工後の変更」は可能か確認する
・建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
・営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

新宿区のハウスメーカー事情

新宿区の注文住宅の敷地面積は、区内の他地域と比べて狭い傾向にあります。
特に東京都の中心に近い区部は、個人宅地所有者一人当たりにつき平均宅地面積が164㎡なのに対して、新宿区は142㎡となっていて、23区内では、比較的狭小地が多いエリアだと分かります。

参考：「東京の土地2023 （土地関係資料集） 土地所有状況」

また、住む場所によっては建設工事や生活騒音などに悩む可能性もあるため、「遮音性」も気にしておきたいポイントです。

したがって、新宿区で人気のハウスメーカーは、狭い土地でも快適な暮らしができる「狭小地住宅の設計」や「防音性」に優れた所になります。
ここからは新宿区で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【ミサワホーム】
ミサワホームの注文住宅は、スペースを有効活用した高い収納力に定評があります。
床を土間にして1階リビングから直接収納できる「蔵」、ガレージ上のスペースを活用することで駐車スペースと収納を両立できる「ガレージ蔵」など、狭い空間でも大収納を実現できます。
土地の広さが限られていても収納をたくさんしたいという方にピッタリです。
また、新宿区は住む場所によって、騒音の種類も異なる傾向にあるため、その場所に合った騒音対策が必要です。
ミサワホームは「遮音性」にも優れており、騒音の種類（人の話し声、車の走行音、建設音なのかなど）に合わせて、ベストな設計・仕様にしているので新宿区にも適しています。

▼ミサワホームについてはこちらで詳しく紹介しています。
「KURA収納」で収納を確保し、明るい1階リビングを実現した邸宅

【セキスイハイム】
セキスイハイムは、省エネ性能などの最新設備の実績が豊富で、狭小地での快適な家づくりにもたけています。
都市部の限られた土地でも快適に過ごせる住まいの提案をしてくれます。
また、遮音性に優れており、壁・窓・屋根で騒音をブロックして、床・間仕切り・排水管で音漏れを防ぐ、独自の防音対策を実施しています。

▼セキスイハイムについてはこちらで詳しく解説しています。
セキスイハイムの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

【パナソニックホームズ】
高い設計技術を持つパナソニックホームズであれば、都心の住宅密集地や狭小地であっても、ゆとりのある暮らしを実現できます。
例えば、「CASART」の家であれば15cm単位の設計ができるので、土地の広さに合わせて、柔軟な家づくりができるでしょう。
加えて「遮音性」に優れており、外からの騒音だけでなく、2階の足音などの生活音も気にならないつくりになっています。

▼パナソニックホームズについてはこちらで詳しく解説しています。
パナソニック ホームズの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

新宿区の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきた様に、新宿区での家づくりは「狭小地住宅の設計」や「防音性」が重要です。

そんな新宿区の注文住宅の「最新トレンド」は主に以下の3つです。

「スキップフロア」が人気
土地の広さが限られている新宿区では、「スキップフロア」が好まれています。
スキップフロアとは、高さを変えたフロアを数段の階段などの段差で繋げて、天井高や奥行きを強調させ、ひとつの空間をつくる建築技法です。
土地の広さがあまりなくても、空間にゆとりのある設計にすれば広々とした開放感の感じられる家づくりができます。

▼「スキップフロア」についてはこちらで詳しく解説しています。
スキップフロアの代表的な間取りタイプ4つ！後悔しないポイントは？

「吹き抜け」が人気
狭小地で家づくりをすると、設備をぎゅっと詰めてしまって狭く窮屈な家になってしまったり、外の光が入りづらくて部屋が暗くなったりしがちです。
吹き抜けを取り入れることで、縦に空間が繋がってゆとりができたり、採光しやすい上階の光を、暗くなりがちな下の階まで届けられたりすることができます。
新宿区では、スペースが限られていることが多いですが、吹き抜けを取り入れることで広く、奥行きのある室内空間が実現できます。

▼「吹き抜け」についてはこちらで解説しています。
注文住宅に吹き抜けや高い天井を取り入れたい！間取り例と費用相場を解説

「吸音性の高い断熱材」が人気
断熱材を取り入れると、冷暖房の効率がよくなって快適な室内環境をかなえることができますが、種類によっては高い「遮音性」を得ることも可能です。
例えば、「炭化コルク」や「硬質ウレタンフォーム」は断熱性能に優れているだけでなく、音のエネルギーの吸収ができる（吸音性）という特徴があります。

新宿区は繁華街から少し離れたエリアであっても、人通りが多く、建設工事なども活発に行われているので「騒音対策」は欠かせません。
特に音に敏感で、ストレスを感じやすいという方は断熱材からこだわってみることがおすすめです。

▼「断熱材」についてはこちらで詳しく解説しています。
住宅用断熱材の比較表！11種類の特徴やおすすめハウスメーカーを解説

▼「騒音知らずの家づくり」をするために大切なポイントについてはこちらで詳しく解説しています。
遮音・吸音・防音の違いとは？騒音知らずの家を作るポイント