神奈川県横浜市西区 | 注文住宅特集

横浜市西区は市のほぼ中心部に位置しています。18ある行政区の中で最も面積が小さく10平方キロメートルに満たないものの、横浜駅を中心に数多くの商業施設や企業が集まる横浜市の中心地です。開港以来の歴史的情緒あふれる「既成市街地地域」とみなとみらい地区をはじめとする「都心部」が共存しています。2020年（令和2年）9月時点で、人口は約10.4万人と少ないですが、人口密度は非常に高い地域です。JRをはじめ計6社が乗り入れるターミナル駅の横浜駅を通勤・通学に利用する方が多く、人の往来は激しいといえるでしょう。ここでは西区における住環境の特徴や、補助金の情報などについてまとめました。

神奈川県横浜市西区の商業施設

西区は、横浜駅を中心に数多くのデパートや商業施設があります。まず、横浜駅東口方面には、海を眺めながら食事ができるレストラン等を展開する「横浜ベイクォーター」、駅直結で婦人服・紳士服などを取り揃えているほか、無印良品や紀伊国屋書店がある「そごう横浜店」などが立ち並んでいます。中央改札口の目の前にある「ルミネ横浜」は、主に若年層向けの服飾ブランドや雑貨店が集中しています。西口エリアには「横浜高島屋」や「ジョイナス横浜」、そして「横浜モアーズ」があります。また2020年にオープンした「ニュウマン横浜」ともに駅通路が整備され、JRや相鉄線など各社の乗り換えがよりしやすくなりました。豊富なショッピングスポットは仕事帰りや休日など存分に楽しむことができ、利便性も抜群です。
また、みなとみらい駅の周辺は、ショッピングに最適な「横浜ランドマークタワー」「MARK IS みなとみらい」のほか、「パシフィコ横浜」や「横浜美術館」などがあり、観光スポットとしても有名です。県外から多くの人々が訪れています。また駅から徒歩で行ける距離に、「赤レンガ倉庫」や「横浜コスモワールド」、「山下公園」（すべて中区）など屋外で楽しめる施設も充実しており、ウォーターフロント地区のおしゃれな街として活気にあふれています。

神奈川県横浜市西区の教育環境（学区）

平沼2丁目にある「横浜市立平沼小学校」は人気の高い小学校のひとつです。子ども達が規律や礼節を学びながら楽しい学校生活を過ごせるように取り組んでいます。学校の経営方針を掲載している小学校は多くはないため、平沼小学校の先生方がいかに子ども達のことを考えて教育に取り組んでいるかがうかがえるでしょう。
このほか区内には、8つの公立小学校があります。その中でも東ケ丘にある「横浜市立東小学校」や、宮ケ谷にある「横浜市立宮谷小学校」も人気があります。
西区は18の行政区の中でも人口が最も少ないものの、近年開発が進んでいため、人口が増えていくと予測されています。通勤・通学の利便性や日用品の買い物などにおいても申し分ありません。また、教育環境も充実している地域で、個別指導や大手の学習塾などが数多くあるのも特徴です。

神奈川県横浜市西区の治安

横浜市の窃盗犯やそのほかの刑法犯罪の総数は1万3,000件（令和2年暫定値）を超えています。西区で発生している犯罪はそのうちの875件と、突出して治安の悪い地域ではありません。駅や商業施設が立ち並び人通りも多く、夜まで明るい場所が多いため安心して過ごせるでしょう。繁華街の一部には狭い路地等があり人気が少ない場所もありますが、賑やかな街を抜けると閑静な住宅街が広がっています。女性や子どもの夜の一人歩きなどに注意すれば、非常に住みやすい街といえそうです。
観光地が多く、県内外や海外から多くの観光客が訪れる地域ではありますが、街が整備されており街中には監視カメラなどの防犯対策がきちんとされているため、不安なく生活できる環境が整っています。居住地域では、昔ながらの商店街のような風景が広がっている場所もあり、凶悪犯による犯罪が起きていないことを踏まえると、治安面での大きな問題はないといえるでしょう。

神奈川県横浜市西区の地盤の強さ

西区は面積が 6.98平方キロメートルと18区の中で最も小さい地区です。区は下末吉台地の中央部やや南側に位置し、中央付近には海岸低地が広がっています。台地面は平坦でありながらある程度の高さがあります。火山灰土が自然に堆積した関東ローム層のおかげで一定の耐震性が期待できるでしょう。
しかし、みなとみらい地区など、JR京浜東北線を境に海に向かって埋立地が広がっています。こちらの埋立地は掘削残土や瓦礫などを混合した土砂を使用して、十分な盛土がされてはいますが、地盤としては不安定といわざるを得ません。一般的には表層を改良した上に住宅を建設しますが、十分な耐力があるかについては確認しておく必要があります。
国のハザードマップによると、横浜駅界隈には帷子川や新田間川が流れているので、大雨による氾濫や津波による河川の逆流などに注意が必要です。特に埋立地は地盤が不安定であるため、避難意識は高く持つ必要があります。地震が発生した際に家屋が倒壊しない対策だけではなく、津波を警戒して高台までの避難経路も確認しておきたいところです。また、西区の住宅地域では道路が狭く緊急車両の往来が厳しい場所もあるため、こちらでも地震などの災害時に備えて定められた避難場所等を確認しておくようにしましょう。

神奈川県横浜市西区の医療施設

西区は、クリニックが100件以上あり、総合病院も3つあることから医療施設が充実している地域です。横浜駅には、駅中にも医院があり、東口・西口それぞれに数多くのクリニック、医院が存在しています。総合病院である「横浜第一病院」は東口から徒歩5分の場所に位置し、内科や循環器内科、皮膚科、整形外科などの多くの診療科に加えて、個室タイプの人工透析センターも備えています。
みなとみらい駅周辺にも数多くの病院があります。駅から徒歩3分の「けいゆう病院」は一日あたり1,000人以上の外来を受け入れることもある大型病院です。産婦人科をはじめ、多くの診療科があります。
そのほか、高島町駅から徒歩5分の場所にあるのが、総合病院の「亀田病院」です。1887年（明治20年）から続く地域密着型の医院として、内科などの診療科を備えています。西区の病院は駅から程近い場所にあり、クリニック等の数も大変多いため、通院しやすい環境が整っています。
老人介護施設は、区内に従来型の特別養護老人ホームが3件あります。そのうち1件は横浜駅西口から徒歩でアクセス可能です。