【神奈川県横浜市保土ケ谷区編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店30社　比較一覧

横浜市保土ケ谷区のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
保土ヶ谷区は、多くのハウスメーカーが対応しているエリアです。しかし、離れた地域の地元密着型メーカーなど、すべてのメーカーが保土ヶ谷区に対応しているわけではありません。
また、敷地に重機が入りづらいなど、土地の環境によっては対応できないハウスメーカーや工務店があることにも注意が必要です。
「自分の建てたい地域で営業している」ことは最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「おしゃれ」「ZEH対応」「全館空調」等、自分のこだわりを明確にしておくことも、合ったメーカーを選びやすくするポイントです。
また、特に保土ヶ谷区は旧東海道沿いの宿場町として発展をした古くから栄えていた地域で、横須賀線や湘南新宿ラインで都心まで３０〜４０分程度で通えるという地理的条件に恵まれた住宅地です。
歴史が古い分、古い木造住宅が密集する地区があったりする事もあり、近年は「防災」に対する意識が高まってきており、「耐震」「防火」といった災害に強い家に対する注目が強くなってきています。

参考：横浜市保土ヶ谷区「Ⅰまちづくりの現況と課題

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのが良いでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表【2024年】！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大切です。

1. 「防災」に関する機能を確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

横浜市保土ケ谷区のハウスメーカー事情

保土ヶ谷区は起伏の激しい地形で、低地部は宿場町として発展した一方、丘陵地は木造住宅が密集する住宅街が広がる歴史ある街区です。古い家が多い分、住宅の「耐震」「耐火」といった機能への関心が高く、横浜市も改修補助事業を実施しています。また、新築住宅においても耐震化に着目した家づくりが求められる傾向にあります。
加えて、古くからの住民も多い事もあり「住民の高齢化」が急速に進んでいます。そのため、建て替え需要などを中心にバリアフリー住宅、二世帯住宅にも注目が集まっています。

参考：横浜市保土ヶ谷区「第1章保土ヶ谷ほっとなまちづくりとは」
参考：横浜市保土ヶ谷区「令和元年度保土ケ谷区　防災・地域福祉保健アンケート結果」

こうした背景の保土ヶ谷区で人気のハウスメーカーは、「防災機能の高い家づくり」「家のバリアフリー設計」「二世帯住宅」を得意としている所になります。
ここからは保土ヶ谷区で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【セキスイハイム】
セキスイハイムは、高耐久の躯体構造と高い技術力で、人生100年時代の「時を経ても続く価値ある住まい」を提供します。
地震の揺れで負荷がかかる柱や梁に、粘り強く復元力がある鉄鋼素材を採用。強靭で高耐久な構造体は、世代を超えて済み続けられることが想定されています。地震に強い3階建て住宅も手掛けており、ボックスラーメン構造の3階建て住宅は二世帯住宅としても人気です。
また、セキスイハイムが用意する通年型空気調整システム「快適エアリーT-SAS」は住まい全体の温熱環境をコントロール、「温度のバリアフリー化」を実現し、ヒートショックリスクを軽減します。
▼セキスイハイムについてはこちらで詳しく解説しています。
【2024年最新版】セキスイハイムの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

【ミサワホーム】
ミサワホームは鉄筋、木造どちらの構造でも家づくりが可能です。ケースによって使い分ける工法のうち、「木質パネル接着工法」はモノコック構造により高い耐震性と耐風性を発揮します。気密性も高い工法で、室温を快適に保て、省エネ性能も高いことが特徴です。
また、ミサワホームでは、2段階配慮のバリアフリー設計を採用。1段階は誰もが暮らしやすさを感じるユニバーサルデザインに基づく設計を施し、2段階目として個別の状況に合わせたバリアフリー化ができるよう建築時から考えられています。

上下の空間活用も光る高気密で耐震性の高い家　ミサワホームがつくる理想の邸宅

【ナイス】
ナイスは横浜市に本社を置くハウスメーカーです。設計から施工、アフターサポートまで一貫体制で、高耐震、高断熱の質の高い家づくりを手掛けています。
住宅商品「防災の家」は、耐震性能だけでなく、耐風性、耐水性にも優れた災害に強い家です。災害後の自宅避難にも対応できる太陽光発電、蓄電池、燃料電池を装備。停電復旧まで暮らしを支えてくれます。
また、長期優良住宅対応の二世帯住宅プランもあり、二世帯ライフを繰り返すことまで考えられた家づくりが可能です。

▼ナイスについてはこちらで詳しく解説しています。
ナイス株式会社の注文住宅は？評判・口コミや坪単価・費用シミュレーション

横浜市保土ケ谷区の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきた様に、保土ヶ谷区は「防災機能の高い家づくり」「家のバリアフリー設計」「二世帯住宅」に注目が強い地域です。

そんな保土ヶ谷区の注文住宅の「最新トレンド」は主に以下の3つです。

「地震に強い家」が人気
首都直下地震や南海トラフ巨大地震の懸念がある首都圏では、地震に強い家づくりが長く注目を集めています。そのため、ほとんどのハウスメーカーで耐震性能技術の向上に取り組んでおり、繰り返す地震にも強い構造など、それぞれのメーカーで独自性のある耐震技術が開発されています。
加えて、木造家屋の密集するエリアでは、耐火性能も重要です。地震の二次災害として懸念される火災に備え、避難の時間を確保できるだけの耐火性能は必須になってきます。

▼耐震性についてはこちらで詳しく解説しています。
地震に強い家の特徴とは？耐震性に優れたハウスメーカー10選【木造・鉄骨別】

「バリアフリー化」が人気
長期優良住宅に対応した家づくりに取り組むハウスメーカーが増えてきた中、住宅のバリアフリー化は将来を見据えた家づくりのポイントとして、注目度の高い項目といえるでしょう。
段差に配慮した間取りや車イスでも取り回ししやすい廊下の広さなど、実質的な設計デザインのほか、高気密・高断熱の住宅性能もまた、子供から高齢者まで、幅広い年代層が快適に住まうためのバリアフリー化です。

▼「注文住宅のバリアフリー化」についてはこちらで詳しく解説しています。
注文住宅でバリアフリーな暮らしをしたい！間取り例と費用相場を解説

「二世帯住宅」が人気
高齢化が進行する保土ヶ谷区で注目の「二世帯住宅」はいま、完全分離型が人気です。
玄関や水回りなども全て別々に設ける完全分離型であれば、いずれ1世帯を賃貸として活用する際も簡単なリフォームで済みます。
完全分離型の二世帯住宅は、税負担面でも有利です。不動産取得税は1世帯当たりの控除額が決まっているため、倍の控除を受けられる可能性があります。
参考：神奈川県「不動産取得税 新築の場合の軽減措置」

▼「二世帯住宅」についてはこちらで詳しく解説しています。
二世帯住宅は完全分離が人気！メリット・デメリット、間取りパターンを解説
二世帯住宅でおすすめのハウスメーカー15選｜人気・ローコストメーカーをご紹介