【神奈川県横浜市戸塚区編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店30社　比較一覧

横浜市戸塚区のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上
自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
戸塚区は、多くのハウスメーカーが対応しているエリアです。しかし、すべてのメーカーが戸塚区に対応しているわけではありません。
また、幅員4メートル未満の狭あい道路が多い住宅地がある戸塚区では、敷地に重機が入りづらいなど、土地の環境によっては対応できないハウスメーカーや工務店があることにも注意が必要です。
「自分の建てたい地域で営業している」ことは最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「おしゃれ」「ZEH対応」「全館空調」等、自分のこだわりを明確にしておくことも、合ったメーカーを選びやすくするポイントです。
また戸塚区は、過去に河川の氾濫による水害が発生したことから「災害に強い家づくり」にも関心が高い傾向があり、更に横浜市が補助金制度を設けて省エネ住宅普及に力を入れていることから、「省エネ住宅建築」を謳っている所や得意な所に注目が集まっています。

参考：横浜市「令和６年度省エネ住宅住替え補助制度」（2024年11月末で〆切）

自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりを叶えられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのがよいでしょう。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表【2024年】！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大切です。

1.「災害に強い家づくり」「省エネ住宅」に強いか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

横浜市戸塚区のハウスメーカー事情

戸塚区は横浜市で一番面積が広い区です。土砂災害警戒区域指定箇所が多い、時に浸水被害を起こす河川があるなど、エリアによって災害の危険度が高いところもあります。
また、都心へのアクセスがJR線で乗り換えなしであることなどから、働き盛り世代に人気で子育て世帯が多いことも特徴です。横浜市では子育て世帯の住み替えを対象とした「省エネ住宅」の補助金制度があり、戸塚区でも省エネ住宅が人気となっています。

参考：横浜市戸塚区「横浜市都市計画マスタープラン 戸塚区プラン 戸塚のまちづくり」

こうした背景の戸塚区で人気のハウスメーカーは、「災害に強い家づくり」「環境にやさしい省エネ住宅」を得意としている所になります。
ここからは戸塚区で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【ユニバーサルホーム】
ユニバーサルホームは高性能の外壁「ALC」、「地熱床システム」を標準装備として、室温を年間通じて一定範囲で保つ工夫がなされおり、快適な居心地の家づくりが可能です。「地熱床システム」のベースとなる「すご基礎」は災害に強い基礎構造でもあります。
「すご基礎」では一般的な基礎では当然ある床下空間がないため、床下浸水が発生せずに家が流されてしまう心配もありません。加えて、揺れを面で支える基礎で地震に強いだけでなく、敷き詰められた砂利層で列車や大型車両の振動を吸収緩和させる役目も果たします。
水害対策が必要な戸塚区ではおすすめのハウスメーカーといえるでしょう。

▼ユニバーサルホームについてはこちらで詳しく解説しています。
ユニバーサルホームの評判・口コミは？坪単価や特徴、メリット・デメリットも紹介

【パナソニックホーム】
パナソニックホームが提供している全館空調システム「エアロハス」は気密断熱に基準を設けているZEHにも対応可能なシステムです。高い気密性と断熱性で省エネ効果もあります。また、温度調整、省エネだけでなく、花粉やほこり、PM2.5といった空気を汚す物質の侵入を抑制できます。
戸塚区は区の中心を縦断するように国道1号線が走ります。交通量の多い幹線道路沿いでもクリーンな空気を保てる気密性の高い家づくりがパナソニックホームズでは可能です。

▼パナソニックホームについてはこちらで詳しく解説しています。
【2024年最新版】パナソニック ホームズの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

【富士リアルティ】
富士リアルティは、「湘南乃工務店」の名称で注文住宅建築事業を行っています。カリフォルニアテイストの家づくりを多く手掛けており、狭小地での建築も得意なハウスメーカーです。
高気密・高断熱の家づくりにも取り組んでいます。家をすっぽり覆う断熱材のハイブリッドフォームを使用、熱の逃げやすいサッシや玄関も断熱性の高い建材を用いることで、高い省エネ性能を実現しました。省エネ性能の第三者認証制度「BELS」の取得もはじめ、性能の見える化にも取り組んでいます。
湘南に最も近い区である戸塚区でも、省エネ住宅と開放感のある家づくりが得意な富士リアルティはおすすめです。

▼富士リアルティについてはこちらで詳しく解説しています。
【2025年最新】富士リアルティは湘南エリアに合った、デザイン性の高い家づくりができる|評判や坪単価、強み・弱み等も解説

横浜市戸塚区の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきた様に、戸塚区では「災害に強い家づくり」「環境にやさしい省エネ住宅」である事が大事にされています。
特に横浜市は独自の省エネ住宅普及に努めており、補助金を活用して省エネ住宅を建てることができます。

そんな戸塚区の注文住宅の「最新トレンド」は主に以下の3つです。
「災害に強い家」が人気
首都直下地震や南海トラフ巨大地震の懸念がある首都圏では、地震に強い家づくりが長く注目を集めています。そのため、ほとんどのハウスメーカーで耐震性能技術の向上に取り組んでおり、繰り返す地震にも強い構造など、それぞれのメーカーで独自性のある耐震技術が開発されています。
加えて、戸塚区のように河川の増水による水害に見舞われやすい地域の場合、水害対策も重要です。床下浸水を防ぎ家屋が流されないようにする技術や、外皮（外壁等）からの浸水を防ぐ技術を開発しているハウスメーカーもあり、注目です。

▼地震、水害に強い家づくりについてはこちらで詳しく解説しています。
地震に強い家の特徴とは？耐震性に優れたハウスメーカー10選【木造・鉄骨別】
水害に強い家とは？注文住宅のポイントとおすすめハウスメーカー5社

「省エネ住宅」が人気
住宅の省エネ化はトレンドの一つです。横浜市では、省エネ住宅普及に関する情報発信などを行う「よこはま健康・省エネ住宅コンソーシアム」という組織を発足、若い子育て世帯を対象とした「省エネ住宅住替え補助事業」を設け、断熱性能基準6または7の省エネ住宅普及に努めています。

参考：よこはま健康・省エネ住宅コンソーシアム「令和６年度省エネ住宅住替え補助制度」

高気密・高断熱は、外気の影響を遮断できる外皮や建材を導入することで、熱効率を良くして、少ないエネルギーで室温を一定にする効果があります。
また、高気密・高断熱性能に創エネ設備を設けたZEHやLCCM住宅は国が普及推進に取り組んでおり、補助金活用もできるため戸塚区でも人気です。

▼「断熱性能」「ZEH」についてはこちらで詳しく解説しています。
高気密・高断熱な家は後悔する？デメリットやハウスメーカーの選び方も解説
断熱等級7に対応しているハウスメーカー5選！断熱性能を決める要素も解説
ZEHとは？メリット・デメリットや種類をわかりやすく解説
LCCM住宅とは？ZEHとの違いや最新の補助金制度を簡単に解説

「スマートハウス」に注目
「スマートハウス」とは、ITを利用して住まいの電化製品を制御し、エネルギー消費の効率化ができる住宅のことです。広義では、ITで外出先から家電を連動させるなど、生活利便性向上機能を持った家（IoT住宅）のことも含まれます。
スマートハウスの機能は、電気の無駄遣いを減らす省エネ効果だけでなく、IoT技術を使って、暮らしやすさにもつながる機能が搭載されており、特に子育て世代の家づくりにおいて注目を集めています。戸塚区は働き盛り世代に人気であることから、家づくりにITを取り込んだ住まいが人気です。

▼「IoT住宅とスマートハウスの違い」についてはこちらで詳しく解説しています。
IoT住宅の家？スマートハウスとの違いやメリットとデメリットを解説