【神奈川県横浜市磯子区編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店28社　比較一覧

横浜市磯子区のハウスメーカー・工務店の選び方

・まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが磯子区に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
「おしゃれ」「ZEH対応」「全館空調」等、自分のこだわりを明確にしておくことも、合ったメーカーを選びやすくするポイントです。
また地域の特徴として、磯子区は、東京湾に面した埋め立て地の臨海部、西側の丘陵部、間に平地部がある地形です。それぞれ地震災害や豪雨災害に弱い一面を持つことから、行政でも地震対策や豪雨災害など、災害対策に熱心に取り組んでいます。磯子区の家づくりにおいても、地震対策はひとつのキーワードとなるでしょう。

こうした背景を鑑みつつ、自分の予算に合ったハウスメーカーにまず絞り、構造や対応エリア、自分のこだわりをかなえられるかどうか、地域の特徴にあっているか、で最終的に判断するのがおすすめです。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表【2024年】！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

・「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大切です。

1.「地震対策」「豪雨災害」など災害対策がしっかりしているか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

横浜市磯子区のハウスメーカー事情

磯子区の東側には京浜工業地帯の一部である埋め立て地があり、海抜が低い平地部とあわせて、地震発災時には液状化、津波の懸念があります。
一方、西側に位置する丘陵部には、土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域が点在しており、こちらも地震や豪雨災害などの対策、発災後の自宅避難対策が必須です。

参考：
横浜市「南海トラフ巨大地震被害想定　液状化マップ：磯子区」
横浜市「磯子区土砂災害ハザードマップ」

そんな磯子区で人気のハウスメーカーは、「災害対策」、特に「地震に強い家づくり」に強い所になります。
ここからは磯子区で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【セキスイハイム】
セキスイハイムは、工場加工による精緻な技術が実現する強靭な構造体で地震に強い家づくりに取り組んでいます。
超高層ビルにも採用されるラーメン構造を平屋の戸建てから標準採用。力を分散させる構造で、繰り返す地震や台風にも強い耐性を発揮します。
また、基礎には建物を面で支える「ベタ基礎」を採用。「ベタ基礎」は不同沈下（建物が斜めに傾くように沈むこと）しにくく、地震による液状化の被害を軽減するという特徴があります。
セキスイハイムであれば、液状化の懸念がある磯子区でも安心の家が建てられます。

▼セキスイハイムについてはこちらで詳しく解説しています。
【2024年最新版】セキスイハイムの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

【ミサワホーム】
ミサワホームは、地震に強い家づくりが得意なハウスメーカーです。
構造にはオリジナル技術の「木質パネル接着工法」を採用、高性能の耐力壁をがっちりと面接合しており、耐震性、耐風性に優れた家づくりが可能です。
また、基礎については入念な地盤調査を行い、土地に最適な構法を選びます。地盤調査結果だけでなく周辺の地盤や地層、土地の履歴も鑑みて、家本体の耐力が発揮できる基礎を選択するのが特徴です。
さらに、「ゼロエネルギー住宅」を世界で初めて販売した実績からZEH建築にも長けています。ZEHは創エネ設備を備えており、発災後の自宅避難でライフライン回復までも最低限の電力を確保できます。
エリアによってすべき災害対策が異なる磯子区において、死角のない災害対策ができるミサワホームはおすすめです。

▼ミサワホームがつくる理想の邸宅。
上下の空間活用も光る、高気密で耐震性の高い家

【パナソニックホーム】
パナソニックホームは、HS構法を採用、最高等級である耐震等級3を誇る地震に強い家を提供しています。60年以上の歴史の中で、一貫して鉄骨構造での家をづくりに取り組んでおり、特に耐震性を重視した家づくりには定評があります。
繰り返しの揺れに強く、在宅避難も可能にする耐震性を発揮。在宅避難でポイントとなるエネルギーの確保も、太陽光発電などの創エネ設備導入で可能になるため、安心して住み続けられる家を実現できるでしょう。
横浜市では太陽光発電や蓄電システム導入に補助金制度を設けており、ZEH対応可能なパナソニックホームズは磯子区でもおすすめです。

▼パナソニックホームズがつくる理想の邸宅。
繰り返す揺れにも動じない、耐震性能が際立つ鉄骨住宅　

横浜市磯子区の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきたように、磯子区では「地震などの災害に強い家」が重視されています。

そんな磯子区の注文住宅の「最新トレンド」は主に以下の3つです。

・「地震に強い家づくり」に注目
地震を起因とする津波や液状化、火災、土砂崩落などが懸念される磯子区では、防災に関する取り組みを熱心に行っています。
地域防災や自宅避難の啓もうに努めていることから、区民も防災意識が高く、家づくりにおいても「地震に強い家づくり」は重視すべきポイントとなっています。
また、区内には北部の大岡地区など、「建築物不燃化推進事業補助」の対象となるエリアがあり、地震火災対策のための改修・建て替えを推進していることから、耐火性も家づくりに求められます。
現在、ほとんどのハウスメーカーで耐震性能技術の向上に取り組んでいるほか、耐火性能においても火災に強い木の家が登場するなど、地震に強いという機能ひとつとっても独自の技術で選ぶことが可能になりました。

参考：横浜市「建築物不燃化推進事業補助＜エリア限定の解体・新築の補助金＞」

▼「地震に強い家づくり」についてはこちらで詳しく解説しています。
地震に強い家の特徴とは？耐震性に優れたハウスメーカー10選【木造・鉄骨別】

・「液状化対策」に注目
家の建築予定地が液状化の可能性がある場合、地盤改良や基礎工事法の選択などの対策ができます。液状化対策には以下のような手法があります。

・表層地盤改良：深さ2メートル以内の地盤にセメント系固形材を混ぜて改良する
・ベタ基礎：液状化が起こっても不同沈下が防げる方法
・柱状地盤改良：液状化層が5メートル以内で地盤が7〜8メートル程度にある場合に採用される
・杭打ち（杭基礎）：液状化は防げないものの、沈下を抑えたいときに採用される

磯子区では、臨海部の大部分と平地部の一部に液状化の恐れがあります。ハウスメーカーがどのような対策をとっているかを確認しておくとよいでしょう。

参考：磯子区「第１章 . まちの変遷と現状及び課題」

▼液状化対策となる「地盤改良」についてはこちらで解説しています。
安全な家を実現！「地盤調査」と「地盤改良」の費用と方法

・「ZEH」が人気
ZEHに導入する創エネ施設は、地震災害など発災後の生活に関する災害対策にも有効です。
「ZEH」とは、エネルギー消費を少なくする断熱性・気密性に優れ、創エネ設備を備えた家のことです。
地震や台風などの被災後は、停電になることがよくあります。このとき自宅にある自家発電設備が自宅避難生活を支えます。
さらにZEHは断熱性・気密性に優れることから、自宅避難での空調使用を抑えることが可能で、家の快適性を確保できます。
自宅避難を行政が推進している磯子区では、被災時も電気が使えるZEHは人気です。

▼「ZEH」についてはこちらで解説しています。
ZEHとは？メリット・デメリットや種類をわかりやすく解説