大阪府枚方市 | 注文住宅特集

大阪府枚方（ひらかた）市は、淀川と生駒山系の山々に囲まれた自然豊かな地域です。かつては「交野ヶ原（かたのがはら）」と呼ばれた平安貴族の遊猟地で、江戸時代には宿場町として栄えました。北河内地域の中核都市で、市内主要駅の京阪電鉄「枚方市」駅からは大阪市中心部と京都市中心部の両方に30分程度でアクセスできます。市内には遊園地「ひらかたパーク」などのレジャースポットもあります。また、市では第2子以降の保育料を無償化する独自の取り組みを行い、子育て環境の構築にも努めています。さらに「学園都市」を掲げ、市内5大学との連携で「市民大学」など大人から子どもまで学べる場を提供しています。ここでは枚方市についてまとめました。

大阪府枚方市の商業施設

京阪電鉄・枚方市駅の構内は、「無印良品」による木目調のデザインで統一されておりシンプルで心地よい駅空間です。駅に直結した「京阪百貨店ひらかた店」には、「無印良品」のほかスーパーやベーカリー、コンビニや「成城石井」、「ユニクロ」などがあります。
駅から徒歩約1分、かつて近鉄百貨店があった場所には、枚方市で創業したTSUTAYAこと「蔦屋書店」を中核とした商業施設「枚方T-SITE」が2016年（平成28年）にオープンしました。ドリンクを飲みながら読書を楽しめる、全面ガラス張りの洗練された空間です。
また、駅に陸橋で直結しているショッピングモール「枚方ビオルネ」にもグルメ、ファッション、雑貨、クリニックなどの各種ショップがあります。4・5階には大型コワーキングスペースの「ビィーゴ」があり、Wi-Fiなどが完備されたシェアオフィスとレンタルスペースがあります。
京阪電鉄「樟葉」駅からすぐの場所あるのは、大型ショッピングモール「くずはモール」です。こちらは「京阪百貨店」や「イズミヤ」「ユニクロ」「ニトリ」「ロフト」「ZARA」など各種の専門店や映画館の「TOHOシネマズ」があり、一日中楽しめる空間です。

大阪府枚方市の教育環境（学区）

枚方市内には「関西外国語大」「関西医科大」「大阪歯科大」など大学のキャンパスが数多くあります。市内の小学生をキャンパスに招待して大学を体験してもらう「こども大学探検隊」や、「枚方英語村」など中高生を対象にした大学体験事業などが盛んで、教育意識が非常に高いエリアといえます。私立中・高ではラグビーの強豪として有名な「常翔啓光学園中・高」や「東海大学付属大阪仰星」などがあります。
市内には公立小学校が45校ありますが、評判の小学校の一つが京阪本線「香里園」駅から徒歩25分程度離れた香里ヶ丘10丁目の住宅街にある「香里（こうり）小学校」です。児童が「うりこ山」と名付けた校舎の裏山をはじめ、自然豊かな環境でのびのびと学べる環境がそろっています。
枚方市駅から南へ徒歩15分程度、田宮本町にある「枚方第二小学校」も、子どもの主体性と自主性を尊重する教育を心がけており、イベントも盛んで人気の小学校の一つです。

大阪府枚方市の治安

大阪府警が公表しているデータによると、2020年（令和2年）に発生した枚方市の刑法犯罪総数は1,647件です。これは府内で人口水準が同等の高槻市、吹田市などとほぼ似たような数値で、府内では比較的落ち着いているエリアといえます。
大学が多い枚方市は学生街という一面があり、街が活気にあふれ人通りも多いため、夜道でも比較的不安を感じずに歩ける場合が多いでしょう。最も件数が多い犯罪は自転車盗の350件で、次いで器物損壊の153件です。詐欺も113件とやや目立ちます。
枚方市では不審者情報などを共有する「ひらかた安全安心メール」の配信をはじめ、安心して暮らせる街づくりを進めています。防犯上不安のある道へLED灯や蛍光灯を新設するための費用を支給するという制度もその一環です。複数の青色防犯パトロール車両（青パト）を運用して、子どもの通学時間帯を中心に見守り活動も行っています。
また、「ひったくり防止カバー」の無料配布を行っています。ひもタイプのカバーは枚方市のマスコットキャラ「ひこぼしくん」のイラスト入りです。

大阪府枚方市の地盤の強さ

枚方市は、東部に位置する生駒山地、南東部の枚方丘陵、東部から北部にかけて広がる長尾丘陵といった丘陵地帯、市中央部の交野台地、淀川低地などの地区に分けられます。活断層は三つあり、生駒断層帯の枚方断層、田口断層、交野断層が南北方向に走っています。
生駒断層帯で地震が起きた場合、津波の心配はありませんが、市内のほぼ全域で5強～7の震度が観測されると推定されています。市内の揺れやすさに大きな差はありません。南海トラフ巨大地震でも市内のほとんどで最大6弱の震度が想定されています。一般的に山地や丘陵地は揺れにくいとされますが、場所によっては基礎補強対策が必要になる場合があります。
また、淀川をはじめとした船橋川、穂谷川、天野川といった河川の周辺地域は、特に集中豪雨などに関連して起こる浸水被害に注意が必要です。特に淀川の周辺は浸水などのリスクが非常に高く、淀川が氾濫した場合には、市の中心部である枚方市駅周辺一帯で5m未満の浸水が想定されています。まえもって避難場所や避難経路を確認しておきましょう。
枚方市では、大規模な災害が発生した際、人工呼吸器などに必要な医療用ガスを確保するために民間企業と供給協定を締結するなど、防災・減災に対する取り組みに力を入れています。プライバシーに配慮した避難所づくりも重視しており、乳幼児がいる家庭のための授乳・育児スペースの設置、女性用衛生用品の配布方法工夫などにも取り組んでいます。万が一の災害が起きた場合も心強いでしょう。

大阪府枚方市の医療施設

枚方市には大学附属の大規模院「関西医科大学附属病院」を筆頭に総合病院が数施設あります。
京阪・枚方市駅から徒歩10分ほどの場所にある「市立ひらかた病院」は、大阪府がん診療拠点病院として専門的ながん治療を行っているほか、救急医療では特に小児救急に力を入れているのが特徴です。地域の「災害医療センター」でもあります。
京阪「樟葉」駅からバスで約10分の場所には、同じく大阪府がん診療拠点病院である「佐藤病院」もあり、グループの他施設と連携して在宅診療や介護のニーズにも応えています。JR「長尾」駅から徒歩約10分の場所にも27の診療科がある「枚方公済病院」があり、医療環境はかなり充実しているといえるでしょう。
介護施設の総数も全国平均より多めです。介護老人福祉施設（特別養護老人ホーム）は「ひらかた聖徳園」「津田荘」など20施設程度あります。有料老人ホームも市内に60施設程度あり、2021年（令和3年）中にも新たな施設がオープンする予定です。